2004〜2005年度 第42回(通算2882回) 例会報告

2005. 5.19


会長 久島 貞一・幹事 浅野  洋

広報・会報委員長 西村 智久




  羽生 武喜 副会長

今日は長谷川工場長に本当にお忙しい中、我々の例会に色々ご苦労頂きましてありがとうございます。私も個人的にこの近くで住んで居る者としまして、少し場所の離れた向こうの方に何が出来るのだろうと、大きな建物が着々と出来ているのをずっと見ながらきておりましたら、今日は火力発電の工場を見せて頂けるという事で楽しみにしておりました。色々とお忙しい中ご苦労を掛けますが、今日は楽しみにして参りますのでどうぞよろしくお願い致します。それと今日は大変強風の中、ただ昨日は天気がかなり悪かったのですけれども、やっと何とか今日は春らしく12度らしいです。それでも平年より2、3度低い気温だそうでございます。障害のある私は温度に非常に拘わっておりまして、早く春になってくれないと困るのですが、この勢いでこの風と共に春を早く迎えたいと、皆さんと共に祈っている次第でございます。私はこれでご挨拶とさせて頂きます。ありがとうございました。










1) 釧路南RC  5/20(金) さわらび学園訪問例会                         12:30〜
2) 釧路西RC  5/23(月) 夜間例会「橋北地区の夜景を楽しむ夕べ」 ラスティングホテル  18:00〜
3) 釧路ベイRC 5/24(火) ベイロード植樹                  
4) 釧路北RC  5/25(水) 「新旧クラブ(全員)協議会」         釧路プリンスホテル  18:30〜


             職場訪問例会「日本製紙鞄d力供給事業設備見学
                    


中村正嗣 職業情報委員長

本日は日本製紙釧路工場さんにこの様な会場を貸して頂きまして、今先程副会長からもお話しがありましたが日本製紙さんの電力供給事業の火力発電所というものですが、その説明と見学をさせて頂くという事であります。伊東市長、産業再生という事で大変頑張っておりますが、なかなか釧路では産業面で明るい話題が少ないという中で、日本製紙さんがこの火力発電所を作られたという事は西港に石炭の積み卸しをする事を含めて、やはり産業効果がありますし、また電力面でも昔釧路市でも道東火力発電所という事で石炭選奨の誘致を勧めていたのですが、これは難しかったという事の中で、この道東地域には火力発電所が無い為に充分な電気供給がされていない、もし停電になった場合大変な事になる。ですが日本製紙が今度買電事業として始められたという事の中で、随分電気供給面でもセキュリティーの部分でも向上したという点、色々な面で明るい話題だと思っております。本日は長谷川工場長さんの方からご説明を頂きながら、またその後、今食事をしながら何かビデオを見せて頂けるという事ですが、ご説明を頂き、その後時間の許す方は是非工場の見学をして頂いて、釧路にこの様な施設が出来たのだという事について理解を深めて頂ければ大変ありがたいと思います。本日は本当に長谷川工場長を始め、日本製紙の方々にお世話になりますが、よろしくお願い致します。



長谷川 昇 日本製紙鰹務取締役釧路工場長

皆さんこんにちは。今日、職場訪問という事で日本製紙釧路工場に皆さんおいで下さいまして歓迎致します。それから日頃、市内の皆さん、釧路工場という事で色々な格好でご支援、ご協力を賜っております。この場をお借りしまして暑く御礼申し上げます。どうもありがとうございます。
今、皆さんの手元にパンフレットがございます。それと小さな箱ですけれども紙紐を準備しておきました。パンフレットの方を少し開いて貰えれば良いのですけれども、1番裏を見て下さい。非常に細かい字ですけれども、当工場の沿革が書いてございます。既に皆さんご存じですけれども、この工場が創立と言いますか会社として発足したのが大正5年です。来年でちょうど90年を迎えます。その間、名前が色々変わってございます。北海道興業、それから富士製紙、それから王子製紙、十條製紙、日本製紙という具合に名前がころころ変わってきて、皆さん非常に困惑されている面もあるかも知れませんけれども、中身として新聞用紙を作っている、もうずっと前から新聞用紙を作っている、これはもうずっと変わっておりません。それでその中身について若干パンフレットに従って見ていきたいという様に思います。製品のところをみて下さい。釧路工場の円グラフが書いてございますけれども、製品の請け先という事でございます。道内は僅か4%です。という事で大半が本州の方に持って行っているという事でございます。船を使って持って行っているという事でございます。新聞用紙のシェアは全国の約36%〜7%の間くらいでございます。その製品の中で新聞用紙が主体ですけれども、その他に電話帳用紙、それから週刊誌がございます。

右側の方の原料、燃料、これの特徴を少し言っておきます。チップが大半、原料として使われていますけれども、これの購入先、道内はからまつ、えぞとどでございます。その他に輸入、アメリカ、ブラジル、オーストラリア、ロシアという事で、かなり供給先が分散されているという事でございます。それから古紙、これも大半が道内ではなくて道外です。僅か10%くらいがこの界隈で集まって来るという事でこれも船で延々と運んできているという事でございます。それから石炭、これがこの円グラフを書いた時は平成15年、中国から若干入ってきていたのですけれども、今は完全に0になっています。やはり中国は逆に輸入をするくらいエネルギーとしては足りなくなってきているという事でもう出す余裕が無いという事です。ですからインドネシアとかオーストラリア、ここにまた若干振っているという事でございます。この使用量、大雑把に言って1000トン、1000トン、1000トンという様に理解して下さい。これは紙を作る方の原燃料という事で1000トン、1000トン、1000トン。後ほどご案内します卸売り電力と言いますか、これにプラス500トンとか600トンの石炭を使っているという事でございます。

動力、これにつきましては供給と言いますか100%自給出来ます。ですけれども色々な格好でその止まった時やまた色々な緊急にいった時という事で北電さんには非常にお世話になって、100%という数字ではなくて90何%平均的な自給率かという様に思います。その他環境等は時間がありましたら後ほどご覧になって下さい。その様な事で新聞用紙が主体の工場です。この近辺の釧路新聞社さん、それから道新さん、ここにつきましてはここの工場から大半が供給されています。特に道新さんについてはここの釧路の印刷所は8割がこの工場から納まっています。2割はとなりの王子さんからです。それから音更の道新さん、ここは100%当社から納まっております。それから釧新さんにつきましては100%この工場から納まっているという事で、皆さんのご家庭、あるいは会社で何部でも宜しいですからたくさん購入してもらえばこの工場から供給がさらに増えるという事で、色々助かるという様に思っているところでございます。

今日見て頂くのは先程の電力関係ばかりではこの工場、紙を作っているのではなくて電気ばかりしか作っていないのではないかという様に誤解を受けそうなので、やはりきちんと紙も作っていますという事で紙の現場、それからその原料であります古紙、非常に環境がらみとかリサイクル関係が非常に話題になっていますので、その古紙の処理設備、実際に溶かしているところと印刷している墨を抜く装置がございます。それを皆さんに分かりやすい格好で現場をご案内できますので、そこでまず説明をしたいという様に思います。という事で先程の電力関係は最後で現場にも入ってもらいます。外でも少しご説明したいと思います。それから最後にここにまた戻ってきます。時間が許される方はここにきて頂いてご質問等があるかと思います。

もう一つ忘れました。紙紐です。北海道新聞社さんが北海道地区に紙紐を配布されております。これは新聞用紙を束ねて、それで出して下さいという事です。主旨はそれを束ねたまま、我々のところに届けてもらえばそのまま原料として再生出来ますという事です。通常皆さんはビニール紐でくくっておられると思います。それは回収業者さんが中間でその回収した、束ねた物からわざわざビニール紐を除いておられます。除いた物をベーリングと言ってブロック状にした物が我々の方に届いています。その除く作業を、また除いたそのビニール紐、これは産業廃棄物になります。産業廃棄物は市では受け取ってくれません。それで別途お金を掛けて処分しておられます。その様な事でそのビニール紐も最終的には燃やす事になるかと思いますけれども、資源の節約という意味ではやはりこれも直接紙紐でくくってもらえば両方助かるという様な格好です。我々の方に来ればこれはもともと新聞に近い紙で出来ています。牛乳パックがございます。あの牛乳パックを回収して表面に貼ってあるビニールを除いて中のパルプを今のここに紙を付けてそれをよったものがこの白い紙紐です。という事でこれを使って貰えれば非常に環境上も良いという様に我々は思っていますので、その普及に我々が役立てばという事で、皆さんお客様として来られた時に記念品として持ち帰る様に今準備している訳でございます。100%これがくくられれば途中先程言いましたその回収の手間、ビニール紐の処分の手間、これが完全に無くなると我々は考えていますので、その辺のところもどうぞご理解をしてもらって普及の方にご助力願えればという風に思っております。よろしくお願いします。


日本製紙葛路工場 工場内を見学しました 本日のソングリーダーは田中武司会員




 

       5月26日 「リレー会員卓話」 
    
                 


本日合計 本年度累計
21,000円 1,859,190円


日時 会員数 出席率
5月12日 99名 61.1%