| 2014-2015釧路ロータリークラブ 第34回(通算3352回)例会 |
| 会長の時間 |
皆さん、こんにちは。先週の7日、釧路センチュリーキャッスルホテルで『国際ロータリー第2500地区・第7分区インターシティミーティング』が開催され、会員の皆さま方には大変お忙しい中、多数のご出席をいただきましてありがとうございました。| 本日のプログラム |
| 認知症について知っておきたいこと |
皆さん、こんにちは。本日はこのような歴史、かつ名誉ある会に、壇上でお話しをさせていただく機会をいただきまして、中山様をはじめ、会員の皆さまに心よりお礼を申し上げます。少々緊張で早口になっておりますが、一応、私は『認知症学会の専門医』という資格を持っておりますけれども、現在は、一介の勤務医として釧路北病院で4年前から働いております。
ここで、簡単な自己紹介ですが、私は福岡県北九州の出身で、太鼓の音を聞くと血が沸くタイプの人間ですが、私が高校生のときに祖父が認知症を発症しました。「このような認知症の患者さんと向き合うような仕事がしたい」と高校3年の夏に、急遽思い立って医学部を志すことになった訳です。神話の里の宮崎で何とか資格を得ることに成功しました。その後、地元の福岡に戻り、九州大学病院の神経内科に入局しました。こちらで、この度愛媛大学の教授になられました大八木保政(おおやぎやすまさ)先生との出会いもあって、認知症の基礎研究から物忘れ外来などの仕事をさせていただく経験を得て、市中病院等でも働いていました。4年ほど前に、人生を1回リセットしたくなり、釧路北病院へやって参りました。
もう1つ、この患者さんに見られた幻覚や徘徊などの症状、他にも、不安や昼夜逆転、怒りっぽい、そのような認知症に伴う症状が見られますが、これは認知機能の低下が中心にあって、その結果、見られる症状ということで、周辺症状、英語の頭文字を取って〝BPSD〟と呼ばれています。このBPSDですけれども、職員さんに色々とアンケートを取った結果、「怒りっぽい・興奮し易い・幻覚が見える・ちょっと触るとすぐピクピクする、いわゆる“易刺激性”、このような症状が、対応に非常に苦慮する」というアンケート結果が出ています。それは当然のことで、お風呂に入れようとしたら、嫌がられて叩かれる。幻覚のせいで騒いでいると周りの患者さんにもご迷惑が掛かるということで、ご本人および他の患者さんの療養環境が保てないことが大きな理由だと思います。| ニコニコ献金 |
| お名前(敬称略) | 内 容 |
|---|---|
| 累計 1,399,000円 |
| 言いたい放題 |