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2015-2016釧路ロータリークラブ 第14回(通算3380回)例会


会長の時間
会長挨拶 西村 智久 会長    

 皆さん、本日は台風が迫り大変な荒天の中、わざわざ杉村会員の講演を聞くためにお集まりいただきましてありがとうございました。帰り道は、くれぐれもお気を付けになって、安全に帰っていただきたいと思います。

 まず、小船井会員のRI理事の件につきましては、公式にはまだ発表になっていませんが、残念ながらこの度は選に漏れたことを聞いております。本人の「4年後また目指す」ということも聞いております。お会いになったときには「残念だったね」の一言をよろしくお願いいたします。

 『台北中央ロータリークラブ30周年式典』のご案内をしたいと思います。皆さま方にも、工藤会員が中心となって作っていただきました祝賀会ツアーのFAXが届いていると思います。これは「今年、台北中央ロータリークラブが30周年だから我々が行く」というよりも、「釧路ロータリークラブ来年80周年の折りに、姉妹ロータリークラブという締結式を行いたい」という思いから、今年是非とも参加しょうということで参加しております。来年、そのことに関わる予定の方がいると思います。少しでも興味がある方、是非お付き合いいただいて、楽しい旅行にしたいと考えております。

簡単に内容をご案内いたします。東京・羽田空港から台北・松山空港。台北市内の一番便利な空港に着きまして、その夜、台北中央ロータリー主催の歓迎会があります。ここでは、伊東ロータリークラブと大阪南ロータリークラブの方々もそれぞれ20人〜30人ずついらっしゃっておりますから、この4つのロータリークラブの大宴会が開かれます。その場で芸も出さなければいけないということで、多分、誰かがカラオケを歌わなければいけない場面も出て来ると思います。そのような感じで、ご招待ですので、酒を飲んでの楽しい宴会がございます。

次の日の夜、そのような式典がある訳ですが、それまでは、皆さま方は自由行動です。あまり遠くには行けませんが、台北の市立動物園には釧路から渡った丹頂鶴がおります。ご近所には、見るところ、ショッピング、色々ございますので、自由に過ごしていただきます。夜は、台北中央ロータリー30周年式典。これは、釧路や北海道ではなかなか見られない超派手な式典であります。台北中央ロータリークラブの方々は、向こうの一部上場の社長さんが沢山いらっしゃるクラブということもあるのでしょうが、色々な方々をお招きして、300人〜500人位の大パーティーです。しかも、色々な催し物も、現地の先住民の方々の芸などを披露して、その人たちに寄付金をバンバン出すという、中華民族の凄い派手さに圧倒される式典であります。

その場も一応ご招待ということですので、夕食は2つともかかりませんので、お手頃な値段になっていると思います。

3日目は、もう終っていますので、多分皆さん一緒にきゅうふん辺りにでもご旅行に行くのではないかという感じでおります。

ということで、工藤さんを中心にやってもらっていますが、出来れば、10人、20人と大人数で行きたいと考えております。伊東ロータリーは、ほぼ全員が行きますから50人〜60人行きます。大阪南ロータリーも20人〜30人はいつもいらっしゃる中で、釧路ロータリーも負けずに行きたいと思います。尚、参加される方は、小さなお土産を20個以上は持って行く方が便利だと思います。

是非、台北中央ロータリーの旅行にご参加いただき、80周年に向けてのPRをしてきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。長々と喋らせていただきました。

よろしくどうぞお願いいたします。


挨拶 青島 事務員 

この度は、先日執り行いました母の葬儀にあたり、ご丁寧なご香典、ご丁寧な弔電、ご供花、過分なるご香料、またお忙しい中、足を運んでいただきご焼香を賜りましたこと、深く感謝申し上げます。

お陰様を持ちまして、無事葬儀を終らせることが出来ました。また葬儀の間、事務局を休業することとなり、会員の皆さまにはご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。今後、一層業務に邁進していくつもりでございますので、皆さまのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

本日は、例会の貴重な時間をいただきありがとうございました。

 本日のプログラム

米山記念奨学会委員会 委員長 杉村 荘平 会員

 皆さん、改めましてこんにちは。米山奨学委員長の杉村でございます。本日は、お足元の悪い中、多数の皆さんが例会へ来ていただきましてありがとうございます。頑張って、損のないようにしたいと思ってはおりますが、何分、杉村にその実力が全くありませんので「来なければ良かったな」と言われないように頑張って例会を進めて行きたいと思います。よろしくお願いいたします。

 例会を始める前に、ここに写真がありますけれども、9月27日になゆたの会の皆さんのご協力をいただきまして『米山コンペ』を開催させていただきました。その中で19名の会員の皆さんがご参加いただき、57,000円の寄付金を頂戴しておりますので、その授受の式を行わせていただきたいと思います。本間先生、よろしくお願いいたします。西村会長もよろしくお願いいたします。

 なゆたの会を代表いたしまして、本間会員から西村会長へお渡しいただければと思います。

(拍手)

 皆さんのお陰さまを持ちまして、ご寄付いただきました。また、引き続き寄付金箱もありますのでよろしくお願いしたいと思います。

それでは、これから例会を始めまして、講師は米山奨学会委員長の杉村でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 改めまして、ゴルフコンペでは、皆さんにお世話になりましてありがとうございました。引き続き例会の方へ入らせていただきたいと思います。今回は私も、米山の勉強をさせていただきましたが、長く在籍の方は「いまさら」というところがあると思いますけれども、最近、若い方が増えて来て、僕もそうですが変な話「米山と嵯峨とロータリー財団の区別がよく分からない」という方もいらっしゃると思います。長く在籍の方は、見飽きたというところもあると思いますが、初歩から勉強をさせていただければと思います。

今回は、ロータリー米山の本部が東京にあり、調べたらパワーポイント資料の最新版が今年作られたということで、工藤大委員長にこれを少し改良していただき、見易いようにしていただいたもので進めさせていただきたいと思っております。

米山の学友の方が鶴居にいらっしゃって、高専の先生をやられている神谷さんという方がいて、お話しを聞いたらパドラーズに入られている方で、ロータリーの舟木さんや栗林さん、尾越さんなど凄く親しくされている方がいらっしゃいました。マカオ出身の方で、長崎大学へ行って、東芝へ行って、いま高専の先生をやっているという方がいますが、その方に11月5日の例会へ来ていただく予定でおります。そちらも受講を楽しみにしていただければと思います。

その前段として、いまの奨学会を改めてご説明させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 「そもそも、米山奨学事業とは何ですか」ということですが、これは、日本のロータリーが作った独自の事業で、日本のロータリー34地区、全地区から推進する合同のプロジェクトでございます。事業の初めから日本で学ぶ外国人留学生を対象として、この財源は全て会員の皆さまからの寄付で成り立っております。

 特徴は、奨学金制度が色々とありますが、よく銀行振り込みなどで終ってしまう場合が多いようですけれども、米山は、ロータリー活動に共に参加をしてもらい、交流することを大切にしている奨学金事業でございます。奨学生1人につき1つのクラブが『世話クラブ』となって交流の起点となります。更に、世話クラブの中からカウンセラーが選ばれて奨学生の相談役になっていくということで、月に1度、ロータリーの例会にご案内して交流を図っていくことになります。

 僕がロータリーへ入ったころ、山口さんが釧路クラブではカウンセラーになって留学生をお連れしていたのを見たことがありますが、最近ちょっと途切れているかと思いますが、そのようなことが特徴となっております。

 米山奨学会の始まりということで、これもよくご存じかと思いますけれども、ロータリーの父と呼ばれる米山梅吉さんが亡くなった後に、東京ロータリークラブが1952年からアジアから優秀な学生を招いて研究をさせようということで、『米山基金』という名前でスタートさせました。

翌年、1953年から米山基金を始めて、わずか5年で日本の全ロータリークラブの共同事業となり、1967年に『財団法人ロータリー米山記念奨学会』が設立されました。2017年には、財団設立50周年を迎えます。

 この設立基本理念。「なぜ外国人留学生支援なのか」ということですが、書いてある通り、「将来の日本の生きる道は平和しかない。その平和な日本を世界に理解させるためには、アジアの国々から1人でも多くの留学生を日本へ迎え入れて、平和な日本を肌で感じてもらうしかない。それこそ、日本のロータリーに最もふさわしい国際奉仕事業ではないだろうか」という基本理念の中で、「二度と戦争の悲劇を繰り返さないためにも国際親善と世界平和に寄与したい」という当時のロータリアンたちの強い願いから始まった、となっております。

 色々ありまして、5種類の奨学制度があります。後でまた説明をいたしますが、この米山奨学金は1年間に14億円の寄付が集まっています。年間に730名の奨学生を支援しております。ちなみに2500地区は、いま、8名の奨学生がいるようですが、その中で5つの奨学制度があります。一番上の『学部・修士・博士課程ロータリー米山記念奨学金』というものがメイン奨学金で、これは採用者の9割以上がこの奨学金になります。これは、指定校が決められていて、全国に500校程度がありますが、その指定校から推薦を受けた人たちが審査をされて、この奨学金を受ける仕組みになっております。

 3つ目に『クラブ支援ロータリー米山記念奨学金』があります。この特徴は、世話クラブが推薦をして奨学生を決めていく。奨学金の半額は世話クラブが負担をするという仕組みがあるようです。

 これも最近出来た奨学金のようで、『海外応援者対象ロータリー米山奨学金』がありまして、これは公募制になっております。日本の受け入れ校が決まっている外国人が、海外から個人で応募出来るプログラムとなっています。

一番下に『海外学友会推薦ロータリー米山記念奨学金』があります。これは、海外の学友会から募集選考をするという奨学金も出来ています。

 奨学生の実績ということで先ほど話しましたように、年間730名、これまでに18,000人ほどの奨学生の支援を行っております。これを見るとやはり「中国の方が随分多い」という疑問が多く寄せられるようです。これについては、基本的に留学生というと西洋の方を思い浮かべるようですが、日本に来ている留学生の9割はアジア人のようです。アジアの中で一番人口が多いのが中国になるので、どうしても中国人の比率が多くなってしまいます。米山奨学会としては、選考にしても、指定校の推薦にしても、1つの国に偏らないようにバランスを保つようにしっかり行っています。ということで、2012年には中国人の割合が50%でしたが、いまは40%と随分減少しているようです。

 『寄付金について』ということで、寄付金は『普通寄付金』と『特別寄付金』の2つに分かれております。普通寄付金とは、会費の中から天引きされている寄付金です。ちなみに、釧路クラブは年間2000円の寄付を行っております。これが日本全部で年間4億円集まっております。特別寄付金とは、それ以外の個人・法人・クラブから普通寄付金以外の任意の寄付金でして、金額に決まりはなく、自由に寄付が出来る制度となっております。これが年間10億円ということで、合せて年間、約14億円の寄付が集まっている状況です。

 『集まった寄付金はどう使われているのですか』ということですが、左側が収入の14億円です。右側が支出の部分です。支出につきまして、大部分の12億円が当然、奨学金や補助費などになっています。大事なところで、事務局さんなどがおりますが、その方の部分はしっかり利子収入で賄っています。支出に占める管理費は5%と非常に低くなっていて、公益性の高さを表しています。しっかりと見ていませんが、収支決算書や事業報告書が米山にはあります。見ていましたら本当に細かいしっかりとした決算書・報告書が出来ておりますので、その辺りもしっかりと運用されている実感をさせていただきました。

 『寄付に対する報奨制度』ということで、これが本当に僕もよく分かってなくて、区別がつかない方、よく、ポール・ハリス・フェローなどがありますよね。それとゴッチャになると思いますが、これは、3万円のご寄付をいただくと『準米山功労者』という表彰になりまして、10万円毎に『米山功労者』という言い方になるようです。その10万円を繰り返していくと『米山功労者マルチプル』に。100万円以上になると『米山功労者メジャードナー』となります。釧路クラブでは、若い方では、邵さんがしっかり米山功労者になっていたり、当然清水先生は何度目かになっておりまして、皆さんしっかりやっていただけているなと思っております。それ以外には、『法人寄付への表彰』や『クライディアの表彰』などがあるようでございます。

これも昔、若い頃に見た記憶があります。ちょっと衝撃的な数字でございますが、『各地区で平均の寄付金』がありますが、我々2500地区はどこかというと、一番右の最下位でございます。平均の寄付金が2500地区で7,218円、第34位でありまして、全国平均が15,996円ということで、残念ながらかなり低い数字となっております。ちなみに一番高い2590地区が31,000円ほどありまして、これは神奈川県の横浜や川崎がエリアとなっている2590地区が1位ということです。釧路は、嵯峨の方をしっかりやっておりますので、この辺は多少致し方ないかと思いますが、「もう少し頑張って行きましょう」というところもあるかと思います。

 その内訳ですが、当地区は、普通寄付金が2,780円ほど、特別寄付金が4,400円ほど、特別寄付金の寄付者割合は17%、法人寄付数が4という数字になっております。

 このように運用されている米山奨学金でございますが、米山奨学金を終わった方を『学友』という呼び方をしていまして、全世界に散らばってご活躍をされております。その中でも有名な方が、モンゴルで日本の制服や部活動などを取り入れた日本式の高校をつくって、いまでは、小・中・高・大学も出来ているようです。これをつくったジャンチブさんという方(皆さんのお手元にある豆辞典の18ページに顔写真が出ています)が、しっかりとモンゴルで活躍をされている方でございます。また、それ以外に、駐日韓国大使がお二人、第14代の方と第18代の方が米山奨学生でありました。あと、地区のガバナーですね。ロータリーに入り、その後活躍をされ、ガバナーになった方も3名。韓国の方、台湾の方がガバナーをされているようです。

 『学友会について』ということで、この学友会が国内に31出来ております。海外には、台湾・韓国・中国・タイ・ネパール・モンゴルに6つの学友会が出来ていて、それぞれしっかりとした交流とボランティア活動を行っているということでございます。

 この学友会で、いま写真があるようにそれぞれ活動をしておりまして、老人の福祉施設を訪問したり、モンゴルでは、ウランバートル郊外に砂漠の緑化を展開する運動を行っていたりと、学友会それぞれが一生懸命活動を行っているようでございます。

 あっという間にお時間です。ご静聴ありがとうございました。ということで、本当に手短で大変恐縮でございましたが、僕なりに多少勉強をさせていただきました。やはり釧路ではなかなか実感がありませんが、この国際平和といいますか、そのことを地道にしっかり活動を行っているのが、米山奨学会事業だと思っております。「先輩たちが繋いで来た米山のタスキをしっかりと繋いで行きましょう」ということで、私の説明を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。

 ちょっとお時間があったらビデオと思いましたが、時間がよいところにきましたので、どうもありがとうございました。

 杉村委員長ありがとうございました。

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