2008-09年度 第39回(通算3069回)例会報告
2009年4月9日
会                長 川合 隆俊
幹                事 武藤 勝治
広報・会報委員長 黒田 恒史

会長挨拶  川合 隆俊 会長




 先日、世界を騒がせました北朝鮮のミサイルで世界中が大騒ぎになりましたけれども、この事件で特に日本の政府の危機管理の甘さというのを感じたのは私だけだったのでしょうか。何日も前から発射すると予告をされていたのですけれども、対応が悪くて誤報があったり、また発射された後も何かテレビを見ていますと閣僚の方は何だかのんびりとしていまして、あのような事では本当に打ち込まれた時に一体どうなるのかというような事を感じていました。皆さんはどうお感じになっていたか後でお聞きをしたいかと思います。

本日は当クラブのメンバーでもございまして、釧路信用金庫の理事長でもございます、佐藤優会員から『信用金庫の現状』ということでお話しをいただくという事になってございます。皆さんもう耳にタコができていると思いますけれども、アメリカは100年来の金融恐慌といわれてもう半年余りも経っていますけれども、政府が打ち出す政策もさっぱり効果が見えなくて、国民といたしましては一体いつになったら世の中の景気が良くなるのかと心配をしているところでもございます。

現在の政治は国民不在の、政治家だけの政党保持、身の保全だけの政治を行っているのではないかと感じられると思います。政府の打ち出す景気の浮揚対策、また金融対策についても新聞等の報道で見るだけの情報でしか分かりませんけれども、いずれにしても私たち素人にはあまりよく分からない、そのような政策だと思います。

聞くところによりますと、銀行などは株安等の影響もございまして運用益が得られないということで大分苦慮しておりまして、公的資金の導入等を考えている、また行っていただいた銀行もありますけれども、自己資本率を上げる工夫をしているようでございます。

その中にありまして健全な経営をなさっている釧路信用金庫さんの現状と、そして日本の信用金庫自体が抱えております問題等、これからの金融はどうなっていくのか、佐藤理事長によくお話しをしていただいて、私たち経営者といたしまして今後どのように会社を経営していったら良いのか、その参考にさせていただきたいと思っております。

         


                   
                    ■講 話 「信用金庫の現状」

 佐藤 優 会員



 日銀の支店長さんやみずほの支店長さんがいますので、金融の話というのはあまりおもしろくなくて、せっかくおいしい食事をした後ですから消化の悪いようなお話しはなるべくしないようにお話ししたいと思います。

 現在、国の方で金融審議会というのを行っています。この金融審議会というのはどのような事をしているのかと言いますと、共同組合、いわゆる信用金庫と信用組合をどうしたら良いのだろうかという事を話しているところなのです。今までかなりの回数の委員会をしているのですけれども、ちょっとすると信用金庫でも上位の信用金庫、いわゆる大型の信用金庫は銀行に転換したらどうかという意見がかなり出てきたのですけれども、ご存じの通り米国発のサブプライムの問題があって、どうもすっかりその辺の話は無くなったような、私の感じではそのような感じを受けていまして、全国で今日現在、そう言うと大げさかも知れませんが、毎月信用金庫の合併がありますので、私も来る前にインターネットで調べないと全国にどのくらいの信用金庫があるのか分からないくらい、めまぐるしく移っています。今日現在、279の信用金庫が全国にあります。

 私が昭和41年にこの釧路信用金庫に入った時の数字は残念ながらデータが無いのですけれども、約400ちょっとあったと思います。それでは道内ではどうかと言いますと、24ありますけれども、11月に紋別信用金庫が北見信用金庫さんと合併することがすでに決定されていますので2340数年間のうちに近場の事を少し思い出していただければ分かりますように、厚岸さんがまず無くなりました。富良野さんが無くなりました。遠軽さん、夕張さん、北央さん、石狩信金さん、パッとこう、今振り返っただけで7つか8つ信用金庫が無くなった、近隣の信用金庫と合併をしていって姿を消していった、このような状況でございます。

 信用金庫と言っても、先ほど言いました通り270の金庫がありますから、1番大きな信用金庫というのは京都にあります。京都に京都中央信用金庫というのがあるのですけれども、ここの、預金高で金融機関の大きさを測るというのも、今は必ずしもそのような事ではないのでしょうけれども、今日現在で3兆6000億円、比較していただけるように道銀さんが3兆5000億円ですから、信用金庫でも道銀さんを抜く信用金庫があります。1兆円以上の信用金庫というのは実は約20くらいありますから、北海道は残念ながら旭川さん1番多いのですけれども、全国には本当にそのように大きな信用金庫があります。かと言って、喜多市、喜多信用金庫というのが今全国では1番預金量の少ないところです。360億円。考えてみますと360億円でも何とかやっていけると言いますと少し語弊がありますけれども、それでも健全に金庫を維持するという事は、その地域にとってはこのような共同組合の金融機関というのはやはり必要なのだと、私は常にそのようなことを話しています。

 先ほどこの時間に何とか経営の人たちに何か良いお話しができるのではないかと言っておられましたが、残念ながら正直なところあまり無いと思います。皆さんご存じの通り、釧路は魚が獲れたとか、太平洋炭坑が非常に良かった時の21万人くらいの街の時でも、実を言うと毎年毎年企業の倒産や廃業等というのはずっと繰り返しています。中央の方がいわゆる不動産バブルで非常に活気が出ていた時に、地元の釧路は必ずしも良くなかったのです。

 そうすると今これだけ中央が、いわゆる日本中がこれだけの景気の悪化で、毎日のように新聞、テレビ等でやっているのですけれども、その分だけ実態として釧路の街、それだけ景気の悪化を甘受できるだろうかと言うと、皆さんどうでしょうか。以外とそうではないなと思う方があるかも知れません。

 ただ、私が金庫に入ったのは昭和41年ですから、43年くらいになりますけれども、うちの金庫ではかつて無いほどこの1年間で倒産、廃業が連続でした。日銀の支店長は私をじっとにらんでいますけれども、別に支店長のところにもいろいろ報告するのですけれども、実を言いますと本当に大変でした。

 ロータリーの例会に出なかった事を少し言い訳しますと、そのようなところも1つ入るのかと思います。

当然のことながら金融機関というのは3月末で決算をするのです。データを集めて決算をして、たぶん4、5日でおおよその数字が出るのですけれども、これは一般の会社と全く同じなのですが、金融機関や上場、いわゆる株を上場している会社というのは、後発、最終的に株主総会、私のところですと今日も総代会の皆さんで出ておられる方もいますけれども、総代会の時まで物理的に可能であれば決算を修正しなければなりません。後発事象と言いまして、3月末でうちの金庫はこれだけの利益が出たと言ったその後に、いわゆる決算を大きく揺るがすような大型の倒産等が出れば、3月に遡って後発でこのような事がありましたと決算を修正するかたちなのです。昨年がまさに、私のところはそれでして、まずまずかなと、うちの金庫ではまずまず、大体、税引き後で4億5000万円から5億円くらいの利益が出るかと思ったとたんに4月、5月でいわゆる自己破産が出て、約3億7、8000万円の大きな引き当てをせざるを得なくなって、首の皮がようやく繋がったというのでしょうか、1億5、6000万円くらいの最終収益、税引き後の収益というかたちです。これが果たして、先ほど私を褒めていただいて健全経営をしていると言いましたけれども、決してそのような健全経営の収益の状態では無い、この程度の収益では決して満足出来るものではないと、自分でつくづく思っています。金融機関の場合は、決算を終わって総代会、あるいは株主総会が終わった後のディスクローズ紙を出します。これは各全ての金融機関が店頭に、あるいは店頭ではなくとも店にかならずディスクローズを置きます。あるいは渉外担当者が皆さんのところに配るのです。私もいつもそう思うのですが、国で決められてこのような事は開示しなさいときっちり決められているのですけれども、たぶん、うちの金庫の支店長も中身を見て分かるのだろうかというくらいに、難しいのです。その1番の難しさはどこにあるのかと言いますと、この運用部門です。この中身を本当に理解するというのは、私のところも資金証券部というのがいましてそこでしているのですけれども、彼らや過去にそこを経験している、あるいは役員の場合はこれで毎日のように報告がありますから、そのような部分をするのですが、実を言いますと私のところは規模がそんなに大きくないのです。預金が大体1,800億円から1,900億円くらい、貸出金が約1,000億円あるのです。

ところが貸出金の1,000億円では、正直なところやっていけない、やっていけないというと少し語弊があります。預金をもらって貸し出しをすると当然その差が出てくるのですけれども、私のところで今、有価証券や国債を運用しているのが440から450億円、それから日銀さんや上部団体等に預けているお金が約300億円くらい、これは常に上下するのですけれども、そうするとうちクラスの規模でも600億円くらいの運用をやらざるを得ないのです。余ったお金を現金で持っている訳にもいきませんので、何らかのかたちでどこかで運用せざるを得ない。そうすると運用に失敗をしたら大変ですから、出来る限りリスク分散をするという事で国債を買ったり、あるいは地方債を買ったり、リスクが非常に少ないような部分の方に投資したり、あるいは国内の株、投資信託、それだけでは何としても利回りがどうにもとれそうにも無いというかたちになると海外に投資を向けていきます。海外に投資を向けるということは、為替のリスクも当然、我々、特に信用金庫の場合はドルで抱いてもしょうがないので、円に換算していただく訳ですから、そうすると円がどうなるのかという部分もあるのです。当然のことながら海外の企業がどれほど、このような地方の信用金庫が基金を把握出来るのだろうかという事になると、残念ながら全く分かりません。ではどうしたら分かるのかと言いますと、国際的な、日本にもありますけれども格付け金融機関が格付けをしてくれる訳です。日本の企業もそうですし、我々の金融機関も格付けをされるのですけれども、そこを頼りに投資をしているのです。

実を言いますとリーマンブラザーズが倒産しましたけれども、これは一時的にですけれども確かAAA(トリプルエー)、トップの格付けまでいきました。日本の国債よりも高い格付けを取得したことがあるのです。幸い私のところはアメリカの方の投資をやめてヨーロッパを中心に投資をしているのですけれども、もう新聞等に出ておりますが、それぞれの信用金庫や銀行がそのようなところにドンと投資をして、もう大変な部分があります。地方の信用金庫といえども、このように手持ちの資金が増えれば増えるほど、この運用に本当に大きなリスクを持った仕事をせざるを得なくなるのです。

本来の地域の金融機関は、どのような事をしなければならないのかと言いますと、本来はやはり地元に集まったお金を地元に還元をする、いわゆる地元に融資をするのが本来の我々の仕事です。みずほさんもいますけれども、そのような大手の金融機関には大手の金融機関の使命があるのです。地方銀行は地方銀行の使命がある。私のところのように地域の信用金庫は地域の信用金庫の使命がきっちりあるのです。ただ、私のところは例えばどこそこに、釧路だけではなく札幌に支店を出したいと言いますと、店舗を認可するのは国ではありません。店舗は届け出なのです。どこかに店舗を出したいと言いますと、うちの金庫で、総代会でもって定款変更をして、どこそこに店舗を出しますと、それはそれでOKになります。但し地域をどこそこで営業をしたいという地域の認可は国が認可するのです。ですから私のところが例えば釧路、十勝、根室、いわゆるここが営業区域なのですけれども、ここではこれ以上融資が伸びきれないだろう、是非札幌に行きたいとなっても、国が札幌は駄目ですよとなると店舗は出せません。法的には決まってはいないのですけれども、戦後ずっと営業区域の拡大というのは実を言いますと飛び地は認められていないのです。北海道では。全国ではあるいはそのようなところがあるかも知れません。という事は、私のところは札幌にも店舗を出すとすると根室までしか持っていませんから、毎年、毎年、少しずつ営業区域を拡大していかなくては駄目なのです。それで初めて札幌区域まで石狩の方まで営業区域を拡大して初めて国から認可をいただいて、その後店舗を出すので、このようなかたちなのです。

ですから北海道の信用金庫は、実を言うとどんどん中央の方に店舗の拡大をしていきます。私は札幌の方に店舗を拡大しようというのは、全くもう考えてはおりません。私のところは釧路と十勝、帯広には1店舗しかありませんけれども、釧路と帯広で営業をしています。預貸率が57%、いわゆるお客様からお預かりした預金の57%は融資に振り向いています。これは実を言いますと経営としてはまだ非常に少ない、預貸率はまだ低いのです。昔は大体預貸率は少なくても65%無いと信用金庫はやっていけませんと言われた時代なのですけれども、今は65%の預貸率を持っているのは全道では札幌信金さんくらいで、大半は50%以下です。1番預貸率が低いところは稚内信金さんですけれども、預金の27、8%くらいしか行っていませんから、残りの大半は運用していくかたちになります。運用すれば運用するほど、当然リスクもつきまとう。ところが余ったお金は融資をすると、やはりそれはそれぞれの地域による運用のリスクが当然つきまとってきます。この辺のバランスをどうしていくのかというのが今1番厳しい、私はそう考えています。

10年前に私のところは帯広に店を出しました。皆様方はご存じだと思うのですけれども、帯広で釧路という名前で営業をしているところは釧路信用金庫しかありません。向こうの方に店舗を出すときは、釧路の名前で出ても絶対に成功しないからと名前を変えたりしていきます。私のところは10年前に帯広に店舗を出したのですけれども、渉外の担当者が8人のうち、5名が胃潰瘍になりました。私たちは非常に幸せな職業でして、釧路でお客様のところに全く初めてのお客様のところに行っても、余りひどい、「うちは信金さんとはおつきあい無いからいいよ、帰ってよ」このくらい言われるのは営業マンとしては当たり前の事ですけれども、十勝はどのようなかたちになったかと言うと、若い職員の前で名刺を破るのです。このような営業をしたのは初めてです。目の前で「釧路信金さん、前回来なくていいって言ったでしょう、もう2度と来ないでください」と言って名刺を破って側にバッと捨てる。渉外担当者は「大変申し訳ありません、また是非来させてください」と言うと、「もういいよ、来なくていいよ」と言われながらも破られた名刺を貰って帰ってくる。

それは釧路信用金庫が嫌なのではないのです。特にこの釧路に対してはもの凄い好敵手と思っているのでしょうか、ライバルと思っているのでしょうか、それで網走さんや北見信金さんが出て行ってもそのような事は無かったと言っています。それが今10年目で、私のところは19店舗しか店が無いのですけれども、実を言うと1番預金をのばしているのが十勝なのです。帯広なのです。当時は酷く色々な事を言われたのですけれども、いざ一旦お取引をすると釧路とはまた別の良いところ、釧路は釧路で素晴らしいところがありますけれども、十勝は十勝でまた素晴らしい良いところがあると思ってきていました。

それぞれの店にお客さんの会というのはどこの金融機関も持っていますし、あるいは皆さん方のご商売でもお客さんの会はあるのですけれども、十勝、先月帯広に出来ました。釧路の会と少し、帯広は違っているのです。たぶん金融機関だけではないのかと思うのですけれども、何が違っているのかと言うと、お客さんの会ですから全くの懇親会です。仕事の話はほとんどしません。お酒を飲んだり、ビンゴゲームをしたり、十勝が違うのはたった1つ、それは私と一緒にお酒を飲んでもお客さんが「理事長、あそこにいるお客さん、ちょっと紹介してくれないだろうか」と言うのです。「会ったことが無いから」と言うのです。「ああ、いいよ、いいよ」と言って、私はそこに連れて行く。十勝の愛信会の会長さんというのが、宮坂建設さんなのです。今期の工事高が180億円、十勝でも萩原さんより工事高では上をいっているのですけれども、その方と私と話をするのですけれども、皆、「理事長、名刺1枚でもいいから、宮坂の社長と名刺を交換させてくれ」と言うのです。「同業者がいるのだけれども、余り社長と今ひとつ馬が合わないんだよね、理事長、中に入ってちょっと話をしてみてくれないか」と。そのような話は実を言うと帯広だけです。そこが私は、釧路の漁師町で今まで来た釧路の、本当に何と言いますか、どちらかと言いますと若干淡泊で、それはそれで良さもあるけれども、十勝のねちっこさ、ねちっこさと言うとまた十勝の人に怒られるかも知れませんけれども、商売に対するその粘り強さというのが、釧路よりも十勝の方が少し多いのではないかと、私はそう思って今、十勝のうちの帯広支店を見ています。

そして農業関係の分野に私たちも先ほど少し言いましたように、十勝に行ったときの1番の目的は農業分野に何とか食い込んでいきたいというのが私の、前の山本理事長の考え方でもありました。それは先ほど少し言いましたように、地域が限定されてこの地域でしか営業が出来ないという事は、実を言うと地域リスク、地域リスクと言いますと少し名称が合うかどうか分かりませんけれども、釧路と一緒の運命共同体なのです。私のところも。釧路の人口が今、19万人そこそこです。手前どもに何らかのかたちでお取引をしていただいているのが、実を言うと161,000人あります。普通預金1円かも知れません。定期預金1,000円かも知れません。それでも何らかのかたちで手前どもとお取引しているのが、いわゆる顧客と言うのですけれども、顧客数が16万人くらいあるのです。そうするとやはり、地域の金融機関として本来の使命を持ってきっちりと仕事をしなくてはならない。でも、もしもこの釧路だけで営業を出来なくなっていくというかたちであれば、もう少し十勝の方にも目を向けても良いのでは無いのかというかたちで、十勝の方へ出て行って10年ちょっと経ちますけれども、幸いにしてようやっと商売をさせて貰っているのがうちの今の金庫の現状です。

信用金庫、これから本当に大変な時代になって、何が大変なのかと言いますと、また少し戻りますけれども、貸出金が伸びません。貸出金が伸びないと他で運用しなくてはならないのです。ところが信用金庫というのは、元々運用というのはほとんど専門の職員を教育、育てて来なかったものですから、それこそ日銀さんとか、そのような人たちから色々教えをいただきながら、あるいは証券会社等から、我々も上部団体がありますから、そのようなところから色々指導を受けながら何とかかんとかするのですけれども、残念ながらうちの金庫は余ったお金を国債だけで運用するというのは、これですと収益的に非常に問題になりますし、もう皆さん方ご存じのように国債といえども毎日の相場が上下していきますから、ここにもやはりリスクは当然ついてきます。ですから本来、信用金庫というのは、地域の金融機関というのは、その地域の中で集まった預金を出来るだけ地域に潤沢に回しながら営業が出来るというのが本来のその我々共同組合の金融機関ですし、これは将来どのくらい減っていくか、私もよく分かりませんけれども、その地域にその、例えば私のところですけれども、釧路の釧路信用金庫はあった方が良いとお客さんが認めてくれれば、我々も必死になって今後も営業をしていかなければなりませんし、今のところですとお陰様で何とかかんとか、本業での利益を出していける。

ただ今年は実を言うと健全経営と言っていましたけれども、隠しても我々の決算というのはすぐ分かりますし、たぶん数日後くらいに日銀さんにも報告しなければなりませんけれども、本当に3月末では利益は何とかとれている。これだけ大口の倒産がありましたけれども、3月末では何とか黒字になりました。全道では大体7つから8つの信用金庫が赤字に、今期転落する。3分の1は赤字に転落するというかたちになりましたし、各銀行さんも今年は非常に厳しい決算をしていますけれども、あと願うのは、この間いわゆる保証協会が100%、言ってみてば国が100%保証すると、全国緊急の融資をしました。私のところも2月末で30数億円ですから、たぶん釧路市内で120億円、大体120億円の融資が出たのだろうと、真水の部分はちょっと分かりませんけれども、おおよそ真水の部分でも100億円くらいは出たという感じです。これが何とか次に景気が少し上向きになるまで、緊急的なこの栄養剤が効いて、皆さん方が元気になるまで何とかこのような金融の面でお手伝い出来ればとよいのかというように考えております。



 


 


 

                                              
        
4月16日 (木) 新入会員歓迎例会   18:00~ 釧路キャッスルホテル
           
梁瀬誠也会員クラブ在籍50周年記念・山下義則会員米寿祝賀例会
本年度累計 1,450,000円
平澤 秀樹 無事、退院出来ました。健康第一で頑張ります。
(敬称略)