釧路ロータリークラブ 国際ロータリー第2500地区 Rotary Club of Kushiro
通 算
3504
2017-2018年度
44回 例会報告
2018年05月31日
例 会 内 容
ANAと航空業界について
全日本空輸(株)ひがし北海道支店 支店長講話
会長の時間
会長挨拶 邵 龍珍 会長
 皆さん、こんにちは。先日5月27日の日曜日に第2500地区第7分区合同事業が2つ開催されました。先週、後藤幹事からお話しがありましたが、今年度イアン・ライズリーRI会長が「世界アースデーまでにロータリアン1人1本の植樹をしよう。120万本を植えよう。そして世界の環境に変化をもたらそう」というご提案をされました。当7分区では、漆崎ガバナー補佐が早々に会長・幹事会で、「合同で事業をしよう」ということを提案され、その実行日が27日でございました。
 朝9時から、白糠の新設されました庶路学園に分区内ロータリアンの数であります316本の桜を植樹いたしました。当クラブからは吉田ガバナーノミニー、そして工藤副会長・後藤幹事・及川大委員長と私の5名で植樹事業に参加をして白糠町長と教育長も来られて一緒に植樹をして大変意義のある時間を過ごしました。
 その日の11時から、茶路のパークゴルフ場に移動をして第11回目を迎えます『飲酒運転撲滅チャリティーパークゴルフ大会』に参加をして参りました。そこには、NHKの山田会員と伊藤会員がきてくれて一緒にプレーをして、その後に焼肉を囲んで分区内の皆様方と友好と親善を育んで参りました。
 1つ私の反省点でございますし、私の不徳のいたすところでございますが、当日5名6名の参加ということは少し寂しい、また残念な参加人数でございました。また次年度、われわれガバナーエレクト年度を迎えますので、やはり当クラブが分区、そして地区のリーデングクラブとすれば、皆さんのご協力の上でもう少し動員していただければと思いますので脇年度の役員の皆さん、そのあたりを頑張っていただきたいというところでございます。
 話は変わりまして、先週の例会でもお話し申し上げましたが、今月5月はロータリーで定める『青少年奉仕月間』ということでございます。ロータリーは「青少年奉仕」を重視しておりますし、特に「青少年交換事業」を推奨しております。われわれ2500地区も、現在も国際交換留学生の受け入れをしております。過去は、われわれ第7分区も行っておりましたが今は休止をしております。いま現在は、紋別ロータリークラブがアメリカから男性留学生を受け入れておりますし、旭川東ロータリークラブがルーマニアの留学生、女性だと思いますけれども受け入れております。また逆に2500地区からは、同じくアメリカとルーマニアに女性を1人ずつ派遣しています。期間は11か月間、8月に派遣して翌年6月に帰って来るということでございますので、来月早々には帰って来るのではないかと思います。
 この国際交換留学生を担当する地区の委員会が、「国際青少年交換委員会」というところです。地区組織の中には、この委員会とはまた別に「青少年委員会」という委員会が2年前に設けられました。これは何かと言いますと、われわれの地区の姉妹地区であります3590地区との青少年交換を担当する委員会として新たに設けられた委員会です。それまでには担当する委員会がなかったのです。姉妹地区委員会は全部パストガバナーですから、やる人は担当がいないということで、フラフラしていましたけれども駒形年度からしっかり委員会を設けて姉妹地区との協約に入っていることを実行するという委員会になっております。ここは3年委員会です。3年委員会で今年から前田親睦委員長が委員として活動をされています。このあと2年間、吉田ガバナー年度には、前田さんがパワハラ・セクハラをしなければ、無事にフェアな営業をしていれば多分委員長になっていただいて、子供たちを連れて韓国に訪問をすると。人数もいままで10数名で、7分区が担当をしていたときは交換をしていましたけれども、桜田年度で一時休止していた青少年交換を復活するということで、気軽にやろうということで、メンバーを5名に減らして引率者もロータリアン1人ということが約束になっております。また期間は10日以内ということと、あとは毎年行き来するのではなく、偶数年度は3590から2500へ、奇数年度はこちらから韓国へ訪問するという協約の中でいま進んでおります。よって2019-2020年度は、われわれから5名の学生を連れて前田さんが韓国に訪問するというような段取りになりますので、ぜひコンプアイランスを守って商売をしてもらいたいということでございます。
 このような形で、地区の事業というものは細かいことでたくさんあります。われわれなかなか不慣れで分からない部分がありますけれども、やはり次年度はガバナーエレクト年度で、そういった勉強の場を研修しながら皆さんと共に学んで行きながら、当該ガバナー年度のときにはすべての事業を皆さんと共に大成功にもっていければということを今から準備していただきたいとお話し申し上げまして、長くなりましたがご挨拶に代えさせていただきます。本日もよろしくお願い申し上げます。
本日のプログラム
ANAと航空業界について
全日本空輸(株)ひがし北海道支店 支店長講話
プログラム委員会 委員長 松井 聖治 会員
 プログラム委員会の松井でございます。本年度最後のプログラム委員会担当の例会でございますのでよろしくお願いいたします。本日の例会は、全日本空輸株式会社ひがし北海道支店支店長・松本有司様をお招きいたしまして、『ANAと航空業界について』ということでお話しをお伺いする例会でございます。
 簡単に松本支店長のご経歴のご紹介をさせていただきます。
東京都出身の49歳でいらっしゃいまして、旅行会社勤務を経て1998年に「ANAセールス」に入社をされております。これまでの勤務地は、東京・大阪・名古屋など主要都市を中心に、地方勤務は岡山に次いで2回目ということでございます。前任地の東京では、本社の営業管理部に属して、100を超える国内線の収支と各支店の営業状況などの管理責任者をされていらっしゃったそうです。2016年12月から釧路に来て現職となられております。
全日本空輸(株)ひがし北海道支店 支店長 松本 有司 様
 改めまして、全日空の松本でございます。本日は、このような貴重な機会を与えていただきましてありがとうございます。NTT東日本の工藤支店長からご紹介をいただきまして、こういう場の時間を頂戴できたこと非常にありがたく思っております。ご紹介は先ほど司会の方にご丁寧にいただきましたので、私のことは割愛ということで。
本日はスライドの方にこれから動画を3分程度見ていただきまして、基本は前のスクリーンで本日の講話を進めさせていただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
 本日のテーマ『ANAと航空業界について』ということですけれども、本日の流れは、企業紹介ということで弊社の企業紹介VTR、3分程度最新版を本日は用意しておりますので、それを見ていただいて、その後、2番目に航空業界を取り巻く環境とANAグループの戦略ということで。
8月1日に、いまお手元にもチラシをお配りさせていただきました関空−釧路にピーチ アビエーションが就航しますので、このあたりをもう少し深くLCCを知っていただくとか、そのあたりを時間かけてご説明申し上げたいと思っています。
創業が1952年、ヘリコプター2機からの創業ということで「『日本ヘリコプター』で、たった2機のヘリコプターから農薬散布などを中心に旅客業ではないところから発足しました」と。こういう発足から今に至るまでのVTRを見ていただいた方が私の説明より良いかなと思って用意したつもりなのですけれども、ちょっと不具合で申し訳ありません。ということで、1952年に日本ヘリコプターで創業した会社でございます、ということです。
『挑戦の歴史』ということで、一番下に日本ヘリコプター創立ということで1952年。それから赤く丸印している年代の所は、とりわけ、国際線の事業の非常にわれわれとして挑戦の歴史のキーポイントとなるところでございまして、1986年に国際線の定期路線が初就航。それから1999年にスターアライアンスですね、航空連合に加盟。2010年、羽田の国際化に伴い羽田の国際定期便を就航。2011年、ユナイテッド航空とルフトハンザ航空とジョイントベンチャー事業を開始しました。2011年のこのルフトハンザとUA、このジョイントベンチャー事業が非常にいまの国際線を支えているということで、全日空は日系の航空会社なのですけれども、いま半分のお客様が外国人のお客様にお乗りいただいています。このあたりがユナイテッドとルフトハンザのジョイントベンチャーの事業開始が非常に大きな影響をいま及ぼしているというところでございます。
それから赤くは塗っていませんけれども2012年、ピーチ アビエーションが関空を拠点に運行を開始しています。昨今では、2016年、宇宙ベンチャー事業にも出資をしています。それからなかなか飛んで来ないですけれどもMRJ、ズレズレで2020年になっていますけれども、いまのところMRJをローンチカスタマーということで弊社が初めて航空機を受注しているということでございます。
次に、ANAのカラーの秘密。「なぜ全日空は青いのか」ということで、基本的な疑問があるといけないのでご説明します。左上がいまの全日空のカラーです。飛行機の尾翼のカラーですけれども、元々この鮮やかなブルーとは「トリトンブルー」と言っていまして、海の波と風、海にまつわる「トリートーン」という神様の旅の安全を願う気持ちでこういう青いカラーにしています。端の薄いブルーは右下にあります、ご年齢が上の方には馴染みのある「モヒカンジェット」。新しいブルーのカラーになる前の全日空の機体の塗装がこういう塗装でブルーを基調としていますので、このブルーを少しばかり残しているというところでANAのカラーの秘密のご説明をさせていただきました。
釧路においては、三ツ輪運輸様との関係が非常に大事でございまして、今回、三ツ輪運輸様の『85年史』をお借りしまして、ANAと三ツ輪様の略歴を1ページに落としております。真ん中のところで1975年・昭和50年6月、三ツ輪運輸様が航空部を新設していただき全日空と総代理店契約を締結していただきました。とりわけ釧路空港、右にあるような航空機のハンドリング業務・運航に関わる業務・カウンター業務に至るまで全部を三ツ輪運輸様にお願いをしています。1975年7月、釧路−東京線が季節運航をしてからずっと全日空の翼を三ツ輪運輸様に支えていただいているということでございます。
一番下に航空部門の進出ということで、栗林定四郎初代社長のお言葉を載せさせていただいておりますけれども「いやしくも輸送の専業たるもののいかなる要望にも答えられる陸・海・空一貫の百貨店にならなければならない。季節運航から採算面で厳しい中でも、当面採算面よりも地域社会への貢献性を重視した」こういう非常にありがたいお言葉、ありがたい経営判断の元にいまの釧路における全日空の就航があって、いまでも安全運行に尽力をしていただいているということで非常にありがたいパートナーでございます。
 『数字で見るANA』ということで、ザックリご紹介をさせていただきます。いま年間のご利用いただいているニーズが左端から5,200万人、94都市。飛行機は268機所有しております。いまグループ81社の正社員が39,243名ということで40,000人近くのグループ社員がおります。国内航空会社ではシェアNo.1ということで、LCCはピーチとバニラを持っていますのでANA・ピーチ・バニラ、このあたりのブランドで国内シェアはNo.1ということでございます。
下の方2018年3月期の連結決算は1兆9,717億円ということで、前年が1兆7,652億円。12%アップで非常に良い決算を皆様のおかげもございまして今年度は迎えさせていただいています。
矢印で押し上げている要因でございますけれども、国際線は出帳のお客様の増加が要因でございます。国内線においては、訪日のお客様がだいぶいま東京−大阪ゴールデンルートから、一旦首都圏に入られるのですけれども東京から札幌や東京から釧路、はたまた札幌から釧路など、こういう形で訪日外国人のお客様が国内線をご利用いただいている、こういうことも増収の大きな要因でございます。今年の純利益は、1,438億円ということです。円グラフを見ていただいて、ただそうは言ってもいろいろなグループ事業会社があるのですけれども72%、7割強が航空収入ということでございます。
今年もおかげさまで、6年連続で英国のSKYTRAX社のファイブスター認定を受けさせていただいていまして、非常に高品質な航空会社であるということで、非常に光栄な賞もいただいております。
 次に、数字で見るANAの2番目は、航空機の値段でございます。左上、A380、世界最大の旅客機で2階建てです。これはカタログ価格500億円します。非常に高いです。新幹線が1編成40億円です。新幹線は1,600人位乗っても40億円。A380は800人しか乗らなくて500億円ということで、鉄の塊が飛ぶとこんなに高いのだなということでございます。
左下は、今度われわれが2019年春からホノルル線に飛ばしますA380です。スカイマークの支援で全日空が3機引き取りまして、その3機をハワイでお馴染みのウミガメを機体にあしらいまして「FLYING HONU(フライング・ホヌ) 」として、「空飛ぶウミガメ」として来年度の春からホノルル線に3機導入をするデザインなどもこの場を借りてご紹介させていただきたいと思います。
右上が、エアバスA320ということでこれは160人しか乗らない飛行機なので120億円ですけれども、この飛行機が世界で航空機としてはベストセラーということです。右下にありますピーチやバニラ、黄色の方がバニラですけれども、LCCが一番この航空機を使っていることで世界のベストセラーになっているということでございます。今度、関空−釧路、8月に就航するピーチも当然このA320の飛行機、180人乗りの飛行機が8月1日から就航するということです。
ちょっと見ていただきたいのは、右上、全日空の同じ飛行機は160席です。右下、ピーチ・バニラは180席ということで、LCCとフルサービスの違いは当然座席のピッチがかなりLCCは狭いので、座席の列の幅を詰め詰めして20席をフルサービスエアラインよりも座席を増やしているというところでございます。
次は、毛色が変わりまして、グループ行動指針でございます。われわれ、先ほど40,000人近くグループ社員がいますので、われわれの日々の行動の基本をこういう形で「安全」、「お客様視点」、「社会への責任」「チームスピリット」「努力と挑戦」、こういう言葉を常に念頭において各職場で行動をとる。こういう視点で行動をとるということを40,000人が一致して行動しているというところでございます。
釧路での代表的な取り組みということで、社会貢献活動が中心となりますけれども左上、釧路空港の「空の日イベント」です。毎年9月にありますけれども、昨年はスターウォーズが上映しておりまして、弊社もスターウォーズの塗装の航空機を4機持っていますけれども、そのうちの1機を昨年の釧路空港の「空の日イベント」で就航して、いま写真になっています大変多くのお客様、お子様などに非常に喜んでいただきました。
右上は、今年は平昌オリンピックがございまして、"スマイルジャパン"も釧路から9名輩出しています。その中の1人の床亜矢可さんが昨年の私どもの新入社員ということで、アスリート社員ということで、当然いまは仕事をされていると思います。オフシーズンですので。ただ、いま過去のような実業団スポーツはありませんので、国のアスリートを支援する枠組みの中でアスリート社員として全日空もスピードスケート選手や床さんなど何人か社員アスリートとして雇用をさせていただいて、スポーツに集中できる環境というところを提供、そういう場をご用意させていただいているということであります。
あとは羽生結弦や水泳の瀬戸大也、いま卓球はお休みですけれども福原愛ちゃんなどは完全にANAの社員ではなく、ANAがスポンサーになっている、ANA所属ということで完全な社員ではないというところは社員アスリートとの違いというところでございます。
 左下は、ちょっとお恥ずかしい私も出ていますけれども、今年の2月に釧路中央図書館が新しくなりまして、関連本をANAとして寄贈させていただいたというところで、こういった社会貢献活動もさせていただいています。
 最後に右下の方、昨年8年振りに北海道日本ハム主催試合が釧路で開催されて、弊社も北海道日本ハムファイターズが北海道に来てからずっとオフシャルエアラインとして選手の移動、それからアリゾナのキャンプ、沖縄のキャンプも含めて選手の移動のお手伝いをさせていただいているところもありますので、昨年の釧路の試合では、釧路においても北海道日本ハムファイターズを盛り上げる取り組みでは、ここにいらっしゃる方ほとんど三ツ輪の社員の方ですけれども一緒になって盛り上げたというご紹介でございます。
 2番目、航空業界を取り巻く環境とANAグループの戦略ということで。時間が少なくなって残りが駆け足になると思いますけれども、環境認識ですね。一番右に航空業界があって、これから下の年表にもありますけれども、航空インフラ、道内空港の7空港一括民営化委託やLCCの台頭とか、なにより乗員が足りなくて今AIRDOがいろいろ路線を切ったり、大変な思いをしていますけれども、航空業界を取り巻く環境はこんな問題です。ただ、われわれというのは、世界情勢や日本経済など航空輸送事業でございますので、こういうところが影響しますので、当然、いまは訪日のお客様が増えますし、経済も良いですし、世界情勢も良いということで非常に航空業界の成長のチャンスであるのですけれども、世界情勢やそれに引きずられた日本経済のリスクも含んでいるというようなところが環境認識として言えるかと思います。
航空業界のイベント年表の下のところ囲っていますけれども、羽田の枠がオリンピックの直前に増えますので、こういった羽田の発着が増えることで新しい路線を飛ばしてさらに増収に繋げる、こういうところでも航空業界にはチャンスがあるかというところでございます。
われわれとしては、こういう環境の中でどのように成長のシナリオを書くかということですけれども、一番右が2022年度の中期経営戦略で出た目標で、2兆6,500億円というところまで数字をやっていこうということなのですけれども、成長の柱というところでいうと下から2番目です。第2のコアと書いています、やっぱり国際線です。それから第4のコアでLCC事業。ですので、これからは国際線とLCC事業でグループ全体の収入を増やしていこうと、こういう戦略でございます。
国際線をどうやって増やすのかということでございますけれども、青い実線ですかね。これはいま定期便、われわれANAが飛んでいるエリアと線が飛んでいる路線ですけれども、点線のところは「ホワイトスポット」と言われる部分で、アフリカと南米、このあたりも国際線として路線を増やしていきたいのですけれど、なかなか路線を新しく開設すると航空業界は装置産業でございますので、コストがかかるということで、「ホワイトスポット」への戦略はいま飛んでいる欧州や中米を中心とした拠点から他社提携で、他の世界のエアラインさんと提携して、全日空の便名で乗り継いでそこまでお客様をお運びするというような戦略が国際線の成長戦略のひとつの目玉かなと思います。
それからLCCでございます。これはANAホールディングスが抱えている航空会社、当然上にはバニラ、ピーチ、とありまして、もう既に発表していますけれど2019年度末に完全にバニラをなくしてピーチに一本化ということで、いま2018年の下期からこれに向けての準備をしています。
ピーチについては、いよいよこの8月1日から先ほど言いましたけれども、釧路と関西空港に就航するということでございます。お手元のチラシに書いてありますけれども、一応、最低価格は5,290円なのですけれど、左下を見ていただくと、ピーチのメールマガジンに登録をしていただくとピーチから適宜にメルマガが飛んできます。見ていただくと1,490円という運賃もあります。セールフェアということで、メールマガジンに登録をしていただくと、こういったお得な情報もキャッチアップできます。
ということで、先ほど工藤さんが「札幌のジンギスカンを食べに行くよりも大阪にたこ焼きを食べに行った方が安いよ」みたいな話ですけれどこういう目玉運賃を出してお客様を引き付けるということもLCCの戦略でございまして、ぜひ皆さん、ピーチのメールマガジンに登録していただければと思います。ソウルへ行くのも1,490円ですし、釧路へ行くのも1,490円。このようなセールフェアはかなり注目されるということでございます。
 フルサービスキャリアとLCCの違いです。マトリックスに落としています。言わずもがなですけれども、輸送以外のサービスは全部、LCCは有料化でございます。その分、例えばANAに比べると2割〜5割安い価格を彼らは実現するということです。それぞれ対比していただいて、安さの違いというところで見てとれるかと思います。当然先ほど言いました座席のピッチ幅が狭いとか、あとはすべて手荷物を預けたら有料ですし、あとは"マルチタスク"といってCAが機内の掃除を行ったりします。あとは、飛行機の飛び数、1日の離発着回数はフルサービスよりも2〜3回多いということで、1日の1機の飛行機を多く飛ばして、「安い価格で1日あたりの1機の収入の最大化」ということで利益を出すビジネスモデルで、彼らは80%〜85%の利用率がないとそれがクリアにならないというところでございます。
一番下の顧客層。一番分かりやすいですね。ANAは、6割がビジネスマンの出帳目的です。右のLCCピーチは6割が20代〜30代の女性ということで、顧客層の違いは明らかだということです。ただ一番下、安全性については、日本の航空法は安全技術水準が厳しいですので、いくら安い価格のLCCでも安全にお乗りいただけるということは間違いないことでございます。
LCCがもたらす地域の影響ということで。当然LCC、安い価格ですので、新しい需要や他交通機関から、「安いから、バスから・JRから航空機へ」と新しい需要が見込めたり、あとは客層の変化ということで先ほど言いましたけれど20代〜30代の女性がピーチの客層ですので、これから関空−釧路が就航したら釧路にそういう客層のお客様が増えてくるのではないかと思っております。
「LCC就航は旅客数の増加のみならず」ということで。当然、若いお客様や大変多くのお客様が地域を訪れてということで、当然宿泊施設の稼働率の向上や地元企業の経済効果が実感できたり、当然若者の方が増えてなにか観光地として活気が出るのではないか。「活気が出てきた」なみたいな所が言えるかと思います。ちょっと見えにくいですけれどバニラエアが成田−奄美大島を就航したときに、年間10万人を成田から奄美大島にバニラは運んだ。この経済効果が30億円〜40億円ということでございますので、LCC就航で流動人口が増えるとものすごい経済効果を生み出すということが言えるかと思いますので、関空−釧路においても大変多くのお客様、こういった客層のお客様が増えてきますので、それを迎え入れる準備ということも非常に大事かと思いますし、また、地域の皆様も逆に関西へ行かれるということで、ピーチのご利用をいただければと思っています。
8月から釧路は飛びますけれど、その前に3月から今年新規路線で新潟にピーチは関空−新潟で飛んでいます。3月の利用率が75%〜80%という計画に対して90%ということです。関空−新潟、3月就航で10,000人のお客様をいま月間で運んでいまして、いま4月も5月もそのトレンドは変わっていないということですので、ぜひ関空−釧路も10,000人のお客様に訪れていただいて地域に良い影響を及ぼすということを切に願っております。
 最後に今年は、東京オリンピックがありますけれども、左側、われわれの1964年の東京オリンピックのときの五輪をこのYS機で輸送しました。また迎える東京オリンピックでも公共輸送手段だけではなくて、いろいろな形で地域に貢献できる活動をわれわれ40,000人の社員でやって行きたいとこのように思っています。
 すみません。ちょっと時間もなく動画は映りませんで、駆け足になりまして。
最後にお知らせということで、ピーチですけれども、6月7日にピーチの井上CEOが釧路市と北海道新聞様の共催でフォーラムを開きます。本日、そのチケットを私20枚位お持ちしていますので、ぜひ6月7日18時、釧路市観光国際交流センターが会場になります。 もしご興味がある方は会が終わりましたら私の方にお声がけいただければ招待券の方をお渡ししますので、ぜひもう少し私よりも上手い説明が井上CEOはできるかと思いますので、ぜひご興味がある方はお出でいただきたいと思います。
 これから引き続きですけれども、微力ながら地域のためにANA、それからANAグループとして私も尽力をして参りますので、引き続き航空便のご利用それから各事業へご支援ご協力のほどよろしくお願いしたいと思います。
本日はどうもありがとうございました。  


閉会・点鐘
その他の報告
ニコニコ献金
お名前(敬称略)内     容
邵 龍珍先日の分区事業(植樹・チャリティーパークゴルフ大会)参加の皆様、誠にありがとうございました!
後藤 公貴第7分区パークゴルフ大会、活躍できませんでした。
白崎 功一妻の葬儀では、皆様に大変お世話になりました。心から感謝いたします。ありがとうございました。
松井 聖治今日がプログラム委員会の今年度最後の担当例会になります。大変お世話になりました。バンザーイ!
山田 健27日のパークゴルフ大会で27位当日賞をいただきました。練習します!
今年度累計 939,500円