2008-09年度 第47回(通算3077回)例会報告
2009年6月11日
会                長 川合 隆俊
幹                事 武藤 勝治
広報・会報委員長 黒田 恒史

会長挨拶  川合 隆俊 会長

 先週開催されました北クラブの50周年式典、多数のメンバーの方々と一緒に参加をして参りました。式典の内容につきましては型通りの進行でありましたけれども、当クラブがスポンサークラブということで感謝状をいただいて参りました。前方の机に飾ってございますので、後ほど見ていただければと思います。記念講演といたしまして伊丹ロータリークラブの深川氏による『永遠の課題、職業奉仕』ということでお話しがございました。その後懇親会がございまして、参加されたメンバーと一緒に楽しんで参りました。

 翌日は記念ゴルフ大会が開催されましたけれども、当日は雨模様でありました。当クラブからも何名かが参加されたようでございますけれども、成績がどのようだったかということは聞いてございません。参加された方からお聞きいただければと思います。いずれにしてもクラブの精鋭のメンバーが参加してくれていましたので、多分、良い成績をあげられたのではないかと思っています。参加をしていただいた会員の皆様、大変ご苦労さまでございました。

 また8日には新旧の合同理事会が開催されました。羽生年度へ無事、引き継ぎが行われました。私の年度もいよいよ最終段階に入ったという感じがして参りました。あともう少しでございますので、息切れをしないように頑張っていきたいと思っているところでもあります。

 今週末に最後の対外行事であります根室ロータリー50周年記念式典が開催されます。当釧路クラブがスポンサーをしております3つめの50周年記念でございます。武藤幹事が取りまとめておりましたけれども、当日はバスをチャーターしてございますので、午前8時半と早めの出発になります。せっかくの根室でございますので、納沙布岬などを観光しながら行きたいと思っております。その後に昼食をとってから式典に参加する、そのような計画でございます。参加人数がいまのところ15名程度と聞いております。まだまだバスに座席の余裕がございますので、いけるようになったという方は是非とも参加をしていただきたいと思います。

 本日は最終のゲスト例会ということでございまして、それにふさわしい方をお招きしております。先ほどご紹介申し上げましたけれども、釧路動物園の山口良雄氏をお招きいたしまして、題名『釧路市の動物園がおもしろい』ということでお話しをしていただきたいと思っております。

 最近の釧路市では動物園の色々な話題が続いておりまして、シロクマの『ツヨシ』から始まりまして『タイガ』と『ココア』、そして本日の釧路新聞にも載っておりましたけれども、グランドシマウマが入園、入園というのですかね、入りまして、その愛称を募集しているという記事が載っておりました。なんとなく暗い感じがする世の中にありまして、マスコミを通じて入ってくる動物たちの話題は私たちを癒してくれますし、気持ちを和ませてくれる、そのように思っております。

また動物園に関係はございませんでしたけれども、釧路川のクーちゃん騒ぎでございます。もういなくなってしまって大変残念ではありますけれども、この不景気な釧路に多大な経済効果を与えたようでもございます。そのくらい、動物は良くも悪くも私たちの生活に大きな影響を持つもの、そのように考えてございます。

最近、旭川の旭山動物園、そして札幌の丸山動物園の話題が報道されておりますが、釧路の動物園も先ほどお話しをしましたように色々な話題がございまして、その火付け役といたしましてマスコミや色々な会合で講師としてご活躍しております釧路市動物園の園長の山口園長にお話しをお聞きしたいと思っております。山口園長のお話しは大変面白く興味深いお話しをしていただけるので、この後楽しみに聴かせていただきたいと思います。


         


                   
                  ■講話「釧路動物園がおもしろい」

釧路市動物園 園長  山口 良雄 様 

 皆さんこんにちは。釧路市動物園園長の山口でございます。

 今、いきなり神様の絵が見えるかと思いますが、これは釧路しかいないコタンクルカムイと言われますシマフクロウです。今日、なぜこのようなところから始めたかと言いますと、動物たちの命を私は1年間見てきた時に、人間のリズムとは違う色々な長い時間を経て変わっていきます。このシマフクロウにいたっては釧路には12羽しか動物園にいないのですが、野生では120羽、どんどんどんどん、今、生息環境が悪化していまして、まさにアイヌの方々はコタン、ようするに部落を司る守り神としてシマフクロウを、世界最大のフクロウが実は私たちの釧路の動物園に来なければ見られないということなのです。このような大変な動物が我々を守ってくれている訳です。

 これが噂のメスになった『ツヨシ』です。昨年1126日に発表いたしました。帯広の『ピリカ』も実はメスだったのです。天地がひっくり返るような噂になりましたけれども、6月にこの連れ合いの『クルミ』というメスと掛け合わせるべく同居させましたところ、抱き合うところまではいったのです。非常に期待しました。ところがいつまでたっても抱き合ったままなのです。それで食事中申し訳ないのですが、排泄の姿がまるっきり同じということで、『おかしい』ということでDNA鑑定をしました。2回してその結果は2回とも『限りなくメスに近い』だったのです。ただやはり最後は人間の目でということで、危険なのですが、麻酔で倒して股間を見ました。見事になかったです。これは分からないのです。小さい時に3ヶ月くらいで肛門部から生殖器の間で測るのですけれども、犬、猫のように出ているものではないのです。突起がない中で、これで本当にもうメスになってしまったのですけれども、名前をどうしますかとよく言われます。『ツヨシ』はやはり『ツヨシ』なのです。新庄さんにあやかって札幌でつけた、市民みんなで応援しているこの『ツヨシ』に今、代役が来ております。

 『ツヨシ』はメスですから子どもをつくれないので、ツヨシのお父さんが登場しています。『デナリ』と言います。この『デナリ』と『クルミ』が今月いよいよ同居、見合い中でございまして、今月『クルミ』に発情がくると来年、釧路でもいよいよ札幌に負けないホッキョクグマの赤ちゃんが誕生するのではないかという、もう少し言いますと、ホッキョクグマはいままで152頭しか国内で繁殖していないのですが、生きたのは19頭しかいないのです。そのうち4頭が我が釧路市動物園です。旭山は5頭、札幌が4頭に今回2頭のツインズが出来ましたので19頭のうちの12頭プラス2、北海道がいかにホッキョクグマに適しているか、それでもまだまだ北極の環境にはないのですけれども、この北極が今、どんどん氷が溶けて壊れていきます。我々もエコな生活と言いますけれども、本当に人ごとではないです。

 レッサーパンダが出ました。12年ぶりにレッサーパンダの『コーアイ』というメスのおなかには赤ちゃんが入っています。今月、これも実は12年ぶりで、レッサーパンダの赤ちゃんが釧路市民の前に登場するかも知れません。初産なものですから上手く育てていければ良いのですけれども。

 これはこの前にいた『クーちゃん』ではないです。ワモンアザラシの『ワット』と言いまして、つい先日小樽まで行きました。これがホッキョクグマのエサになる世界で1番小型のアザラシなのです。体長50cmほど。『クーちゃん』よりちょっと小さいですけれども、よく『クーちゃん』がいなくなってこのワモンアザラシに救いを求めてくる方がたくさんいらっしゃいます。残念ながらこれは小樽の方に、保護された動物ですので小樽の仲間のところへ行ってしまいました。

 『ロマン』と名付けたこのクマタカ、昨年世界で初めて釧路市動物園が人工ふ化に成功しました。今、鷹匠を目指しています。4名のスタッフ、本当に私の付けた、良い名前と勝手に思っているのですけれども、『浪漫飛行』からとっているのですけれども、この2kgクマタカを園内に飛ばしたいのです。鷹匠というのを、本当にすごい鷹を皆さんの目の前でお見せできたらということで今盛んに訓練をしています。これが実現すると国内でも本当に珍しい、通常はトビとかを使うのですけれども、クマタカは2kg以上あり、羽を広げると1m50cmから1m80cmにもなりますので、これを悠然と皆さんの前でお見せして留まる姿を見せられればと思っています。

 そんな釧路市動物園ですけれども、今、異変が起きています。これがショッキングな映像ですけれども、昨年の5月24日、仮死状態でころがっているトラ3頭。これが1頭、ここの上にもいますけれども、地球上に1000頭といないアムールトラの赤ちゃんが釧路市動物園に誕生しました。ところが8時10分の見回りの時に発見したのがこのまさに血の塊です。横に肉とかがありますけれども、母親は何の面倒も見ずに離れていて、このものは死んでいると我々は思っていました。ピクリとも動かなかったです。獣医師と飼育員がたたいてみるとピクリとしました。それでお湯を張って1時間の蘇生で3頭生き返ったのです。『タイガ』『ココア』の他にもう1頭いて、その1番小さなオスが残念ながらこの1時間後、女医さんのおっぱいの中で死んでいきました。最後はやはり人肌で助けようとしたのです。1番小さなオスはやはり助けることが出来ませんでした。残ったのが『タイガ』と『ココア』なのです。ところが脚にこれだけ重度の障害が見える、発見されます。世界でもたぶん初めてのチャレンジを我々はしているのですけれども、アムールトラがいない中で四肢ともに障がいがあるのです。前脚もこのように向きが微妙に違います。長さも違います。後ろ脚はずっと交差して股関節ができあがっていません。左後ろ脚から、とくに中に入っているのです。この状態で我々は前市長さんにも発表させたのですけれども、これは生きないだろうと。というのはお母さんのおっぱいを1つも飲んでいないのです。ここにさらしている時点で感染症は始まっている訳です。

ですから当然、立てない野生動物というのはあり得ないですから1年は当然もつ訳はなく、1ヶ月もつかどうかという戦いが始まりました。人間の保育器の中でしか育てられなかったのです。すぐこの中に入れて、何を飲ませてよいかというとおかあさんのおっぱいをとれるわけもなく、飲ませたのが猫用のミルクです。猫用のミルクでまず試したところ、ガブガブと飲む。人間用のほ乳瓶であげていくのですけれども、1番恐かったのは排泄です。通常、猫を飼っている人は分かると思うのですが、親がすべて舐めます。排泄すべてです。人間が2時間おきにギャアギャア鳴く、この猫と同じような仕草をするトラに対してミルクを与え、そして排泄物を常にとっていくのです。脚がずっとこう、バッテンになっているので、ここに全部排泄物が溜まるのです。感染症が1番恐かったものですから、親の初乳、おかあさんのおっぱいの中には、動物はすべてのバリアと言われる免疫抗体をもったその塊が初乳にある訳です。その初乳をひと口も飲んでいないこの赤ちゃんが、こんなこの動物園の片隅の中で生きる訳がないと思います。まして脚が交差している状態で、オスの『タイガ』の方は脚が手前にひっくり返っていたのです。ですからどうみても3本脚なのです。『ココア』の方はこのようになっているのですけれども、『タイガ』はこちら側に脚が向いたままです。

 付け根からさらに入っていますから。いつ見てもこのような状態で、この保育器の中をごろごろごろごろ転がっているのです。そしてこれが排泄。もう排泄は戦いでした。うちの大場という飼育主任が4名のチームを組みまして、2時間おきにとにかくきれいにしなければ、雑菌が入っただけで褥瘡(じょくそう)と言われる床ずれ状態が起きた時点でもうだめだろうと思ったのです。この子ども達の手足の切断を含めて考えていましたから、ただほんとうに最後は皆さんにお見せはできないけれども、我々人間が助けてしまったのです。野生界ではもう死んでいる動物です。ところがこの3頭を助けた責任がそこでありました。どのようなことがあっても生かさなければならなかったのです。ただ、動物園は見せる場所なのです。障がいを見せてはいけないのです。国の通達の中では。残酷に動物を見せてはいけないという通知があります。それで思い悩みました。人に見せられない、ただ我々が助けてしまった、さあどうしよう、です。人もいない、施設もない、間違って1年なんか生きたらどこにこの動物をおくのだろうかと。その施設もなかったのです。

 これが私の忘れられない日の写真です。6月23日、生まれて丸1ヶ月後に『タイガ』と『ココア』が立った日なのです。この交差した脚がいつもおしっこまみれに、うんちまみれになっていたのですが、いつもこのシーツの中でごろごろごろごろ転がっています。保育器の中に入れます。また出します。歩けないけれどはいずり回るのです。前脚はなんとか立つようになりました。後ろ脚はこうなったままなので、ごろごろと芋虫のように転がっているのです。この日に、はじめに右側の『ココア』が立ちました。左側の『タイガ』が3本脚だったのですが、今でも忘れないのですけれども、本当にこのシーツのおしっこの塊から逃げたいのですけれども、逃げられないのです。ごろごろ転がるだけで。この日、はじめ『ココア』がおしっこの塊からブルブル震えながら、このように歩幅狭く立ったのです。『タイガ』はやはり3本脚で立って、そして歩いたのです。これはもう職員、感動しました。歩ける。我々はもう歩けないと決めたまず第1番目のそれがクリアされている訳です。狂ったように歩くのです。もうこけても、こけても歩く。この野生動物のすごさというのは本当に人間にはたとえようがないということで、もう我々もだんだん決心して、もうとにかく生かして出来る限りしようと、もう双子状態ですからこのような状態で2時間、自分の動物を放っておいてでも来なくてはならないのです。もう鳴きますから。後ろ脚をマッサージするともうビャーっという声が事務室に、隣同士ですから私のところにも聞こえてきます。マッサージしているなと。飼育員は後ろ脚に手を掛けてしまうのです。脚がこうなったまま固まってしまのではないかということで、開いた時もこんなものですから。手を掛けるとギャーギャー言う。それでも何とか生きよう、生きようという声に聞こえてくるのです。そして7月19日に我々は決心しました。障がいを見せるのではなく、頑張っている姿を伝えられないのかということで、批判覚悟で市民の前に出しました。

 嬉しかったです。お子さんやおじいちゃん、おばあちゃんを含めて、もう涙する方まで出てきました。この小さな、うちが持っていたスクリーンテントの中で、蚊に刺されたらまずいということで気をつけながら、蚊取り線香を焚きながら、感染症との戦いがある中での発表でしたから、たった20分です。この20分に市民から飛んだ言葉が『頑張れ』です。今、動物園協会が言っているフレーズは『頑張れタイガ・ココア』です。動物に向かってみんなが声を掛け合うのです。私の目の前で不思議なことがおこります。『頑張れ、頑張れ』ですよね。それでこけるのですよ。また歩くのですよ。涙を流す方も出てきています。子どもまでも声援します。私はやったなと思ったのです。これがまさに1番伝えたい命の力ではないかと思ったのです。批判はゼロです。というより、この日を期して『タイガ』『ココア』に会いに行きたいという声が高まっています。ところが我々の施設には何も無い。人もいないです。そのような中で手探りのものが、原因が分からないのです。子ども達の親が全然何ともない時に、日本でも有名な血統の組み合わせから、このような障がいが出て原因が分からない。それで困り果てたら酪農学園大学が手を挙げました。

 北海道でなんとか面倒を見ようと精密検査をした結果、骨が写らない病気で軟骨形成不全症という訳です。骨になっていかない病気なのです。それで成長が止まるかもしれない。脚が支えられないかも知れないということの発表。ただ、原因は分からないです。そしてこの子ども達は間違いなく、この骨が12月に繋がったのです。これは奇跡という言葉で新聞、それからテレビでも報道されました。我々はモニタリングを含めてやっていくのですがこんなにトラの骨の成長が遅いとは分からなかったし、世界で初めての経験なのです。何のデータも無い、手探りの中でしていく中で、この子ども達は歩きながら骨格を作っていきました。骨格が出来てくると筋肉が出来てきます。『タイガ』は3本脚から4本脚へ、つくようになってきました。『ココア』がちょっかいを掛けるから『タイガ』が動くようになった。そのような骨の病気もいよいよこの2頭が克服していきます。

 これは大場の優しい顔です。普段は厳つい顔をしているのですけれども、もうトラが猫のように親と思って慕っていきます。追うのです。アムールトラが人間を。このようなことは人間が育ててしまったから起きているのです。野生界ではこのようなことは無いです。1番危険な人間に対して寄りもしません。ところが動物の仕組みの中ではこれが出来てしまうのです。9月に7回、もう押すな押すなの人が動物園に殺到してきます。もうテレビでも朝ズバとか、それから動物奇想天外とか、そのような中で9月28日に最終としました。我々、手で直接触れなくなることが分かっていたからです。2510人がこの日、並びました。これは動物園始まって以来のことです。

 大観覧車から撮った写真です。正門、西門に列をなして人が待っていたのです。これは天下の旭山動物園なら分かるのですけれども、私たち、皆さんの釧路市動物園の姿です。この中で2頭は走って見せたのです。やはりここでも『頑張れタイガ・ココア』です。先頭、最後尾というありがたい看板を私は初めて作りました。このような中で『タイガ』『ココア』は走ってくれたのです。そして今、すごいことが起きています。6月28日に始まった募金が1年足らずで今850万円というお金で、今、益金が止まりません。これでこの子ども達の仮設獣舎からいよいよ4月5日に完成する新動物舎の建設となりました。皆さんの力が益金となって5500万円というお金を動かしたのです。


 そして日本でも初めての寄付金を入れた建物が出来ました。そこで今、『タイガ』『ココア』はしっかりと育っています。『タイガ』はまだ相変わらず3本脚のことがありますけれども、16mをバリアフリーにしました。内外へ出る時に大きな段差を組むのが普通ですが、そのようなものを一切取っ払いました。この子ども達が色々なことを教えてくれたような気がします。生きたいということと、自分が不便だからバリアフリーにするという我々人間だけで考えていたことが全部今、動物本意で教えてくれます。『タイガ』は今51kg、生まれた時はたった1038gです。『ココア』は893g。1kgない『ココア』が、向かって右側の『ココア』が今47kg、左側のオスの『タイガ』は51kg、今160kg以上に向かっていきます。あと2年掛けて。ですからこの子ども達の先は実は分かりません。骨が今繋がっただけで、この160kg150kgの体重を本当に支えていけるか。特にこの左側の『タイガ』については、背骨も2ヶ所、変な融合をしていますので、これがもし背骨の神経、太いのが通っていますから、そこにさわってしまうと皆さんのヘルニアと同じくまさにその日にいきなり半身不随になる可能性を左側の『タイガ』は爆弾として持っています。

これは全部もう2頭の生きていく力しかないのです。人間、我々がどのようなことをしてもあとはもう手足の切断等、そのような最後のところでは手を尽くしますけれども、これは2頭がしっかり、もう本当に生きていく力でしかないのです。ですから生きる力というのはもう本当に我々1年間、この小さな動物園の中で、世界で初めてこの試みをする羽目になったのはやはり命だと思います。野生動物は、本当は手を掛けてはいけないのですけれども、動物園という仕組みの中で生かした責任、ですから何が何でも我々はしっかり育てなければならないのです。死んでいった1頭がいる訳ですから。それで世界に450頭もいないアムールトラ、野生で。世界が500頭足らずの動物園、900数十頭のかけがいの無い命が我が釧路市動物園に4頭もいます。親2頭と『タイガ』と『ココア』。ですから皆様方にはこれからも是非動物園に来ていただいて頑張れと言っていただければ非常にありがたいと思っています。これからも動物園、よろしくお願いいたします。


 

               
          
                     
                                               

新入会員挨拶  

日本生命釧路支社 支社長 玉井 国男 会員

 改めまして日本生命釧路支社の玉井と申します。どうぞよろしくお願いいたします。皆様方からご承認を賜りまして本日から入会をさせていただきます。

 実は北海道は初めての勤務でございまして4月に着任をいたしましたが、入会まで2ヶ月も経って本当に申し訳ない状況でございますけれども、日本生命は全国に107の支社がございまして、その支社の下に営業所がございますので営業所の数で言いますと全国で1000幾つになるかと思いますが北は北海道に5支社、そして九州、沖縄という形で107の支社がございますけれども、私が所属しております釧路支社というのは全国一エリアの広い支社でございます。赴任する前にその面積のたとえとして言われましたのが、四国4県プラス山口県を合わせた面積が、私が担当させていただいております釧路支社だということでございます。

 エリアを申しますとこの釧路を中心といたしまして左側、十勝エリアは広尾まで、それから右側はオホーツク寄りになりまして北見、網走、根室という大変広範囲な状況でございまして、釧路支社の中に17の営業所があるのですが、その営業所を回り終わるのに2ヶ月掛かりました。色々と社内、または本部の行事もあったりしまして、ですからまだまだ今日のロータリーの、ロータリアンの皆様の中にも私どものお客様がいらっしゃるのですがまだお会いできていない、ご挨拶が出来ていない方もいらっしゃると思いますけれども、この場を借りてお詫び申し上げる次第でございます。

 私の自己紹介を簡単にさせていただきたいと思います。昭和31年の9月生まれでございまして、今現在52、今年の9月を迎えますと53歳でございます。単身赴任でございまして、自宅は東京の三鷹にございます。昭和55年に日本生命に入社をいたしまして、たまたまでございますがずっと東京勤務でございました。出身は長野県で高校まで長野にいました。平成16年から支社長職になりまして、偶然にも長野県の松本支社に配属になりました。平成16年から18年までの3年間、そこで先ほどご紹介にありましたロータリアンとして、初めてロータリークラブに参加をさせていただいております。

 直前は平成19年、20年と東京西支社というところにおりました。こちらは東京都下でございまして中央線の立川、八王子を中心としたエリアでございます。東京都の中でもどちらかというと田舎の方でございます。そして今回、縁がございまして釧路支社に着任をさせていただいた状況でございます。冒頭申しましたように、北海道は初めてでございますけれども2ヶ月の中で本当にこの自然の中、そして皆様方の温かいお心というのに触れておりまして、本当に骨を埋めるつもりで、これから北海道でお仕事をさせていただきたいと思っております。2回目のロータリアンでございますけれども、歴史と伝統のある釧路ロータリーさんに入会をさせていただきました。奉仕の心をしっかりと胸に刻んでこれから地域の発展に努力をさせていただきたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

        
6月18日(木) 夜間例会「臨時総会」
          一年を振り返り三役による謝恩「蕎麦打ち・体験試食」
                            18:00~ 釧路キャッスルホテル
           

本年度累計 1,840,500円
松岡 祥昭 6/22付で札幌の関連会社「北日本広告社」に出向する事になりました。2年弱のロータリー会員でしたが、皆様には大変お世話になりました。これからもよろしくお願い致します。
玉井 国男 本日より入会させて頂きます。何卒よろしくお願い致します。
清水 幸彦
(敬称略)