釧路ロータリークラブ 国際ロータリー第2500地区 Rotary Club of Kushiro
通 算
3490
2017-2018年度
30回 例会報告
2018年02月15日
例 会 内 容
グローバル補助金を活用した国際奉仕事業について/台北訪問報告会
会長の時間
会長挨拶 邵 龍珍 会長
 皆さん、お疲れ様でございます。今年度のアッセンブリー、また上期の例会でも何度もお話しをさせていただきましたが、今年度、タイのカンチャナブリーにグローバル補助金を活用した『国際貢献事業』を開催する予定でございます。
 この「グローバルグランド」というものは、2つくらい約束事がございまして、それは何かと言いますと、実施する国の地区とクラブ、そしてわれわれ援助・サポートをする地区とクラブがお互いに協力をしてやらないといけない。マッチングをしないといけないということが1つの条件です。
 もう1つは、ロータリーの参加資格認定とものを受けないといけないのですけれど、これは、申請をする前にこの認定を受けていないと申請すらできないということなので、昨年度木下年度も今年度も認定を受けました。脇次年度も、昨年の11月に脇会長エレクトと浅川幹事予定者が地区の財団セミナーに参加をして、自分たちの意志を表現して、そこから「MOU」覚え書きというものを書いて提出すれば認定をもらうということになっておりますので、そういった手続きが滞りなく進んでいるということでございます。
 また、グローバルグランドは、6つのロータリーの重点分野でないと実行ができないということでございます。1つ目が「平和と紛争予防・紛争解決」、そして「疾病予防と治療」、「水と衛生」、「母子の健康」、そして「基本的教育と識字率向上」、最後に「経済と地域社会の発展」。この6つの分野に当てはまらないとできないということなのですが、われわれ釧路ロータリークラブは、過去にタイ、そしてブータンに「水と衛生」という分野で浄水器を寄付したり、ブータンでは、貯水タンクを新設したり、子供たちの学校の水道の新設、そういった貢献をして参りました。また、教育の問題では、図書を寄贈してきたというそういった実例がありますが、今年度は、2番目の「疾病予防と治療」という分野でカンチャナブリーに「結核予防」の分野で事業を展開しようということになっております。
 また、この『GG事業』に参加する若いこれからの未来のリーダーを育てて行くということも、このGG事業に1つの目的があるそうです。
 また、最近、聞いた話ですけれど、この2500地区内でグローバルグランドに関して少し約束事があるそうです。今年度からです。「ガバナーを輩出するクラブは、ガバナー輩出年度に地区が抱えている1つのグローバルグランドを担当してやってもらいたい」という形になるそうです。ですから今年度は、網走ロータリークラブが1つ実行しております。われわれは2019-2020年度、吉田ガバナーを輩出するクラブとして、そのときには1つグローバルグランドを地区のものをやらなければいけない、ということを皆さん分かっていただいて。
 以前もそうですし今年度もこういったグローバルグランドに携わっていますし、また地区・財団とのパイプがいますごくありますので、そういったことを考えると、いままでコツコツとGG事業をやってきたことが良かったのではないかと2019-2020年度へ向かって良い結果を出せるのではないかと思っているところでございます。
 もう1つ大変嬉しいことは、こういった事業に携わる会員が増えてきたということです。皆さんご存じのように、荒井会員は、地区のグローバル補助金小委員会の委員を数年されていま大活躍をされております。また今年度は、特に前に座っています国際奉仕委員長の山本晋会員が、前回のポリオの例会、本日のグローバル補助金に関しての例会を滞りなく進めるために、柔軟な発想の下でいろいろな分野で研究をして勉強をされていると聞いております。
 先日も会って、これからポリオの問題・グローバルの問題・財団の問題は山本会員に聞いたら一番分かるのではないかというぐらい勉強をされています。私、そのとき、グローバルグランドのGGをとってこれから「GG山本」と呼ぼうかと思っております。皆さんも呼んでいただければと思います。
 そういった形で、2019-2020年度へ向かって1人でも多くそういった携わる、こういった学びの場を儲けて、意識を高めて理解を深める人達が増えて釧路ロータリークラブの底上げをして、そういったガバナー年度を迎えていただきたいと、その思いをお話しさせてもらって本日の私の会長挨拶に代えさせていただきます。
本日もよろしくお願い申し上げます。
本日のプログラム
グローバル補助金を活用した国際奉仕事業について/台北訪問報告会
第一部

『グローバル補助金を活用した国際奉仕事業について』
国際奉仕委員会 委員長 山本 晋 会員
 皆様、こんにちは。国際奉仕委員会委員長の山本でございます。どうぞよろしくお願いします。「GG山本」ということで、それほど『グローバル補助金』に関してはそんなに知識はございませんが、佐藤副幹事がもしこの役目だったら「GG佐藤」ということで、元プロ野球選手の西武選手だったので面白かったのかなと思います。
 まず、こちらのスライドを用いて本日は説明をさせていただきます。
 昨年12月に担当例会ということで『ポリオ撲滅』に関してお話しをさせていただく機会がございましたが、その際は時間が足りず、当日はかなり端折って説明をした経緯がありまして、反省材料となっております。
 本日は『グローバル補助金』についてお話しをさせていただきますが、実は、現在進めている『国際奉仕事業』に関しては、ロータリー財団からお金がまだ入金になっておりませんで、ホストクラブの方がいま動けない状況になっております。そういった状況なので、本日お話しするのは予定のみというご報告になりますのでその辺をご了承いただきたく思います。尚、時間配分は13分ほどで終わるかと思いますのでよろしくお願いいたします。
 まず、こちらのパワーポイントをご覧ください。皆様ご承知のとおりでございますが、おさらいを含めましてロータリー財団の補助金の仕組みについて6分間程度ご説明させていただきます。そのあとは、釧路クラブが直接資金援助をしたGG事業に関しての再確認と今年度進行中のGG事業に関して進捗報告をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 では、補助金の仕組みということで、2010年7月スタートの『未来の夢計画』で3年間の試験段階を経て、2013年7月より現在の補助金制度が始まっております。ロータリー財団は人道的プロジェクト・奨学金・職業研修チーム「VTT」を支援する大別して2つの補助金を提供しています。
 まずは、グローバル補助金ですが、ロータリー財団・ロータリー重点分野のいずれかに該当し持続可能な成果をもたらす規模の大きい長期の国際的プロジェクトを支援します。支給額は、15,000ドル〜200,000ドルとかなり高額な資金が使われます。
 地区補助金は、地元や海外でいますぐ支援を必要とするニーズに取り組む比較的小規模で短期間のプロジェクトで利用されます。
 本日は、グローバル補助金に特化した例会になっておりますので、地区補助金を活用した事業を釧路クラブは多数実施しておるところではございますが、ここでは割愛させていただきますことをご了承いただきたくお願い申し上げます。
 次にグローバル補助金は、ロータリーの6つの重点分野のいずれかに該当する必要があります。先ほど邵会長がおっしゃっていた、この6つがまず条件として必要になります。さらに、このような様々な条件がありまして、高額な資金が関わるのでハードルとしてはかなり高くなっております。
 まずは、大規模かつ長期のプロジェクトであり、持続可能、かつ測定可能な成果をもたらす国際的活動であること。さらに、利用にあたっては、活動が実施される国のクラブ・地区とそれ以外の国のクラブ・地区が協力することが求められます。また、双方のクラブ・地区は補助金を申請する前に参加資格の認定を受けている必要があります。これも先ほど邵会長がおっしゃっていたことです。予算は30,000ドル以上となりまして、そのうち補助金「WF」でまかなわれる額が最低15,000ドルとなっております。
 この補助金というのは、クラブ・地区からの「DDF」、地区財団活動資金と申しますが、このDDFに対して100%の同額、それと現金拠出に関して50%の割合で財団からWF『国際財団活動資金』の上乗せが提供される仕組みです。
 続いて、活動資金でありますが、この「DDF」と「WF」の仕組みについて次のスライドで図解析してみたいと思います。
 その前に補助金の財源は何かということでありますが、簡単にいうとロータリー財団に地区から寄付している『年次基金』というものがあるのですが、3年前の年次基金の50%が3年後に使えるということになります。これが「DDF」という名称になります。このDDFを活用し国際奉仕事業を行うことになります。
 こちらは、釧路クラブが当事者で事業を進めたタイ国パトンビーチクラブとの『水浄水器の設置事業』の資金調達の図です。まずは、財団からのWF、国際財団活動資金は15,000ドル以上にしなければなりません。WFは現金の半額、プラスDDFの同額で算出されます。従って、おのずと現金の半額プラスDDFの額の15,000ドル以上になるため調達資金の総額は30,000ドル以上になるカラクリです。こちらのスライドを参考に簡単に申しますと、資金の総額は30,000ドル以上にしなければなりません。
 まずは、「DDF」寄贈分を見ます。実施国地区からDDF3,000ドル、援助地区・ウチの地区からDDFが10,000ドル、合計で13,000ドル。DDFも13,000ドル寄贈していますが、これだけではWFは15,000ドルには達しないため、次に現金拠出分を見ます。実施国ホストクラブで現金拠出は3,500ドルと援助国2クラブからの現金拠出は2,000ドル、合計で5,500ドルとなりまして、現金拠出の半額ということで2,750ドルがWFとして上乗せされ、先ほどのDDFの同額の13,000ドルを合わせて15,750ドルがWFで加算されて、元から拠出している18,500ドルと合わせて34,250ドルの予算となりまして、その事業が実行されたことがパトンビーチとの水浄水器の事業のあらましとなっています。
 これがタイ浄水器の全容となりますが、補足説明として人道的プロジェクトの場合は、援助国側は拠出総額の30%以上を提供する必要があること。逆に申しますと、少ない金額の援助ではグローバル補助金は成立しないということになります。「奨学金」や「VTT」の場合はその限りではありません。グローバル補助金の少しややこしい資金調達に関してはご理解いただけたかと思います。
 次に、釧路クラブが直接資金援助した「GG事業」に関しての再確認と、今年度進行中のGG事業に関しての進捗報告をさせていただきます。
 先ほども申しましたが『タイ浄水器設置事業』は、そもそも2014-2015年度の田中正己年度に地区補助金を利用して浄水器を設置したところから始まり、2015年〜2017年の2年強をかけて事業をグローバル補助金に活用し拡大整備した事案となっております。資金総額は35000ドル弱で、当時の荒井国際奉仕委員長から数回に渡ってご報告があったように、地域の幼稚園の子供たちに対する大変素晴らしい人道的プロジェクトでありました。
 次に今年度進行している国際奉仕事業のご説明と進捗状況、今後の予定、ということになりますが、もちろん、グローバル補助金を活用した大規模な事業となっております。6つのうちの重点分野は『疾病予防と治療』になります。人道的プロジェクトに位置付けられ、地域社会のニーズに取り組み、持続可能・測定可能な成果を生み出すプロジェクトとなっております。
 実施国側は、タイ国・第3330地区で、ホストはマニカーンロータリークラブであります。こちらのクラブは女性だけで組織されているクラブです。創立は2005年で、若いクラブとなっております。
 援助国側は当地区第2500地区でスポンサーは、釧路クラブ単独であります。
 実施国・ホストクラブからの現金拠出は1,000ドル、プラス実施国地区からは8,000ドルのDDFとなっており、援助国・釧路クラブからの現金拠出は1,000ドル、地区からはDDF10,000ドルです。従ってWFの上乗せは合計19,000ドル。資金調達の総計は39,000ドルの予算となっています。
 この資金を用いてどのようなプロジェクトをするかと言いますと、結核の発生率が低下するよう結核の予防キャンペーンを実施することを目的としております。これは、タイ国のカンチャナブリー州では、タイの中でも結核感染率が最も高いとされています。理由としましては、隣接するビルマ・ミャンマー人の移住者がカンチャナブリー州や他の州で働くために移動をすることにより結核感染が生じます。そういった観点から、結核伝染病の伝播を食い止め、非伝染病発生のそれによる合併症を減らすための疾病予防プログラムの推進と疾病の蔓延を予防するための地域社会の人々の教育と動員が事業の目的となります。
 具体的には、結核予防のためのワーキンググループへの研修を提供します。次に、広報のメディアを作成し結核対策に取り組みます。運営としまして、移動可能なX線機器による地域社会における予防的結核スクリーニング・選別をするということになります。最後に地元住民が主だと思いますが、結核を防ぐために脆弱な人々のためのトレーニングとなります。
 経過報告といたしまして、昨年10月13日にグローバル補助金の申請を完了し、ロータリー財団の様々な審査を経て12月21日に事業の承認をいただいており、さらに当クラブでの拠出は1,000ドルですが、それはもう送金自体完了している状況となっております。
 実施国側の状況ですが、2018年、今年の1月10日に規模はちょっと分かりませんが、記者会見を行っているようで、第3330地区の地区ガバナーとカンチャナブリー州の公衆衛生担当医師がこのイベントに参加した模様です。ホストクラブが資金を受け取った後は、患者のスクリーニングを直ちに開始し、すぐにプロジェクト計画について医療機関や患者に対して教育をするようです。
 こちら側、援助国側の今後の予定でございますが、今年の4月30日に現地タイ・カンチャナブリーにて記念式典・記念贈呈式を行う予定となっております。現在、釧路クラブからは、出席ご予定している方では、会長・幹事を含め先ほど幹事からもお話しがあったとおり7名のご予定をいただいております。参加申し込みの締め切りは今月末となっておりますので、皆様ご多忙とは思いますが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げまして私のお話しとさせていただきます。ありがとうございました。
第二部

『台北訪問報告会』
木下 正明 直前会長
 皆さん、こんにちは。私の方は、具体的に台北中央ロータリークラブに行ってその式典に出たというところはのちほどお話しがあると思います。ちょっと違う切り口から。そのときに『マリモ命名120周年』ということで、釧路ロータリークラブの邵会長をはじめ何人かにご参加をいただき、式典に参加いただきました。重層的な釧路と台湾の交流、国際交流を重層的にやると非常に効果的じゃないか、やらなきゃいけないのではないかということで、そういう切り口でお話しをさせていただきます。
 これを、私はあまりよく分かっていないのですが、伊東良孝さんが市長のときに、平成17年〜20年ですね。台湾へイワシのミールを輸出したり、台湾人の国際免許の使用を日本で可能にしたのは多分、伊東良孝さんの実績だと思います。これは、全国で台湾人の国際免許が使えることになったのです。あと、釧路−台湾ビジネスマッチング協会といって、釧路丸水さんが中心になりまして、向こうに水産物を輸出しようということで高雄を中心にそういう事業をやっていたということがあります。
 その時代は、私は全く分かっていなくて、いろいろな友好関係があります。釧路ロータリーと台北中央や、釧路北ロータリーとイランという台湾の東側のロータリーの交流があったり、ライオンズクラブも向こうで姉妹ライオンズがあったり、ANAの台北の初代支店長さんが池本さんという方なのですが、釧路支店長に就任されたりということでパイプができたり、JAL台北支店長さんが釧路支店長に、ということで、この4番・5番のお二人は、いま鶴雅の関係の会社に続けてお勤めになっています。
 それで、台湾の建国はいま106年なのですけれど、100年でお祝いすべきときに、丹頂が向こうに貸与されることになりました。それで、私もお話しを伺って、そういうことがあるなら民間交流というか、市だけではなく民間の交流の団体を作らなくてはいけないと、いろいろな交流をしている方をひとまとめにしたいということで、これは8月22日にお話しがあったのですけれども10月11日に、ライオンズクラブさんやロータリークラブさんに協力をいただきまして、「日台親善協会」を設立させていただきました。初代会長は、清水幸彦パストガバナーでございます。
 そういうことで、どうして設立をしたかというと、先ほど言いました重層的な友好親善の推進ということで、各ロータリークラブやライオンズクラブ、水産業・経済団体・釧路市・釧路市議会・他の団体ですね。キッズロケットさんは、何年かに一度、イラン県に行って、国際学童祭に出ています。こういう国際交流事業の目的は、やはり交流を深めたり、向こうにいろいろな支援をするということもありますけれども、米山奨学生の理念のようにやっぱり日本のことを好きな人をたくさん作って行く。世界で孤立しないようにということもあろうかと思います。
 それで、釧路と考えると、釧路の特徴を活かした国際交流ですね。経済交流になると一番良いですけれども。釧路は日本の東の端にありますし、ロシア・欧米諸国に一番近い物流の拠点ということで「バルク港湾」が決まったと思っております。また、豊富な水産資源や自然が豊だというところも可能性に溢れている場所であると思います。そうしたときに、釧路が欧米や中国などと貿易をすると考えたときに、やはりなかなかダイレクトにやっても向こうも商売が上手なので難しいと。ですから、親日の台湾を通した交流というものが一番良いのかなと。その理由は、台湾というのは中国語です。北京語が公用語ですから皆さん喋れます。台湾語とは、また別にありますけれども。あと、台北中央ロータリークラブのメンバーは、欧米のMBAをほとんどの方が取得していますので、そういった意味でもアメリカや中国、いろいろな国と貿易をするのにお手伝いをいただけるのではないかと考えたところでございます。
 釧路ロータリークラブは、羽生年度から交流が始まりまして、尾越年度・五明年度と3年連続訪台をしています。これは五明年度の写真ですが、先ほど言った重層的というのがあります。この写真の中に写っているのに、ロータリーを辞めた人が1人とライオンズクラブの人が1人と北ロータリークラブの人が1人混じっています。釧路ロータリークラブだけで行くと、どうしても人数が限られ少ない人数ということですが、そういう方と誘って一緒に参加をすると、非常に厚みがある「釧路ロータリークラブたくさんで来てくれたな」ということになります。「ミソもクソも一緒にするのか」という話になりますが、台湾の方は、こちらへ来るときに家族なども連れて来て、例会に出ちゃたりするのです。そこら辺は非常に大らかな国なので、釧路はやっぱり人口が少ないので、たくさんの団体で協力をしてこういう事業をやって行くと非常に厚みが出ると思っています。
 ついでに台北市立動物園で、丹頂の絵はがきを配って、釧路のPRをしました。これは清水先生と小船井パストガバナーが写っています。北クラブの石井さんや表さんが写っております。
 台北中央ロータリークラブがこちらにも来られたりしております。多分、関係のないロータリークラブの方もこの中に1人2人混じっているのでは、台北の。台湾中央と書いてありますね、台北ですね。というものがあります。
 それをそうこうして何年か交流が進んで、吉田秀俊パスト会長が何とか姉妹ロータリーを締結するとご提案をいただきまして、一昨年の8月に姉妹提携をご発展させていただきました。そういったこともありますけれども、昨年の11月に訪台したとき、釧路ロータリークラブの事業だけで、ただ宴会に出て帰って来るだけではなく、日台親善協会の事業と一緒にマリモの命名者・川上瀧彌さんが初代館長を努めました国立台湾博物館にマリモを寄贈ということで、これは命名120周年の記念の事業です。
 この中に邵さんは写っていませんけれども、小船井さんが写っていたます。あと、日台親善協会の両脇の女性お二人、真氣さんと夏川あざみさん、歌手の方お二人を親善協会の会員として連れて行かせていただきました。それと、右側から4番目の女性、緑色のスカートを履いている方は、林曼麗(リンマンレイ)さんという方で「故宮博物館院」の院長をされた方で、民進党でナンバー4ぐらいの方です。この方も釧路に講演に来たことがありまして、そういうネットワークを活かしてこの記念式典に華を添えていただいたということです。リンマンレイさんが来たので、台湾博物館の方が非常にびっくりされていましたけれども、釧路がいろいろな重層的な交流を進めて行く中で、知っている人は全部連れていっちゃうというところで、非常に豪華な式典になったと思います。
 現地の中央通信社のホームページなどには、邵さんが蝦名市長と真氣さんと白幡さんと、こういう形で大体10数社に報道していただきまして、釧路ロータリークラブの方も出たというような、ちょっと下の所には釧路ロータリークラブは入っていませんけれども、というような形で報道されていますので、日台親善協会と釧路ロータリークラブが釧路市と市議会も協力をしてこういうものを盛り上げるという形になっています。
 これは、ついでに丹頂のビッグとキカがいる台北市立動物園にマリモを3つ持って行きまして、こちらにも差し上げて、ビッグとキカの新しくできるゲージの横の建物の中にマリモを飾って、釧路の自然を堪能していただくということになっています。
 天然記念物を国外に出したということは釧路だけだそうで、第1号が「丹頂」で第2号が「マリモ」ということで、非常に釧路はアドバンテージが台湾に対して強い地域となっています。
 いろいろな活動をしているうちに、小船井パストガバナーが『北海道日台親善協会連合会』、全道で22の親善協会がありますが、その会長に就任をしまして、2月8日に大使と面会をしました。北海道と台湾の教育旅行、要するに修学旅行の推進をするような形になったり、7月末に札幌で『日本台湾祭り』を開催したりということで、重層的な交流がいろいろな広がりを見せております。それを、釧路ロータリークラブの皆さんが快くゴチャ混ぜになっても怒りもせずに協力をいただいていることはありがたいですし、釧路の発展に寄与しているのではないかと考えております。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたしますということで、私の話を終わらせていただきたいと思います。

(台北訪問VTR上映)



閉会・点鐘
その他の報告
ニコニコ献金
お名前(敬称略)内     容
邵 龍珍13日の「伊貝さんをほっこり楽しく祝う会」本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。発起人の皆様、参加していただいた有志の皆様に感謝いたします。
伊貝 正志叙勲祝賀を催していただき、ありがとうございました。
舟木 博伊貝さんパーティーに参加、有難うございました。
今年度累計 659,500円