釧路ロータリークラブ 国際ロータリー第2500地区 Rotary Club of Kushiro
通 算
3480
2017-2018年度
20回 例会報告
2017年11月23日
例 会 内 容
クラブ創立記念(11月23日)にあたって
会長の時間
会長挨拶 邵 龍珍 会長
本日はクラブ創立記念例会ということで、祭日にも関わらず多くのご出席に感謝致します。我がクラブの創立に関して少し調べてきたので、お話し致します。ご存じのように1936年、昭和11年11月23日、札幌RC、帯広RCのスポンサーによって世界で4,092番目のクラブとして釧路RCが誕生しました。チャーターメンバーは30名。その平均年齢は41歳だったそうです。初代の会長が飯田要次郎さん、職業分類が信用組合。地区は第70地区、地区ガバナーが札幌ロータリークラブ初代会長の佐藤昌介さんという方で、北海道帝国大学総長、男爵という称号を持っていたそうです。RI会長はアメリカのウイルR.メーニァ・ジュニアさん。その後、昭和12年8月10日にチャーターナイトを挙行する予定だったのですが、案内状まで出したところで、支那事変による戦時体制強化拡大ということで中止になったそうです。翌年、昭和13年10月16・17日にチャーターナイトを挙行したそうです。本来であれば多くの来賓をお招きしての開催を望みましたが、戦時中ということもあり願いが叶わなかったようです。しかし当日、愛媛松山ロータリークラブの方が海を2度渡って釧路までお祝いに来てくれたという記録が残っておりました。また、道内クラブからも来賓をお招き致しました。その後戦時下において、一旦釧路ロータリークラブは終了。1940年にRI離脱。木曜クラブとして活動を続けながら1941年10月10日から釧路職域懇談会という名の下で毎月10日に例会を開催していたそうです。警察当局の監視下の中で、我々の大先輩の創立者達は、クラブを守り継続して運営してくれました。終戦を迎えた1947年、再び木曜クラブという名称に戻し、RI復帰を目指していましたが、1950年9月に再び札幌ロータリークラブのスポンサーにより仮クラブを設立。10月2日にRIの承認を受け、翌年1951年6月19日、リチャーターナイトを挙行されました。この際は盛大に行われたそうですが、チャーターメンバーは25名。内6名がオリジナルチャーターメンバーだったそうです。記録にあります泉先生の学生服の写真は、このリチャーターナイトの時の旧公会堂の前の写真だそうです。時系列で追った時、当クラブは動乱の中、厳しい状勢の中で誕生した経緯があります。崇高な奉仕の精神を抱えた先達によって守られ、継続され、発展を遂げたことで、昨年80周年という素晴らしい歴史を刻むことができました。今はいらっしゃらないチャーターメンバーから始まって81年間、当クラブに入会して活動して下さいました釧路ロータリークラブ全会員に心から感謝と敬意を表しますと共に、これまでクラブを支えてこられた大先輩であります清水パストガバナー、泉パスト会長、歴代パスト会長の皆さま、先輩ロータリアン、気の置けない仲間たちに深く感謝と御礼を申し上げます。結びに、2年後吉田ガバナーを輩出する歴史と伝統ある当クラブを、これからもっともっと素晴らしいクラブに。もっともっと楽しいクラブに成長させる為に一致団結して参りましょう。
本日のプログラム
クラブ創立記念(11月23日)にあたって
(オープニングムービー上映)
開会挨拶 工藤 彦夫 副会長
素晴らしいオープニングビデオのあとの挨拶ということで恐縮しております。親睦活動委員会 市橋副委員長が制作されたとのことで、近年優秀な多くの若い会員がご入会いただき、釧路ロータリークラブは安泰だなという感想と心強さを感じてます。釧路ロータリークラブの創立は1936年11月23日。ロータリアンの知識として、2月23日は国際ロータリーの創立記念日。由来は1905年11月23日にポール・ハリス他3名がシカゴで会議を行ったこと起因するそうです。是非、国際ロータリーの創立記念日を記憶して下さい。ある人が賢者に「あなたにとって最良の晩餐とは何ですか」と訪ねたら、賢者が「重要なことは何を食べるかではない。誰と一緒に食事をするかということ」と答えたそうです。本日は釧路ロータリークラブ81回目の誕生日です。大いに飲んで、大いに語らい、最良の晩餐にしていただきたいと思います。
乾杯のご挨拶

昭和35年ご入会 泉 敬 パスト会長
創立記念例会を11月23日当日に行ったことは、私の経験ではついぞありません。私が生まれたのは、釧路RCができる3年ほど前で、出身は小樽です。3歳の時に釧路へ移って来ました。その後、リチャーター時の写真に何故か私が写っています。調べてみたら、私が高校1年生の時に現在まなぼっとの駐車場の場所に公民館があり、リチャーターの会合がそこで開かれたときの記念写真に、私の両親と兄弟みんなが写っていて、おそらく懇親会の際のものと思われます。たまたま私が写真を所持しており、クラブに無かったので提供させていただいた経過がありました。それから10年後の1960年昭和35年に、私が弁護士になり釧路に戻って来た年に入会致しました。私はまだ25歳でした。周りを見ると親父の年代の方ばかりで非常に心細い思いをしたことを覚えています。当時、私のすぐ後に会員となることができたのは栗林君だったかと記憶しています。昭和生まれの先輩連中が面倒を見てくれて、昭和6年生まれ組も多く入会されて「昭和会」を作り、なにかと気難しい先輩会員の中で揉まれながら、例会も休むわけにはいかない日が続きました。今も出席義務はありますが、当時休むことができない理由には他クラブとの競争があったからです。出席率を下げることは会員として「非常にまずい」と先輩から怒られますので、少なくともメークアップはしなさいとのこと。釧路でメークアップができるのは、創立間もない釧路北RCだけでした。そんな訳で、釧路北RCにしばしばお邪魔をするということになりました。釧路北RC10周年の時に、多くのメークアップをしたということで、釧路北RCから表彰されましたが、うちのクラブへ帰ってみると「なんてことをするんだ」と大変怒られました。その後もメークアップを続けて出席100%を維持。入会以来20数年は例会欠席がほとんどできませんでした。私だけではなく会員皆がそうだったのです。出席率90数%を維持していないと他クラブに引けを取るということで、当クラブではありませんが寝ている病人を担架で担いで行ったという話もあるくらい非常に厳しい競争がありました。当時は「一業種 一人」という制約があり、今はない丸三鶴屋の交差点を境に、鉄北と川の方と南と北に分かれており、規則に厳しい会員も多く、誰でもかれでも入会できないという問題があった時代です。釧路RCは、釧路北RC発足とともに会員が一時激減しました。当時の幹事、副会長も移籍され、その数年後から若い会員でも積極的に入会させようということで、川口さんや山下さんもその頃入会の方です。当時の我々からするとそういう方々は年齢が近く、入会当初はクラブのことが面倒で大変でしたが、会員として命じられた仕事はとにかくやらなければいけない。それがキツイと辞めてしまった会員も少なくはなく、会長ができないから辞めるという人もおりました。色々とありましたが、今日まで81年間延々と続き、滞ることはなかったと感じています。81年間、手に手を繋いで発展して来たわけです。昨年は木下会長の下、社旗奉仕の理念に基づいた地域の青少年育成活動が行われました。数学検定事業は今年も継続するということでその実績を残し、台北中央RCとの姉妹提携もありました。国際奉仕事業としてブータン国に浄水器の贈呈も行い、目に見える形でクラブの存在価値が認められるような活動があった訳ですが、今年度も邵会長の下で引き続き90年、100年目に向けて元気に活動して頂きたいと願っています。多くの先輩たちが在籍されましたが、色々な事情があって辞められた方もおり、できれば残ってもらいたかった方も沢山いました。その多くの方々の努力と、今後活動を継続していく会員の皆さんのご健勝、クラブの益々の発展を一致団結して進めていくことを祈念し、互いの信頼関係を誓い合い乾杯で宴を始めたいと思います。「乾杯」
2017〜2018年度国際ロータリー第2500地区ガバナーノミニー
吉田潤司 君よりご挨拶
今年度地区大会で皆さんに承認され、正式にガバナーノミニーとなりました。今、研修が盛んに行われており今週月曜〜水曜の3日間、東京で研修を受けて参りました。本当は本日まででしたが、創立記念の例会に出番があるということで、航空券の確保に苦労しましたがなんとか無事に帰ってこれました。少しずつ勉強を重ねている日々です。近々のスケジュールは、細川ガバナーエレクトの壮行会が12月9日に行われます。私の壮行会も来年12月頃の予定ではと思います。今回3日間の研修を受けて参りましたが、RI会長も来られており、全国の研修リーダーも数多く出席されてました。一生懸命学んできましたが、今年度「ロータリー:変化をもたらす」というRIテーマを紐解くと、ロータリーが衰退してしまうことへの危機感が強く盛り込まれていると感じました。私が小船井PDGの地区幹事を努めた時はまだまだ会員も多く、資金も豊富にあった時代でした。お金の心配はしたことがありません。あの当時から見ると第2500地区は1,000人位会員が減っています。大変厳しい状況でのスタートになるかと思います。この度の3日間の研修の中で一番の話題は「ロータリーに変化をもたらす」ということと「クラブに多様性を持たせなければいけない」ということ。「歴史あるクラブは伝統にあぐらをかいている。改善すべきである」と強く言われました。また、ポリオの問題について多くの時間が割かれました。私もポリオについて勉強しましたが、現状2020年にポリオが世界でゼロになったとしても、3年間ワクチン投与を続けなければならなく、その為にはまだまだかなりお金がいるということを聞きました。その観点から、私の年度の地区大会にポリオについて講話ができる方を呼びたいと考えてます。これまでの講習・研修は地区、日本ともロータリアンとしての姿勢に関するものがほとんどです。世界的観点から見たとき、ポリオは本当に撲滅できるのか。ロータリーはポリオとどう関わっているのか。ロータリーの評判をロータリー以外の方から聞くことも良いのではないか。例えば、ポリオは本当に撲滅できるのかという標題も必要ではないかと思っています。私の年度のRI会長が発表になりました。アメリカのマローニーさんという方だそうです。RI方針はまだですので、それを踏まえてどのような目標を立てれば良いのか今後検討をして参ります。会員増強については例年声高に叫ばれておりますが、大切なことは勧誘の際「多くの人と知り合えるよ」「楽しく飲む機会があるよ」などといった誘い方をしているうちは、会員にとって不毛でつまらないということになりかねない。我々がもっと勉強をして、ロータリーの理念をしっかり伝えながら勧誘すると良いと考えます。例えば「地区大会は良い勉強の機会である」と教える。地区大会へ参加する会員はロータリーを辞めないそうですし、その機会を通して少しずつ知識を増やすそうです。私はロータリーに対する誇りと自信を持って活動したほうが良いと考えており、マローニーRI会長ノミニーの方針が私の思いとリンクして欲しいと願っています。次々年度RIテーマは再来年の1月に決まるそうです。これから皆さんには、色々とご迷惑をかけることになると思います。来年の6月ないし7月には地区エレクト事務所の開設等ご負担をかけることになると思いますが、できれば楽しい年度を過ごせますこと、釧路RCらしい年度になることを望みます。当クラブは第2500地区のリーダーとして、誇りを持って素晴らしい1年になるようご助力を願います。皆さんには、必ずなにかしらの役目が当たると思います。1人が多くの役割を背負うのではなく、それぞれが分担して取り組める環境を整えて頂ければ幸いです。木下地区代表幹事予定者から、本日地区役員の陣容の一部が発表になると思いますが、どうぞ皆さんのお力を私に貸して頂きたくお願い申し上げます。私の女房も一緒人先日3日間の研修を受け、互いに知識も増えて参りました。一方で互いに体力が持つのかと心配にもなりましたが、頑張って参ります。今後ともよろしくお願い致します。
木下 正明 地区代表幹事予定者より
2019〜2020年度国際ロータリー第2500地区役員予定者のご紹介
ガバナー 吉田 潤司 君
事務局長 五明正吉 君
企画戦略局長 白幡 博 君
PETS・地区協議会実行委員会 実行委員長 石田 博司 君
同 副実行委員長 吉田 秀俊 君
同 幹事 邵 龍珍 君
地区大会実行委員会 実行委員長 青田 敏治 君
同 副実行委員長 川合 隆俊 君
同 幹事 西村 智久 君
事務局長 五明 正吉 君
この度、吉田ガバナー年度の事務局長という大役を仰せつかりました。私が記憶しているところでは、小船井DPGの時の川口さん、花輪さんといった会員の方々が行った仕事かと思いますが、両名のような真似は到底できません。しかし、引き受けた以上は大いに充実した年にできるようにゴルフの回数を減らしてでも。私がゴルフの回数を減らすということは命を削っているということですから、そのような思いで協力して参ります。皆様のご協力お願い申し上げます。
企画戦略局長 白幡 博 君
自分でも役割を掴みきれておりません。ただ吉田潤司さんがガバナーの大役を果たすということはクラブが一丸となって支えていかなければならないということ。大切なことは一点。木下代表幹事を皆でサポートすることが、吉田潤司ガバナーを成功へ導く最大のポイントだと思ってます。これから木下君から皆さんへお願い事が当然あります。その際は快く「かしこまりました」「一緒にやりましょう」というお返事をお願いします。それだけです。よろしくお願いします。
PETS・地区協議会実行委員会 実行委員長 石田 博司 君
20年以上クラブに在籍して各種大会を見て参りました。その中で、釧路RCが行う大会はとても個性的に終わります。実行委員長が誰であれ、釧路RCらしく終わったという良い評判が立つことは、やっぱりメンバーの層の厚さだろうと思います。この度実行委員長を努めますが、私こそ皆様から楽しませて頂きたいと思っております。よろしくお願い致します。
PETS・地区協議会実行委員会 副実行委員長 吉田 秀俊 君
石田実行委員長のサポートができるか分かりませんが、強力な幹事として邵君がおります。まだ実行委員会は組織されておりませんが、メンバーの力を借りて吉田ガバナー最初の大きな公式行事を釧路RCらしい大会にしていきたいと思います。皆さんのご協力をよろしくお願い致します。
PETS・地区協議会実行委員会 幹事 邵 龍珍 君
大会の幹事は初めてです。吉田ガバナー、石田実行委員長、吉田副実行委員長の顔に泥を塗らないように一生懸命頑張りますので、皆さんのご協力をよろしくお願い致します。
地区大会実行委員会 実行委員長 青田 敏治 君
ここまで紆余曲折があり「やりたくない」とまで言った役職ですが、皆さんに背中を押していただき受けさせていただくこととなりました。引き受けた一番の理由は、私らは小船井PDG輩出を経験しています。今の若い人たちはその経験をしている人が圧倒的に少ないということ。次世代、次々世代に繋げるためにも自分が引き受けて、若い人たちに経験をさせたいとの思いです。実行委員長として、若いメンバーをスタッフに多く入れて、若いメンバー主導で地区大会へ向かって行きたいと思っています。よろしくお願いします。
地区大会実行委員会 副実行委員長 川合 隆俊 君
何も言うことはございません。吉田潤司、青田、川合は年代が一緒です。三羽烏と自負しております。吉田の為なら一生懸命頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します。
地区大会実行委員会 幹事 西村 智久 君
毎年、地区大会へは参加しております。いつも感じるのはセレモニーの長さです。いかにセレモニーを簡素化して、皆さんが快適に地区大会を過ごせるか。それを追求して行きたいと思います。もう1つはやはり講師講演。参加する皆さんは期待していると思います。講師選定、依頼についても皆さんのご協力をお願い致します。
泉 敬 パスト会長
一致団結していこうという誓いを先程皆さんにお願いした手前、後ろを見せる訳にはいきませんので、やるべきことだけは一生懸命頑張ります。皆さんのご協力をお願いします。
伊貝 正志 パスト会長
小船井PDG輩出の際、ガバナー月信を担当した経験があります。吉田ガバナーの思いを月信にどういった形で反映させ、広報に役立てられるかを考えながら、若いメンバーと共にそちらの活動にも従事できればと思っております。よろしくお願い致します。
田中 正己 パスト会長
吉田ガバナー輩出を皆で盛り上げ応援して行きたいと思います。ご協力の程よろしくお願い致します
木下 正明 地区代表幹事
最後に私から。皆様のご協力なくして年度の成功はありません。釧路RCらしく、釧路らしい地区大会にしたいと思います。また、本当に良い地区大会だったと言って頂けるように設えたいとも思います。吉田ガバナーの思いを皆さんに示して参りたいと思いますので、ご協力の程よろしくお願い致します。第2500地区として、今年度12月9日には細川DGEの壮行会があります。ということは来年の12月9日前後から様々な行事がスタートするということ。半年前からの用意を考えると、年明け4月、5月、6月には準備が始まります。ウカウカしていられませんのでよろしくお願い致します。本日発表させて頂いた役員予定者の方々には、ほぼ全員本日の創立記念例会にご参集賜りました。本日ご出席が叶いませんでしたが、決定している重役として、地区財務委員会 委員長を尾越 弘典 君にお願いしております。ご覧の通り「気合い」が入った皆さんですのでご協力の程よろしくお願い致します。


閉会・点鐘
その他の報告
ニコニコ献金
お名前(敬称略)内     容
邵 龍珍祝!創立記念日
三役一同(邵龍珍、工藤彦夫、後藤公貴)11月17日より今年度数学検定がスタートしました。ご協力有難うございます。
今年度累計 185,000円