釧路ロータリークラブ 国際ロータリー第2500地区 Rotary Club of Kushiro
通 算
3470
2017-2018年度
10回 例会報告
2017年09月14日
例 会 内 容
全道中学親善硬式野球大会/RYRAセミナー報告
お客様紹介
全道中学親善硬式野球大会事務局長・釧路リトルシニア球団代表理事 中山 浩治 様
釧路リトルシニア球団監督 橘 幸司 様
大地みらい信金釧路支店 松井 優樹 様
(株)山拾村上商店 森 篤史 様
会長の時間
会長挨拶 邵 龍珍 会長
本日は青少年奉仕委員会の担当例会で、第8回を無事に終えました『中学親善硬式野球大会報告』と、9月2日・3日の『ライラセミナー報告』です。本日の例会を本当に楽しみにしていた1人なのですが、村上委員長が新年度始まる前から凄くこの2つの事業に関してご尽力をいただき、また、村上委員長は「持っているな」というところを見せていただきました。1つ目は、雨に悩まされ続けたこの数年の野球大会が2日間晴天で終えられたということと、市民球場が本来使えなかったのですが皆さんのご尽力と亜細亜大学が1日早く帰ったという運で、結果、準決勝・決勝を新しい人工芝の市民球場で釧路シニア球団の子供たちが頑張ってそこでプレーができたということを嬉しく思っています。村上委員長のこの運というものは、委員長の徳もありますけれど、青少年奉仕委員会の皆様方の思いが1番ではないかと。それに神様がご褒美をくれたのではないかと思います。当日、公立大学で8時30分から開会式がございました。駐車場整理で瀧波さんが8時前からそこに立っていただきました。また、富士見球場も他の車が入って来ると選手達のバスが駐車できないということで、8時前から浅川さんと中島さん、横田さん、3名の青少年委員の皆さんが誰もいない球場の駐車場でずっと待っていて、浅川さんから「ここで本当に野球をするの」と委員長に電話があってちょっと寂しい思いをしていたということです。その後、9時30分以降に釧路リトルシニアの試合が始まり、昼の12時まで交通整理をしていただいた委員会の皆様のお力添えで無事に終えられたと思っております。また、委員長が持っているなと思うことはライラセミナーです。皆さんのご協力とご支援の下で今回お二人と引率の3名は飛行機で稚内まで行かせていただきました。"行きは、よいよい"でしたけれども、帰りは道東地区に台風が接近しているということで「台風でどうなるの」とLINEを送ったら「北クラブさんの車に帰りは便乗する話をつけました」ということでした。覚悟をしていたらしいですけれども、翌日3日は台風がそれたのか熱帯低気圧に変わったのか分かりませんけれど、風は強かったですが、3日の2時には釧路空港に着いていたということです。"2つ目の、持っているな"は、持っているではなく"持っている・持っている"みたいな感じだったと思っています。このような形で、我々が一丸となって釧路の子供たちの為に、将来有望なリーダー養成の為のライラセミナーにひとつでも我々の活動が寄与できていることを誇りに思いながら、これも継続的に我々のクラブとして活動が進んで行ってもらいたいという願いを込めまして本日の会長挨拶に代えさせていただきます。
本日のプログラム
全道中学親善硬式野球大会/RYRAセミナー報告
青少年奉仕委員会 村上 祐二 委員長
本日の例会、先ほど会長からあったとおりの野球大会、そして遠い遠い稚内で開催となりましたライラセミナーの報告となっております。私からは、こちらも重ね重ねになってしまうのですが、お礼をさせていただければと思っております。1点は、『全道中学親善硬式野球大会』についてです。こちらは、先ほど邵会長からあった通りですけれども、色々なことがあり開催が危ぶまれた中、本当に沢山の方々のご協力・ご支援をいただいて無事開催することができました。中島副委員長をはじめ、委員会メンバーにも当日非常に助けられて、この場をお借りして感謝を申し上げるところであります。ありがとうございました。 この事業を担当させていただき強く思ったことは、本日もお越しいただいておりますけれども、釧路リトルシニア球団代表理事の中山さんの力がなければこの事業は成功できないことが分かりました。準備段階から当日まで我々が気付かないところ、知らないところを全て中山さんがやっていただいていることをこの場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

続きまして、ライラセミナー。これもそれまで東京沖でじっとしていた台風15号がライラセミナーに向かって北上し始めました。「これはマズいかな」と思いましたけれども、無事に行って帰って来ることができました。邵会長には出発の日、朝8時前から空港へ来ていただき我々を見送りいただきました。ありがとうございました。
 もう1つ。富士見球場のことでお伝えさせていただければと思います。こちらは普段、近所の方が駐車場代わりに富士見球場の駐車場を使っています。それがあって、「当日バスが入れる、入れない」という話が出ましたけれども、それに向けていろいろな人にその相談しているときに、何の気なしに浅川さんに「実はあそこに駐車車両がたくさんあって困っている」と言ったら、浅川さんが「ああ、それウチの会社の社員だわ」と言うのです。「浦見にある店舗の社員がそこに日常停めている」というのです。こんな所に犯人がいたと思って速やかにご移動いただき、それもあって富士見球場を無事に使えたということでございます。以上でございます。本日も最後までよろしくお願いいたします。それでは、早速ですが野球大会の報告に移らせていただきますけれども、当日の模様を10分間のムービーにまとめてきていただきましたので、そちらをまず皆さんで見ていきたいと思います。
『全道中学親善硬式野球大会』(試合のDVD鑑賞)


釧路リトルシニア球団 監督 橘 幸司 様
全道中学親善硬式野球大会は今回で8回目を迎えました。今年度は当初釧路市民球場が使用できないということで大会の開催も危ぶまれましたが、ロータリークラブの皆様、釧路軟式野球連盟様のお力をお借りして開催できることとなりました。1日目は公立大学グラウンドと富士見球場で行いました。開会式は駐車場の都合もあり、公立大学グラウンドで晴天の中行うことができました。富士見球場では大ファールの連続で、1ダースほど試合球を紛失してしまいましたが、大きな事故もなく終えることができました。2日目は例年通り市民球場とサブ球場が使用できました。全面人工芝のきれいな球場で試合ができたことを選手は大変喜んでおりました。今年は雨も降ることなく全日程を無事に終えることができました。チームとしても優勝することができ、3年生は有終の美で締め括ることができ、大会開催にあたりロータリークラブの皆様にご尽力を賜り誠にありがとうございました。また、今年の我がチームの成績ですが『日本選手権北海道大会』高校野球でいえば夏の甲子園の予選に当たる大会ですが、ベスト8まで勝ち進むことができました。準々決勝では、札幌新琴似チームに一時4対2とリードする場面もありましたが、最後は力負けし、4対11で敗れました。その結果、今年は北海道で開催されました『東日本大会』という大会に出場することができました。この大会でも地元の利を生かしましてベスト8まで進出することができました。チームは学年により団員数の波があり常時力を出し切ることができない状況ではありますが、着実にチームも力を付けて来ており高校・大学・社会人へと進み、活躍してくれている選手も多数出て来ております。今後も、釧路リトルシニア球団を応援していただければ幸いです。最後になりましたが、中学生の硬式野球というものが釧路の地にも根付き、釧路の野球の活性化と底上げができればと思っております。次年度以降も、釧路ロータリークラブ皆様のご理解・ご支援いただき本大会を開催いただけますようお願い申し上げます。補足ですけれども、先ほどDVDの中で「中学生ではなかなかホームランが出ない」というお話しがあったかと思いますが、邵会長の息子さんは中学時代に帯広の森でスタンドへ入れておりました。本日は誠にありがとうございました。
『ライラセミナー報告』

株式会社山拾村上商店 森 篤史 様
第37回ライラセミナー in稚内に参加させていただき、普段経験できない貴重な体験をさせていただきました。発電力を上げるために機能性の向上を図り、ホタテの貝殻を地面に敷いて反射率を上げて発電力を上げるなどの工夫をされていた稚内メガソーラー発電所。年間平均風速約7mの風を利用した風力発電。自然冷熱を利用した農産物の貯蔵庫を視察し、再生可能エネルギーによる未来への可能性が十分にあると理解しました。また、第52次日本南極地域観測隊員だった市川正和氏の基調講演を拝聴しました。南極での死と隣り合わせの生活、地球温暖化による自然環境の変化、貴重なお話しを聞くことができました。自分にいま何ができるのかを考えさせられました。その後、参加者76名を1班から9班まで分け、グループディスカッションを行いました。国籍・性別・年齢・職種等に関係なく、大きな問題に対して初対面の者同士が意見を交換し合うことに面白さを感じました。問題を形にする頃には、さらに親睦が深まっていました。正直、課題に対しての答えはお粗末な結果でしたが、初対面の者同士が短時間で仲間になれたことに満足しています。私は、ライラセミナーを通して、考えること行動を起こすことのキッカケになりました。また人との繋がり、人の輪を広げることの大切さを教わりました。その全てを今後の人生に活かし、私には2歳9か月になる息子がおりますけれど。その親として教えていこうと思います。最後になりますが、素晴らしい仲間に出会えたこのライラセミナーに参加できて本当に良かったです。ありがとうございました。
大地みらい信用金庫釧路支店 松井 優樹 様
報告を始めるにあたり、このセミナーの概要について軽く説明をさせて頂きたいと思います。そもそもの目的として、現在私達の地域環境は大きく変化しています。環境と経済活動のバランス、そして都市部と地方の様々な格差、抱えている問題は多岐にわたります。そこで「環境」というテーマのもとに、そこに見えて来る課題を整理して具体的な解決策を日本のてっぺん・稚内を例に討議するという内容のものでした。稚内がどのような土地で、どのような特徴があるのかを知るべく、我々参加者は市内を探索しました。ご存じの方も多いと思いますが、稚内市は日本の最北端に位置し、1年を通して海から強風が吹き付ける「風の街」として有名です。年間平均風速が7mという厄介な風ですが、この風も逆転の発想で今では風力発電として街を支えています。その他にも太陽光を利用した「メガソーラー発電所」や雪氷冷熱を利用した「貯蔵庫」を訪れ、地域特性を活かした自然エネルギーを目で見て、肌で体感して来ました。しかしこれだけ自然エネルギーが普及していても、やはり課題は尽きず、石油や石炭・天然ガスといった化石燃料に頼らざるをえません。これら資源も無限に採れる訳ではなく有限なのです。石炭は残り100年、石油・天然ガスは50年程と見られています。ここで問題の大元を考えてみて下さい。私達の経済活動は自然資源や生態系の恵みを利用して成り立っています。それら資源をむやみに利用することで地球温暖化・水不足・生物の絶滅など大きな損害を被るはずです。これら環境問題には、我々人間の経済活動が起因となって発生したものが多くあると思います。この自然を損なうことは人類にとっても持続可能な成長を妨げることに他なりません。現状維持ではなく、現状を打開するような具体的な解決策を考えなければいけないのです。そこで上げられるものとして、企業や地域での活動を組み合わせながら政策に取り入れ、次のビジョンを創るというグランドデザイン、つまり全体的なハッキリとした構想が必要となります。いまこうして温暖化対策と地域経済再生の歯車が上手く噛み合っていないのは、環境教育によるノウハウを地域にどう根付かせ、どう発展させていくか、国民を巻き込んだハッキリとした構想が上手く描けていないからと考えました。さらにもうひとつ、個々の地域では素晴らしい取り組みがたくさん行われていますが、全国各地域に横展開できていないという問題です。例えば、若者を意識改革するには、大きな影響を及ぼすオピニオンリーダーのような人材を起用するなど、その目線に立った取り組みをし、従来にはないような行動を起こすことが不可欠だと感じました。 ですが、行政や組織のみの取り組みだけではおのずと限界があります。そこで、私が強く述べたいのは、各地域が発展していくためには、我々一個人の意識の変化が鍵となるはずです。単純な話、ゴミを捨てる人よりもゴミを拾う人の方が多ければ地球はクリーンになります。このようなちょっとした人の意識を変化させることは、専門家が何十年と研究しても解決できない難問なのです。より多くの人が環境意識を高め、環境保全が経済発展や地域振興にどう繋がるか理解していくこと、そして、疑問を持ち意識変化させていく姿勢が最も重要であるという結論に至りました。私はセミナーを通じて、様々な年齢の他業種の方々とフェイストゥフェイスで討議させていただき、その業界ならではの意見や自分では思いつかないような角度からの考えが聞け、非常に勉強になったとともに有意義な時間を過ごすことができました。個人的には、もう一泊ぐらいあっても良いのではないかと思う場面もありましたが、それらを含めて今回学んだことを今後の糧にし、次は自分がアウトプットできるよう、さらに精進して参りたいと思いました。最後になりますが、開催にあたり携わっていただきました全ての方に感謝いたしまして終わりとさせていただきます。ご静聴ありがとうございました。
会長謝辞 邵 龍珍 会長
 中山さん、橘監督本当にありがとうございました。釧路からまた甲子園に出られるよう、各高校の底力になる中学生を育てていって頂きたいと思います。先ほど聞いたら卒業が10人いるそうですが6名が武修館、4名も地元で入学されるということで期待されていると思います。また、ライラセミナーに参加のお二人、他社、他地区、異業種の方と接するような機会が中々ない中で参加をして、多くのことを学んでいただき本当にありがとうございました。松井さんの素晴らしいお話、森さんの気持ちのこもったお話に感謝致します。これからも頑張って下さい。本日はありがとうございました。
その他の報告
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今年度累計 143,000円