2005〜2006年度 第20回(通算2908回) 例会報告
2005. 12. 06
会長 石田 博司   幹事 武石 光樹   広報・会報委員長  五明正吉
会長の時間
 会長 石 田 博 司 君

先程の間々下君のお話がありますので早めに進めたいと思います。どうぞお食事しながらお耳だけお貸し頂きたいと思います。昨日琴欧州が大関になり、とても上手な日本語で挨拶をしていましたが、幕内だけでも10数人を数える外国力士がいて皆日本語が上手です。彼らにとっては日本語の習得は強くなる為の必要条件だという事です。厳しいしきたりと稽古の中で辞書も使わずに言葉を憶えていく、支えているのは強い目的意識とハングリー精神で異国での活躍と成功は想像以上の苦労と努力のたまものと分かる、という様な事を『外国人力士は何故日本語が上手なのか』という著書の中で宮崎さんという方が話しています。ある識者で結構この様な考えの方がいるらしいのですが、小中学校での日本語の授業、英語の授業を増やす傾向があるのに対してそれを無駄だと言っている識者がいます。英語はフランス人が英語を学ぶ様に、あるいは英語圏の人がフランス語を学ぶのとは大きく訳が違い、日本人が英語を学ぶのは他の国の人と比べ非常に困難が伴うのが日本の言語だという事です。その証拠に私の世代でも英語の授業は多くあったのですが、そのわりに実際に学校で習った英語が会話に役立っているかというと役立っていないのが現状です。ですからその様な論を唱える識者は、英語というものは必要だと思う人が必要な時に集中的に憶えるのがよいのであり、小中学校ではもっと日本の国語とか物理とか伝統文化を教える時間をさくのが将来的に日本の国力の高揚に繋がるのではないかという意見を述べている方が間々あります。私も個人的には賛成です。今日は間々下君が来年外国に旅立って行くということで、今朝そんな話を思い出してお話させてもらいました。ありがとうございました。


会長の時間
 1.ロータリーの友 12月号  到着



会長の時間
年次総会  「ロータリー財団奨学生活動報告」

 会長  石田博司君 

ロータリーの定款にこうあります、釧路ロータリークラブ定款細則第4条第1節、本クラブの年次総会は毎年12月第1例会に開催されるものとする。年次総会に於いて次年度の理事及び次々年度の会長の選挙を行わなければならないとなっております。11月の例会で立候補を求めましたが立候補がありませんでしたので、現理事者と次年度の青田会長とで次年度の理事及び次々年度の会長を決定しました。本日報告させて頂きます。まず次年度の理事の報告発表を青田エレクトよりお願い致します。       


会長エレクト  青田敏治君

皆さんこんにちは。次年度の理事を発表させて頂きます。稲澤優君、西村智久君、栗林延次君、武藤勝治君、浅野洋君、古屋英昭君、中井理文君、梁瀬之弘君、以上です。会長共々よろしくお願い致します。

会長  石田博司君

それでは次々年度当然次年度の理事になりますが会長のみ白幡博君を紹介します。次々年度白幡博君に決定をさせて頂きました。今日はこの様な場になると私が言っておりませんでしたので、本人から挨拶の言葉を用意していないと先程怒られましたがどうか急ごしらえで受諾の挨拶をお願い致します。


会長ノミニー  白幡 博 君
 

皆様こんにちは。今、石田会長の方からお話がありましたが本当に緊張しています。受諾の挨拶という事なのですが、私、今日はロータリー財団の担当で、壗下さんと色々打ち合わせをして今日の準備に結構頭を使っておりまして、まさかこの様な展開になるとは、長くロータリーにいるのですが
12月の第一例会でそのような事があったなと、今思い出します。正直に言いまして石田会長からお話があった時に石田流に言いますと、「君はまだ修行が足りないのだから修行しなさい、チャンスをあげる」と某喫茶店で、コーヒー1杯で軽く受諾をしなさいという事でした。日頃から石田会長とは業界も一緒で、どちらかと言いますと私自身が相談する一人で、いつも困った時だけですが相談をしていました。お話を頂いてから誰にも相談をする事が出来ずに今日まで来ましたが、すごくストレスがあり困っている状況です。ただ次年度青田会長は70周年なので、皆さん大変お忙しく1年間頑張るので、その次の年はゆっくり余り気張らず行なう1年間でよいかなと思っております。全く何も考えていません、よろしくお願い致します。



会長 石田博司君

白幡さんにお願いしまして実は次年度会長、次々年度をお願いしたいと言いましたら、彼はコーヒーを飲み、ふんふんと一呼吸於いてからパッと顔を上げて「本気で言っているの」という訳です。こんな事は冗談で言う訳がないのですが、本人にとっては相当驚いたようです。私も2年前に藤井さんから言われた時は本当に晴天の霹靂で腰が抜ける程驚きましたので、江戸の敵を長崎でではないのですが、あの時の私の気持ちを味わってくれたかと思っています。白幡さんはご商売もそうですが釧路の街を非常に愛して活発に活動されているので、その手腕でロータリーを1年間ひっぱって行って頂けると期待しています。どうぞよろしくお願い致します。時間の都合上、私よりメインプログラムに入ります。白幡さん、趣旨説明をお願い致します。


ロータリー財団委員長 白幡 博君

今度はこんにちはで、少し気持ちが楽になりました。今日は11月ロータリー財団月間という事で、財団委員長の白幡です。よろしくお願い致します。今日皆さんに紹介する方は壗下孝光(まましたたかみつ?)さん、あとで講演をして頂くのですが、彼は現在30歳で独身です。26歳の時に釧路の教育大学を受験されました。4年間釧路で生活をし、自分が求める特に伐採や環境問題を研究され今年3月に無事卒業されました。あとで彼から説明があると思いますが、カナダへ留学されます。通常の留学は1年間と聞いていますがマルチイヤーという事で今年度は2年間カナダで勉強されます。時間は30分位掛かるだろうと思い色々資料を用意してきたのですが、出来れば真間下さんはこの地域2500地区を代表する留学生で、この地区のプレゼンテーションの写真や本格的な資料を作られているので皆さんに聞いて頂いて、向こうへ行ってからの活躍をお祈りしたい。私は手短に終わらせて頂きたいと思っています。真間下さんこちらへどうぞ。一度お会いした時素晴らしい方と思いました。将来的には研究をされた後、釧路の自然環境の為に役に立ちたいという想いをお持ちになっています。カナダの留学される大学は世界各国からその様な方々が集まり、情報交換の出来る大学と聞いております。彼自身は横浜出身でありながら釧路の地域を選び、更に自分の研究をする為カナダをまた選んだ。将来的には「シャケ」ではないのですが、北海道釧路に戻りたいという気持ちも充分あるという事です。皆さんこれからの時間彼のお話を聞いて頂き、今後2年間ですが私達担当の釧路ロータリークラブとして応援団になりたい。皆さんと一緒に彼の活躍を見守りたいと思います、どうぞよろしくお願い致します。それでは本人に代わります。




ロータリー財団奨学生

間々下 貴光君(まました たかみつ)

今日は私の紹介の為この時間をさいて頂いてロータリーの皆様ありがとうございます。早速私のプレゼンテーションをしたいと思います。簡単な説明の流れからいいます。私の自己紹介と何故釧路に来たのかを少し説明し、国際親善奨学金プログラムというロータリークラブの奨学金を使っていくのですが、その制度やシステムについて説明します。その後私の行く街がどの様な街か地図ではどの辺にあるのか、あとの研究内容は、今、白幡先生から説明があったのですがもう少し詳しく説明をして、最後は将来の目標について説明出来ればと思っています。この度国際奨学金プログラムを使ってカナダの大学院へ留学する事になりました間々下貴光です。白幡先生から30歳と言われましたが、昨日誕生日を迎えて31歳になりました。ありがとうございます。趣味は私事ですが少し合気道と少林寺拳法をしており共に初段です。それと登山によく行き風景写真を撮ったりするのが趣味です。合気道と少林寺拳法に関しては向こうに支部があり、是非向こうの技術の向上等を通して国際交流を深めて行きたいと思っています。登山と風景写真は釧路に来た理由でもありますが、釧路は登山をする人にとっては理想的な環境で西は大雪山、南に日高があり道東は知床、斜里岳、雌阿寒岳と皆さん知っていると思いますが、これは皆百名山です。私はこの4年間で随分楽しみました。次は釧路に来た理由について少し説明したいと思います。教育大学で1999年に地域環境教育課程が開設しまして、私は2000年に入学したのですが、私の経緯とここに来た経緯は入る前に二十歳位の時からよくイギリスやオーストラリアの環境保護活動にボランティアとして参加していた経緯があり、その時に地域で実践する環境保護活動及び環境教育が重要だという事を認識して毎回帰って来ました。今回教育大学に入ったのはこういう学科を開いたという事と、釧路は釧路湿原に隣接していてかなり理想的な環境ではないかと思い釧路に飛び込んで来ました。研究を向こうの大学でしているうちに釧路湿原はラムサール条約で貴重な動植物は保護されていますが、まだまだ釧路湿原に係わる地域住民の意識の向上や環境評価の見直し、生態系のモニタリング等が必要だと実感しました。今回カナダの大学院ではその様な事をふまえて、もう少し具体的に研究をしたいと思います。森林保護という観点から環境評価の基準を高める事が出来る研究という事をする予定です。これが釧路に来てカナダの大学院へ行く経緯です。私は国際親善奨学金プログラムで釧路市から派遣されて行きますが、この奨学金を受けようと思った理由は勿論奨学金というのもあったのですが、ただ留学するのではなく地域の方と交流を深めていきたいという思いもありこれに応募しました。目的はガイドブックに書いてある事で、外国留学を通じて国際理解と親善を推進という事です。それと奨学金の学業面と親善大使としての活動を同じく重要視と書いてありますが、これはただ親善大使だけをし、学業を疎かにしていればよいかというと、その様なプログラムではなく、私の場合は先程先生から紹介してもらいましたが、マルチイヤーという2年間奨学金を受けるのですが、2年目の受給は私の学業が悪いと貰えない事になっています。私の指導教官の推薦状も必要になってきます。ですから両方頑張ってして行きたいと思っております。文化の相違に対する意識と敬意を増進、『超我の奉仕』の実践等は向こうに行って色々な形で活動に参加できると思いますので、積極的に参加して行きたいと思っています。それを通して文化の相違を意識しつつ、向こうの人の立場に立ちながら色々学んでいかなければと思っています。あとは受入国とスポンサー国家の重要な絆を提供と書いてありますが、私があとで説明をするのですが向こうに行きましたら年に10回から15回スピーチをしなければならず、白幡先生からも要望があったのですが、釧路市の紹介を是非積極的にしたいと私も思っています。それと今年知床が世界遺産になりましたので、釧路市は多分その窓口になると思います。それに関して知床の紹介もさせて頂きたいと思っています。次は先程も説明しました様に「地域社会で人道的ニーズに答える部類の奉仕の機会」や、最後のところに「奨学生を地理的に均等に送り込むことにより世界の全地域に影響」と書いてありますが、これはロータリークラブの奨学生なのですが皆さん優秀な方が多いので、例えばニューヨークとかロンドン等有名な大学へ行きたがる方が多く、ロータリークラブの趣旨としては大学に行かせるという事ではなく、全世界で地域に貢献して欲しいという事があり、必ずしも第一希望が通る訳ではないという事です。私の場合は今度ニューブランズイック大学というカナダのニューブランズイック州という所に行くのですが、問い合わせをしたところ過去3年で一人も奨学生が居ないという事ですので、積極的に釧路市と向こうの街の交流が出来るのではないかと思っています。次は奨学金の種類についてお話をしようと思います。私は先程もお話しました様にマルチイヤーという奨学金を2年間受け取るのですが、これは1学年度奨学金というのもあります。どう違うかというと基本的には受給する金額は全く一緒なのですが、上限が米ドルで2,500ドル、日本円にすると大体300万円位です。どういうものを含むかというと書籍や航空券、授業料、生活費等です。ここには保険は含みません。マルチイヤーの場合は、各1年につき大体12,500ドル、150万円位になります。私の場合は第1回の支払いが着いて直ぐに向こうの方から貰う事になっていて、1回で70万円から75万円位になっています。2回目の支払いは第1回の報告書を提出しなければならず、報告書というのは向こうの活動の内容を記載した物と、私の研究の進歩状況について書いた物です。これは財団のアメリカの本部と、私を受け入れてくれるロータリークラブのカナダと、釧路ロータリーへ報告書を提出する事になっています。それが済みまして勉強プログラムの開始4ヶ月後に残りの70万から75万円位を受け取る事になります。2年目は先程もお話した様に自動的に支給される訳ではなく、まず次年度に必要とされる保険に加入しているかどうかという事ですが、私はこちらで日本のAIUという保険会社に2年間加入して行きますので、こちらは問題ないと思います。あとは学業成績が良好で指導教官からの推薦状という事です。こういった経緯で奨学金が支払われていきます。次はどの様な方が私の留学を支えてくれるかという事ですが、釧路ロータリーの方は勿論なのですが、国際ロータリーの世界本部の方が奨学金コーディネーターという形で留学の準備や他の奨学生の情報、受入地区顧問ロータリアンであるカナダのロータリアンの方の情報を提供してくれます。それと奨学生の書類の管理や支払いの管理もしています。受入地区顧問ロータリアンで私が行くカナダのロータリアンの方は1回目の支払いをしてくれる事と、スピーチをしなければならないので、スピーチの予定を組む際にも協力をして頂きます。例会で学業の面でのアドバイザーも招聘してくれ、色々な面でお手伝いして下さると思います。先程もお話したのですが、このプログラムではスピーチの義務があり、年に10回から15回しなければならないとなっています。スピーチの内容なのですが自己紹介とロータリー財団への感謝の辞、次に自分の経歴及び興味や受入国カナダで私が観察した事を盛り込む内容になっています。最後にプレゼントとクラブバナーの交換という形になります。先程もお話した様に釧路市の紹介と世界遺産の知床等を是非盛り込んで、より積極的に釧路市と私が行く街プレブリフトンというのですが、交流する機会を促進していければと思っています。それと報告書提出の義務というのがあるのですが、これは先程お話した様に自分のロータリーでの活動だけではなく、研究プログラムの進歩状況もこちらの財団の本部と釧路ロータリーとカナダへ提出する事になっています。あとは積極的にスピーチが終わり次第、こちらの釧路ロータリーにもEメールか何かでお伝えしたいと考えております。以上が国際親善奨学金プログラムの主な内容です。次は私が行く街の場所の説明なのですが、この様になっております。かなり東海岸の方になります。どこにあるかというと説明が難しいのですが、こちらがボストンになっております。ここはPIと書いてありますが、プリンスエドワード島と言いまして日本人が多分一番観光地として行く場所だと思います。もしこちらに寄られる際は是非寄って頂きたいと思います。ちょっと左に行くとモントリオールがありますのでかなり東海岸であるということが分かると思います。この街はニューブランズィック州の首都になります。大学院とその街と書いてあるのですが行く大学はニューブランズィック大学という所で、日本語にすると多分理学部の森林学科というところになると思います。位置は先程見て貰った様に東海岸にある首都になり人口は約8万人です。釧路市の半分以下の形になると思います。州民はフランス系、英国系、アイルランド系、ドイツ系、スカンジナビア系、アジア系とかなり色々な方が暮らしている所です。言語は唯一カナダで英語とフランス語言語公用語にしている州になっています。経済はここで見てもらえば分かるのですが、パルプ、製紙、観光、漁業、教育と釧路とすごく似ていますので、向こうの方も私が釧路市の紹介をすればかなり親近感を持ってもらえるのではないかと思っています。次は研究内容ですが、先程白幡先生から少し説明がありました様に、主には森林の環境保護活動になります。内容は森林伐採の前後で動植物特に森林の下にある林生系の植物、シダ類とか山菜に与える影響を研究する事になります。下にも書かせてもらったのですが、近年では生物対応性という形で、いかに色々な種を保存するか維持していくかということが大きな焦点になっています。そういう観点から見た時に森林の下の植生というのは普通の木と比べてかなり多くの種が存在しています。一度森林伐採を全てしてしまった場合、特にインドネシアとかアマゾン流域でしてしまっているのですが、元の植生に戻るまで10年から100年掛かるといわれています。その様な経緯からみるとこれをどういう様に保護するかという事から、森林保護の活動実践を目指していく研究内容です。これで最後になったのですが、将来の目標なのですが先程もお話した様に、発展途上国の森林保護活動もしていきたいと思っています。特に世界中で進んでいる伐採地域アマゾン流域やインドネシア、フィリピン等の環境保護生物対応性維持の立場から適切な森林環境保護管理計画等を模索出来ればと思っています。私の場合は釧路市に助けられてここまできましたので、釧路市にカナダで学んだ知識を美しい釧路の森林を守る評価基準を向上出来る様な参加が出来ればと考えています。あとは釧路市地域の環境保護活動や環境教育の強化に貢献出来ればと将来は考えています。私のプレゼンテーションは以上で終わりです。ありがとうございました。




会長の時間
12月8日(木)  「年末クリスマス夫婦会」  
会長の時間 会長の時間
本日合計 本年度累計
20.000円 649.000円
日時 会員数 出席率
11月24日 98名 123.0%