釧路ロータリークラブ 国際ロータリー第2500地区 Rotary Club of Kushiro
通 算
3489
2017-2018年度
29回 例会報告
2018年02月08日
例 会 内 容
釧路市長講話
会長の時間
会長挨拶 邵 龍珍 会長
 皆さん、こんにちは。明日から楽しみにされていた方もいらっしゃると思いますけれど、韓国平昌で冬季オリンピックが開催されます。韓国では、1988年ソウルオリンピックに次いで2回目の開催になると思います。
 2020年に東京オリンピックを控えている日本ではございますが、日本では4回の開催地になるそうですが、これはアメリカ、フランスに次いで世界で3番目に多い開催地ということでございます。2020年の開催まで過去から52回のオリンピックが開催される中で、いままではヨーロッパ勢に偏っていましたけれど、アジアのこの日本で4回も開催されるということは大変異例なことだそうです。逆に言えば、日本という国が信頼と信用があるということではないかと思います。2020年東京オリンピック、ゴタゴタもありますけれど、ぜひ成功裡に開催してもらいたいと思うところでございます。
 オリンピックと言いますと、メダルが少し気になるところですが、過去のメダルはどうだったのかということが少し気になりまして、いつものようにググってみたのでお話しさせていただきます。
 日本の冬季オリンピックの初メダルは、1956年のイタリア・コルティナダンペッツォという大会で、アルペンスキー男子回転で猪谷千春という選手が銀メダルを獲得したという、これが日本人初メダルということでございます。また、初の金メダルは、先輩達はよくご存じだと思いますけれども日の丸飛行隊、笠谷選手をはじめ札幌オリンピックで金・銀・銅を制覇したということで、大変素晴らしい結果だったと思います。最多メダルは、長野オリンピックの金が5個、銀が1個、銅が4個、の合計10個で獲得ランキング7位に上がったということでございます。
 冬の大会を調べたら夏も調べて見たくなる私でございますので、夏の大会の初メダルは、さかのぼって1920年、ベルギー・アントワープという所の開催で、そのときはテニスのシングルスとダブルスで一緒に出られた方がいるのですけれど、熊谷一弥選手が両方とも銀を獲ったことが日本人初メダルでございます。初金メダルは、その2大会後の1928年、オランダ・アムステルダム大会で、織田幹雄選手が陸上の三段跳びで見事優勝されました。この方は、「日本陸上界の父」と呼ばれている方だそうですが、1920年といいますと、大正時代、第一次世界大戦が終戦して、不況、そして関東大震災があったり、また、次の戦争に向けて何かきな臭いそのような政治・経済の大変厳しい中に世界の一流舞台でありますオリンピックで金メダルを獲ったということは、日本の当時の国民に大変歓喜、また、生きる力と勇気を与えたとのではないかと思うところでございます。
 また最多メダルは、やはり1964年の東京オリンピック、金メダル16個・銀メダル5個・銅メダル8個の合計29個を獲ったそうでございますので、2020年の東京オリンピックは、それ以上の結果を得られるように選手達には頑張ってもらいたいと思うところでございます。
 スポーツというものは、その瞬間・瞬間、その場所・場所、や時間・時間によって結果が異なりますが、どうかいまの日本選手団は素晴らしい選手がたくさんいます。特に釧路出身の選手がたくさんいるスマイルジャパンの選手達を心から私も応援したいと思っております。皆さんと共に応援することによって、日本が過去最高のメダルを獲って最高順位を獲れますように祈念申し上げまして、私の挨拶に代えさせていただきます。
このあとよろしくお願い申し上げます。
本日のプログラム
釧路市長講話
釧路市長 蝦名 大也 様
 改めまして、皆様こんにちは。本日はまた釧路ロータリークラブの例会にこのようなお話しをする機会をいただきまして、心から感謝を申し上げるところでございます。そしてまた邵会長を含め、この釧路ロータリークラブの皆様方、街の経済を牽引いただきながら、また地域づくり、本当にありとあらゆる分野の中で、日々ご尽力いただいているところでありまして心から感謝を申し上げるところでございます。
 特に昨年は、このマリモの命名120年、台北中央ロータリー様とのパートナークラブという形の中で、そこに合わせて周年行事に出ながら、この台北中央博物館のマリモの展示の方、交流の方も盛り上げていただいたところでございまして、改めて感謝を申し上げるところであります。
 いま台北というか東の方の地震で、まだ不明の方がたくさんいらっしゃるということで「72時間の壁」というものがあるわけでありますが、1日も早く、一刻も早く救出等ができれば、と願っているところでございます。
 本日は、釧路市の展望という形の中で、ギリギリまで悩んでいたといいますか、予算発表はこれからなのです。予算発表は来週がオンでありまして、マスコミの方にも「知り得た情報は外に出さないでくれ」という話をしながらやっているときに、どこまで言って良いのかと思いながらいるところでありますけれど、「差し障りのある話をして」というプレッシャーを感じられるわけでございますけれど、可能な中でお話をさせていければと思っています。
 これは、昨年の部分でありますけれど、いまお話しをした資料も作ってございます。マリモ発見・命名120年の行事と、観光立国のショーケースでサミットが長崎で1月に開催したところでございました。今年の7月25日に長崎市長と金沢市長が釧路へ来まして、釧路で3回目のサミット「金沢・長崎、そして釧路で」を行うところでございまして、またいろいろな場面の中でこれも盛り上げていただければありがたいと思います。
 その次は、先日いよいよ『中央図書館』がオープンいたしました。2月3日でございました。本当に多くの皆様方から蔵書が少ないという状況の中で、特に児童図書そのようなものにご寄付いただきまして、3,000万円の目標がどんどんとあっという間に近くなって来ているところでございまして、本当に感謝に堪えないところでございます。
 今回のこの図書館は、ビルに借りているということもありますけれど、フロア単位で特徴を分けておりまして、4階が子供、児童というのでしょうか、もしくは親子、そのような形で児童図書等々を充実した部分を4階に置きながら、一般の方々は、5階のリファレンス機能と言いましょうか、いろいろと調べる機能も置きながら、そのような形で置いています。6階には文学館で、これもまた特徴を出しながら。7階は、ラウンジということで。あとはいろいろな行事もイベントも行えるスペースもあるところであります。そのような意味の中で各フロア単位での特徴を活かしながらと思っています。
その中でも、特にポイントを置いているのは、学習をする場所を結構たくさん作っています。つまり、子供たち、学生が学習をする場所。たまに本屋さんコーチャンフォーに行ったときに、あの横の喫茶店と言った方が良いのでしょうか、あそこで学生がビッチリ勉強をしている姿を見て行きながら、いろいろと勉強をする場所も必要なのだろうと。家などもテレビの音が大きく付いているなど、いろいろあるのかもしれません。その意味で子供たちがしっかり勉強ができる環境も作って行こうということで図書館をオープンしたところでありますので、ぜひいろいろと見ながらご協力いただければありがたいと思っているところでございます。
 次、これは予算に関わって来るところでありますけれど、実はいま各地域・各市などの予算が出されているところでございまして、ここはマスコミの方も分かってはいるのだけれども、どうしても論点はこうなります。ウチが昨年970億円位の予算規模でございまして、例えばそれが980億円になると「10億円増えたから積極的な予算」という形になって、例えば70億円が60億円になりますと「10億円下がったからどちらかというと緊縮予算」と新聞等々に書かれることが多いのでありますけれど。私はこの規模は、本当はそんなに問題はないだろうと思っています。今年の国の予算を見ましても97兆円ということで、過去最高と言いますけれど中身的にはどうなのか。決算と比較をして行ったら毎年100兆円を楽に超えていますから。というように見て行ったときに、その「当初」というものの中だけで見て行くことはどのような形になるのか、ということがあります。
 これもやっぱり昔からの感覚です。当初予算って、役所もそうですけれどメチャクチャ重視しております。つまりこれはこのような理屈になっています。
 当初とは、その年に何を行うのか、どんな考え方で市政運営を行って行くのか。道だったら道政ですね。それを示す場所がゆえに、そこのところが一番重要であるという観点で、当初に盛り込んでいるか・盛り込んでいないか、このようなことが極めて重視される傾向が強いのであります。私が実際、役所の中でもいろいろな予算編成を相当やって行ったときに、当初は「重要ではない」と言えないのだけれども、やっぱりメッセージだから、重要ではないと思うけれど。しかしながら、1年間の固定的なそのようなものを発表し、それで本当に良いのだろうかということを役所に投げかけています。つまり、3か月後にどのようなことが襲って来るのか分からない。もしかしたら4か月後、もしかしたら明日かも分からない。そのようなときに「いま決めたもので絶対にこのまま行くのですよ」というこの仕組みというものは、いかに固定的というか、対応ができないような仕組みになるのかと思っています。
 例えば、議会は年4回ございます。この2月・3月・6月・9月・12月ということであれば、そのとき、そのときの様々な動きを踏まえた中で、これは補正予算という言葉になりますけれど、いろいろなことに対応して行った方がよりスピーディーな現実的な市政運営ができるのではないか、という話をしながら進めているところでございます。それでもやっぱり、当初は重要だという意識は極めて出て来ているわけであります。そのような形の中でいます。その上で、いろいろなそのような全体の認識の中で、当初予算の規模というものがポイントとなって来るのであります。これはもうすぐ発表になりますけれど、昨年と比較しますと下がりますから、間違いなく。
 これは簡単です。事業が1つなくなれば下がります。例えば、いままで作っていたもので、予算の計上の仕方で、初めに計上をするのは、例えば、愛国浄水場など大きい数字を置いたものが、次はオーダーが低くなりますからその分が下がるなど、そのようなものですので、私はあまり規模というものはほとんど気にしていないのでありますが。ただ、そのような意味で予算の中身と言ったら良いのでしょうか、ここのところを見ていただければありがたいと思っております。
 この中で、実は、大きなポイントを持っているのが、今度『ビジネスサポートセンター』をスタートするというものでございます。これは新聞にも書かれてございまして、センター長を公募いたしまして、その中で、釧路でビジネスサポートセンターを開催するというものでございます。これは皆様もご存じのとおりに、f-Bizモデルというか、小出先生がセンター長になっているf-Bizモデルというものを東北、そして北海道の中で初めて実施をするというものでございます。
 いままでのビジネスサポートセンターということになりますと、例えば会社のバランスシートを持って来ながら「どうやる」「こうやる」ということが常だったと思うのでありますけれど、今回のf-Bizモデルというものは、そのようなバランスシートも何も関係ありません。それぞれの会社がどのような強みをもっているのか、どのような技術を持っているのか、それを世の中にある課題とどうやって結び付けて売り上げ増に繋げて行くのか、このような視点の中で行って行くというものでございます。
 これは「OKa-Biz」というところ、岡崎市でこのようなことがありました。刻印でない、なんていうのでしょう。名札などを刻んだり、いろいろな命名などの物をやる、その技術のある会社が全然売り上げが上がらないという中で、そこで、そのセンター長のところにいろいろ話をしに行ったら、センター長がこのような質問をしたらしいです。「よく明確に見えるということは、逆に言うと見えなくも彫れるのですか」という質問をしたらしいです。そうすると「もちろん彫れますよ。見えないように彫ることもできます」ということになって、「それであれば、世の中で課題となっている名札を作りましょう」となりました。名札とは、小学生とかの名札でございます。実はその中で、名前などが分かることによって犯罪に巻き込まれるということで、「名札が非常に危ないよね」ということが世の中で出ておりました。そこで、そこの技術を使って1m位近くなら名前は読める。先生や他の方々は見えるけれど、3m位離れたら一切見えなくなる。そういう彫り方をするということであります。そこで、名札を出したところ、全国の中でもバンバンと売り上げ増になってくるという形であります。つまり、技術とそのような様々な課題やニーズを組み合わせるような部分を行って行くという形のものでございます。
 そのためには、このセンター長が様々な知識や会社からいろいろなことを引き出す能力「コミュニケーション能力」というものが極めて重要だということでありますので、ここを全国に公募をしながら行って行くものでございました。
 私も東京の方で、そのプレゼンテーションに参加をして「ぜひ釧路のセンター長に応募してくれ」というお話をしてきました。渋谷で100数十人集まった中です。みんないま働いている方ばかりでした。いろいろな会社の中で。その方々のところで「ウチの方でやらないか」と話をしてきましたところ、私共のこの応募には、110名の方に応募していただきました。その中から5名を書類選考し、その5名の方に釧路へ来ていただいて、実際に釧路で会社を行っている方々がいろいろな質問をしたりして、そしてそのf-Bizモデルの小出さんとOKa-Bizの秋元さん、この2人のセンター長も入りながら選考試験を行ったということでございました。
 結果がどのような形になるかは、僕は全く関与していないものであります。仕組みだけを作って、そちらでしっかり選んでもらう形でありますので、あと1週間位したらこの発表になると聞いています。非常に楽しみにしております。
 もうメチャクチャ、レベルと言えば良いのでしょうか、いまいる会社は誰もが知っているような会社に勤務している方々が辞めて来るのです。こちらの方では、私より給料が高いというように出ています。実際には、僕より給料は高いですけれど、その方々にしたら給料は下がるのですよ。いままでいる会社の中でやっているよりも給料は下がります。しかし、それでも辞めて応募に来るというその意味では、釧路に一生住むというのではなく、釧路というところのビジネスセンターで様々な成果をしっかり上げて行きながら、その人なりのキャリアアップをして行って、またいろいろなことをやって行こう、という考え方だと思いますけれど、僕はこれで良いと思っています。
 これは全部無料でありますので、また予約制で行いますけれども、是非ともこの釧路の中でのいろいろな会社で活用してもらえればありがたいと思っております。今年の夏ぐらいにはオープンする形をとっているところでありますので、ここもまたいろいろとPRを含めながらどのようなものかを見ていただければありがたいと思っています。
 こういったことをやりながら、もうひとつです。国の働き方改革、こういうのをニュースで見たりしていたときに、国の働き方改革というのをどっちかというと残業時間がどうだこうだとか、少し違う論点になっていて、これは趣旨だとは思わないですけれど。今回、うちがビジネスサポートセンターの公募をやった時に、実際問題「所得が下がっても」ということになると「働くというのはどういうことなのだろう」と考えた時に、もちろん所得は高い方が良いに決まっていますが、ほどほどがあった時に働きがいというのを求めている人達がたくさんいるんだなと。つまり、東京で私がそういったプレゼンをやった時に100数十名が来た、全国公募で釧路が募集するのに110名いたということは、みんなが今働いているわけですから、今働いているものでそれなりの所得があるけれども、もっとなにかできないだろうか、というマインドの人が世の中にいっぱいいるんだろうなと感じたものでございました。
 昨日、一昨日、「釧路も人口減少で苫小牧と22人逆転した」という形になっております。この部分の課題は、やっぱり転出超過というのは働く場所ということがあったわけであります。こういうのを考えた時に、いかに働きがいというのを作りながら進めていくことが重要なのか。そうやって優秀な方々を持ってくるというか。そういった意味では今、市役所でもこんな話しています。「今までは行政・公務員は安定志向という形の中で来ればいいみたいな話だったかもしれないが、これじゃあこれからいい人集まらないよね」と。
 つまり、市役所に入った時の働きがい。どんなことができるということをしっかり作っていきながら、もちろんルーチンワークというのはあります。様々な分野の中でありますが、でも、こういうことが市役所の中に入ったら、こういう働き方ができるというものを見せながら進めていって、良い人たちを獲得するというのが必要になってくるのであろうという話も、先日、庁議でもしたとこであります。
 こういった意味で、働くということを単なる労働力というのではなく、そういった部分を踏まえていく働きがい。そして、その働きがいがあるところの中で働き易さということもキーワードになってくると思っております。働き易い環境、そのためには子育ての環境どうするかとか医療も出てきます。そういったことをトータルで考えていくという、こういったのはしっかり求めていきながら、苫小牧に抜かれたというのがありましたが、この人口減少やそういったことへ進めていけるかなと思っているところであります。ぜひ、そういった意味でこのビジネスサポートを活用していきながら、こういったものを釧路の中でいろんな分野を進めていければと考えているものでございます。
 次にあるのが観光のことであります。今までもお話させていただいておりますが、まさに観光のリーディング産業化ということでありまして、釧路は観光ビジョンの中で、現在は254億円の経済波及効果、これを500億円にしていこうということで、稼いでいこうと取り組んでいるところであります。
 GDPは国ですから国民総生産。この釧路市内の経済総生産と言ったらいいでしょうか、市の総生産はだいたい5,600億円から5,700億円くらいですね。北海道が18兆円であります。そういった状況の中にあります。そこの中の1割にまだいかないところですが、そこの10%くらいは観光でしっかり担っていこう、しっかりビジネスに繋げていこうと取り組んでいるところでございます。ここを稼ぐところ・儲かるところの形にしていこうという考えであります。
 その次、それに伴ってであります。おかげさまでPeach Aviation、飛行機が8月1日から釧路と関西国際空港をデイリーで飛ぶようになりました。関西空港を朝9時50分に出て、釧路に11時50分に着きます。そして、釧路から12時半に出て向こうに15時頃着くというものでありまして、こっちに持ってくることができました。何とかこの3年間、しっかり定着させていこうと考えているところであります。安さにビックリしました。一番安い金額が5,290円から、ということで「なんたる安さだ。札幌のJRよりも安いのではないか」みたいに半分思いました。また、9月の後半くらいから釧路のオープニングセールというのが行われるみたいで、4,390円という新たな数字が出てきていまして、本当にビックリするくらい安い金額になっているものであります。これは市民にとっても、ユニバーサルスタジオジャパンなどへ行くなど、いろいろ活用できるのではないのかなと思っています。
 この間も大塚製薬、大塚食品の皆さまとの会合もありました。「家族が来やすくなった」と言っていました。本社が徳島です。徳島から来たら「徳島から羽田、羽田から釧路で、奥さんとお子さんが来たら、いくら掛かるんだ」です。ところが、徳島は徳島空港ありますが、関西国際空港にリムジンバスが直行で走っているということで、「徳島からバスに乗って関空に着いて、そして何千円で釧路に。となれば家族がパッとこちらに来られるし、夏熱いときに非常にいいね」といったお話もしていました。これも非常に有効に使えるかなと思っています。
 合わせまして、このピーチ、LCC、ローコストキャリアと言われますが、そこに向けて、地元への準備というのをできればと考えているところであります。20代〜30代の女性が圧倒的に多いということです。それが7割を占めている交通なわけであります。ビジネスではなかなかLCCは使わないのが多いのだろうけども、違う層の人達がそういったもので移動するということであります。LCCというのは搭乗率あげるために半年前に販売を始めていきますので、それなりの人数が乗って来る形になります。
 その時に、どういった地元の受け入れを行っていくだろうか、ということであります。ここを皆さんでゆっくりいろいろ考えながら進めていければと思っています。11時50分に着くというお話をしましたら、「じゃあ降りて最初に何をするの」「食事する時間ですよね。その時に釧路空港で食事するのだろうか」「多分そんなことないよね。どっか行って食事だよね」となると、「そこにどんな情報を出すのだろうか」ということも出てくるのだろうなと思っています。合わせて「女性の場合は、一人旅はない」と言っていました。2人旅もないと言っていました。2人というのは喧嘩したら別れるから2人旅はないのかな、よく分かりませんけども。3人や4人とか複数で旅をするということでありまして、3人で来て泊るといった時に受け入れはどうなるのだろうか。女性3人で、シングル3部屋別々で泊るのだろうか。それもまたどうなのかな、となる。そうするとツインの部屋にエキストラベッド入れて、3人はひとつの部屋にいた方が望ましいだろうという体制であるとか。そういった人たちがどこに行くのだろうかという時に、情報発信をしながら進めていって、 街のイメージを良くできればと考えております。
 私ども、しっかり定着するように様々努力していきたいと思っていますし、いろいろな人を持ってくる形も行って行きたいと思っています。あとはそこに向けたものに民間の方がビジネスを行っている方々なもので、ここは極めてセンスの高い方々が民間の数だと思っていますので、いろいろ進めていただければありがたいなと思っているところでございます。
 ショーケースの話は先ほど7月に行うということで言いました。
 あとは外国人の宿泊増へ向けた重点項目もいま行いながら、いろいろと進めています。外国の方々を持ってくるというのは、やっぱり欧・米・豪、ここにターゲット合わせながら少しずつ増えています。やっぱり今はアジアが中心になるのかなと考えています。それでも先ほど言った関西国際空港というのは数十か国と繋がっているものでありますから、こういうのも活用しながら何とかここを増やしていって、ショーケースの目標というのはインバウンドが27万人でありますので、しっかりクリアするように。当時10万人でいま13万人。これを27万人に増やしていこうということです。今、アドベンチャーツーリズムもそうでありますし、DMOという観光協会が「DMOであればなかなか収益上げていくのも大変だろうからカンパニーにしようか」という動きもしながら、そこで、いろいろな収益事業を考えながら行っているところであります。そういったことを行いながらしっかりと向かっていければと考えているところでございます。
 その次は、これは今まで、私が過去の市政の中で本当に感謝していることを改めて書いております。これは、釧路湿原国立公園と釧路公立大学です。
 僕は今までのたくさん、その時その時の市政の中で課題を行いながら進めてきましたが、私が本当に感謝する出来事というものは、やっぱり釧路湿原国立公園と釧路公立大学ということであります。この釧路湿原国立公園の時は湿地帯でありましたから「湿地なんかを国立公園でどうするの」という話をあの時マスコミ等々に書かれていました。しかし、ラムサールの登録湿地が日本で第1号になり、そしてこの釧路湿原国立公園にできて、この時に観光客が200万人から400万人にということで倍増したということです。それ以来ずっとその数字を確保できているということからいくと、ここはやっぱり非常に大きいものがあるのだろうなと。
 今もまた世界各国から「環境というのを考えた時に、釧路に行きましょう」ということで、多くの研修生の方が来ていただいているところであります。先日も、マレーシア政府から「湿原はうちにもあるんだ。湿原の環境をしっかり守っていくためには先進地として釧路と連携を取りたい」ということで環境省に入り、私の方へ連絡もいま来ている状況でありまして、こういった位置付けは街のいろんな価値に繋がっていくのだろうなというのが1点であります。
 そして、釧路公立大学です。この時も「公立大学を作ってどうするのだ」というのが論調的にありました。しかしながら、公立大学あることによって、実際に1年生から4年生まで300定員ですから、1,200名が適切なのでしょうが1,400名います。1,400名いるわけですが、この18才から23才くらいまでの1,400人が今ここにいるということはありがたい話で、もし、これがなかったら苫小牧との逆転がもっと早かったんだろうなということになるわけです。ぜひ、こういった位置付けを取っていきながら、現実的なことをしっかり進めていくと考えています。よろしくお願いしたいと思います。
 最後のページでございます。釧路の街づくり基本構想、これを4月からスタートさせていきます。今までの街づくりとは大きく異なった部分がひとつございます。というのは、徹底的に経済を活性化させるということをようやく打ち出すことができたものでございます。今までの街づくりは、福祉の充実でありますとか、明るい社会づくりとか、こういった部分で。いろんな子育て環境というのはもちろん重要であります。そこを主と置いてきたものだったと思います。ただ、この中で「福祉が充実したら、子育て環境が充実したら人口が増えるのか」という質問・問いかけた時に、これでは僕は絶対増えないと考えておりまして、「重要なのだけども、順番が違うだろう」というお話をさせていただいているところであります。この議論をずっとしてきていました。
 まず、最初に経済を活性化していかないと、働くところがないと絶対に人口が増えることないんだ、という過去のデータを見ていきながら、若い世代が就職するところがないということで出ている数字を全部出しながら、議論展開をしていったところでございます。その上で経済、経国済民もしくは経世済民ということになるわけですが、この経済というものをしっかりここで活性化することによって、先ほど言いましたそこで働く、働く人たちの働き易い環境を進めていくためにしっかりと福祉の充実や子育て環境の充実などの形を整えていくという、順番をそのような形の中に変えて、この街の中でしっかりと経済というものを活性化していくところにベースを置いた街づくり基本構想というものを策定しているところであります。
 ですから、経済活性化のための人材育成や都市機能の向上、拠点数を生かす、こういったものをおいて、分母には教育・文化・福祉・医療・防災、こういったものはそこを支えていくために行っていくんですよと。こういった書き方を新しい街づくり基本構想の中ではさせていただいております。ぜひ、この点もご理解をお願いしたいなと思うところであります。
 いろいろな分野で働くというのが重視されていると思っています。特に外国などをを見た時には、日銀といえば森支店長がいたよね、国の政策的には中央銀行は物価の安定ということがありますけど、世界的には雇用の確保も重視されているということでございます。そういうところも、地方の中で雇用ということに真っ向から向かっていこうと。自分たちのものを活用して、そのためのビジネスサポートセンターであり、こういった観点で進めていますのでよろしくお願いしたいと思うところであります。
 取り留めのないという、予算のことを外しながらのお話でございましたものの、10秒前に終わるということですので、よろしくお願いしたいと思います。本年度もよろしくお願い申し上げます。


閉会・点鐘
その他の報告
ニコニコ献金
お名前(敬称略)内     容
邵 龍珍お忙しい中、当クラブにご来訪下さった蝦名市長に感謝申し上げます。
クリスマス家族会参加会員1名クリスマス家族会の記念写真代として
今年度累計 651,500円