本文へスキップ

〒085-0016
釧路市錦町5-3 三ッ輪ビル 2F
TEL0154-24-0860

2014-2015釧路ロータリークラブ 第32回(通算3349回)例会


会長の時間

会長挨拶 田中 正己 会長
改めまして皆さん、こんにちは。本日が2月最後の例会となりました。先週は『世界理解月間』のお話しをさせていただきました。また『ロータリーの友』にロータリーの特別月間が変りますと記載されておりますので、お話しを少しさせていただきます。
 各クラブでは、会長エレクトを中心に国際協議で発表される新年度の国際ロータリーRIテーマやRI会長の方針に添って新年度の準備が進んでいるところです。その準備の1つに例会の準備もあり、多忙な人に卓話を依頼するためにかなり早くから例会の予定を定めているクラブも少なくないと思います。例会の卓話また奉仕活動をロータリーの特別月間に併せて計画をしているクラブもあると思います。
 特別月間が設定されたのは、1983年-84年度からで、それ以前は全てが特別週間でした。月間設定に伴い自動的にそれまで習慣だったものが月間に変ったのです。その特別月間が昨年10月に催された『RI理事会』で大きく変更をされました。新年度2015年7月から変更されます。尚、10月の『米山月間』は、日本独自で定めた月間ですから従来どおりで変更はありません。新しい月間を見て戸惑われる方もいらっしゃるかも知れません。『雑誌月間』や『ロータリー理解推進月間』がなくなることは少し寂しい気持ちがして心配でもあります。様々なロータリーに関する情報についてロータリアンが改めて意識する機会がなくなるのではないかと懸念されるからです。
 一方で新しい月刊を見ると、毎月これからについて考えれば十分にロータリーの情報を知ることが出来る。これまで行って来たことを少し視点を変えて見て見ようということかも知れません。ロータリアンが知ることが難しい様々な問題にスポットライトを当てることで世界や地域のニーズを知り、ニーズに合った奉仕活動を改革実施することが出来るようになるからです。
 ロータリーは、どんどん変化し続けていますが、その本質は変らないと思います。時代に合わせて方法が少しずつ変っているのだと思いますので、その1つが今回の特別月間が変更でしょうが、ぜひ皆さんもいま一度ご覧になっていただければと思います。購読することがロータリーを知る一番の手掛かりと思っておりますので、時間のある方はぜひ目を通していただきたいと思います。
 これで、会長の挨拶といたします。ありがとうございます。


新入会員紹介
本間 榮一 会員
 こんにちは。98人目の新入会員をご紹介させていただきます。私と同じ歯科医ということで、北大通6丁目で開業をしております。青年会議所に5~6年入会していまして、今回釧路ロータリーということになりました。ご婦人・お子様2人の4人暮らしです。趣味は空手です。空手が趣味ということで少し気を付けられた方が良いかな。夜間例会のときは少し気を付けていただければと思っています。お酒もたしなむ程度ということで、末永く、私同様お仲間に入れていただければと思っております。よろしくお願いいたします。


新入会員挨拶
高橋 徹次 会員

 ここまで過分なるご紹介をありがとうございます。只今、本間先生からご紹介をいただきました。高橋歯科の高橋と申します。平成5年にスガイビルの裏の北大通6丁目郵便局の2階で開業をさせて頂きたいております。
 この度、歴史と伝統のある釧路ロータリークラブへ入会させていただくことが出来、非常に光栄と思っております。はなはだ浅学菲才な身であり、素養のないところもありますけど、皆さまのご指導を賜りながら少しずつロータリーの勉強をさせて頂きたいと思います。なにとぞよろしくお願い申し上げます。


歓迎のあいさつ
田中 正己 会長

 本日入会された高橋さん、このたびご入会おめでとうございます。先ほど、五明情報委員長からロータリーに関してレクチャーを受けたと思います。その中で、『3つの義務』を言われたと思います。会費の納入の義務、例会へ出席の義務、そして「ロータリーの友」の購読の義務、この3つの義務がありますけど毎回新入会員へ申し上げておりますけど、例会への出席の義務は会員として与えられた会員の権利だと思いますので、権利を積極的に行使して、例会に出ていただければと思います。毎週木曜日12時半から定例の例会です。これに出られない場合は、市内で月曜日から金曜日までどこかの会場で例会が開催されています。そちらに行ってメィクアップをしていただきたいと思います。そして出席率を上げることも可能です。何かあったときは遠慮なく聞いていただければと思います。
 やはり、ロータリーやロータリアンをより知るためには、例会や委員会の出席が一番だと思います。
 本日入会された高橋さんは、会員増強職業分類委員会へ配属となります。一日も早くロータリーに慣れてロータリーライフを楽しんで頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。歓迎のあいさつといたします。ありがとうございます。
 

本日のプログラム 
防衛問題について

プログラム委員会 委員長 中山 峰啓 会員
 プログラム委員会 委員長 中山 峰啓 会員
皆さん、こんにちは。本日のプログラム『防衛問題について』ということです。本日は淺井連隊長様、他2名の方、計3名の方に来ていただきましたけれども、本日は色々と他にもご依頼があったということで、本当に色々と羅臼の雪害での出動であるとか日米の合同演習・雪像作りなど色々なことを行われている。本当に多忙の中を来ていただきました。本当にいまシリアなどでISなどもテロに近いものですね。そのようなことで非常に丸腰の相手にめっぽう強い相手ですけれども、そのようなときも本当に自衛隊さんがいていただけると頼もしい限りだと思います。
 そのようなことで、淺井様よろしくお願いいたします。


陸上自衛隊第27普通科連隊長兼釧路駐屯地司令
1等陸佐 淺井 修 様

2月は、我が社にとって非常に濃い季節です。2月なりまして『災害派遣』もありました。『日米共同訓練』もありました。まず、様々な行事がありましたので、忙しい日々を送っております。その中で『防衛問題』ということでありますけれども、どちらかと言えば将来の陸上自衛隊は〝こうなる〟ということでご理解をしていただきたいと思います。本日の標題は『強靱な陸上自衛隊の創造に向けて』という標題で始めさせていただきたいと思います。
 まず、説明項目については、大きく2点であります。まず始めに『国家安全保障戦略』いわゆる〝NSS〟、それから大綱、中期防及び年度予算、関係の位置付け、について説明をしたいと思っておりますが、時間もないことですので『NSS』は、国家安全保障戦略ということであります。大綱といわれますのは、『防衛計画の大綱』ということで、今後10年間を整備目標として立てております。それから『中期防』とは、『中期防衛力整備計画』ということで、これから5年間を整備して行きますということであります。それと、年度予算ということであります。
 その具体的なものが、ここに示しますのは別表ということで、大綱の別表になります。具体的な数値目標が記載をされております。編成隊員数については変化ありません。159,000人。作戦基本部隊については、その半数以上を機動運用部隊として整備し機動師団・旅団と構想をしております。
 中央即応集団が、陸上総隊(仮称)へ発展・解消することから、その隷下部隊と水陸機動団が機動運用部隊として採用されています。また、戦車や火砲の記載がなくなった。記載がなくなったことも大きな特徴になっています。「26中期防の別表」は装備品の状況についてであります。陸上自衛隊の将来の体制・構築のため、重視する南西防衛前線の強化、および機動展開能力の強化に関わる装備品の数量を確保しております。特に、新規導入に伴い、機動戦闘車、水陸両用車、この前発表されましたね。および、ティルトローター機について所要数を確保しています。また、戦車および火砲については必要最小限を確保しています。
 続いて、説明項目の2つ目ですが、陸上自衛隊の将来の態勢、体制の方向性です。陸上自衛隊は国民生活に直結する地域への作戦を主体にしています。陸上防衛力は、敵に打ち勝つための強さと、国民を直接守り抜く優しさを兼ね備えることが必要であります。
 陸上防衛力の意義ですが、安全保障の最終的な担保であり、主権・領土・国民を直接守る最終の決を与える力の意義を有します。陸上防衛戦略についてですが、積極的平和主義に掲げられた理念に基づき、国内外における各種事態等に対応し、平素から事態等・対応時に亘り、シームレス、機動的に対応して不安定要因を早期に排除し、国内外の安全・安定の積極的な維持・回復または安定の構築への技法を図ることであります。
 陸上防衛構想についてですが、25大綱・統合起動防衛力の構築を実現するため、迅速かつ、段階的な機動展開を行い、実効的な抑止対処を行うことにあります。イメージしたのがこの図であります。北部方面隊は第3段階として位置づけられており、増援部隊になります。
 陸上防衛体制についてですが、陸上自衛隊として、御覧の3段階による体制の確立をしています。第1段階は、平素からの部隊と配置による抑止体制の確立。第2段階は機動運用部隊等の実力部隊による緊急的急速な機動展開、第3段階は、万一、我が国領土の占領を許した場合、水陸機動部隊による奪回です。各段階を通じ、地域的に欠落が生じない、対処・体制を維持し、総合的な抑止対処のための体制確立をしています。
 陸上自衛隊の体制改革の方向性について説明します。ご覧の10項目に亘って説明をいたします。まず、平素から部隊配置の推進についてですが、陸上自衛隊の陸上部隊の配備が空白となっている島嶼部への警備部隊等の配置、与那国島に於ける、沿岸監視の監視部隊の新編、これは自衛隊を作ることで先般、賛成をされたと認識しています。第15旅団、沖縄の機能強化、島嶼部への兵站施設の整備に取り組みます。
 機動展開能力の向上についてですが、グレーゾーン事態を含む各種事態に対応して、シームレスかつ機動的に対応し、その状況にも持続的に対応しえる体制を確立するため、機動戦闘車を装備した即応機動連隊(仮称)を新編し、機動性を高めた機動師団・旅団の整備、空中機動能力の強化、平素から迅速な部隊展開を容易にし得る機動展開訓練の充実をしていきます。
 次に水陸両用機能の整備についてです。島嶼部への侵攻があった場合に、速やかに上陸奪還・確保するため、水陸機動団の整備をいたします。
 陸自中央組織の強化についてですが、統合機能の強化の観点から全国の部隊を機動的に運用、および、島嶼部をはじめとする所要の地域に迅速に集中するため、平素から方面隊等を指揮する陸上総隊(仮称)を新編いたします。これは、三ツ星(スリースター)になると思いますが、今の方面隊は大きすぎるので、位の高官が上になって、若干、位を下げて、同じスリースターですが陸上総隊を上に持ってくることで1名の純増になります。従って、各方面を1段階下げる。ただし、部隊については現状のままです
 次にゲリラや特殊部隊による攻撃への対処能力の強化についてですが、こういった攻撃が発生した場合に、原子力発電所等の重要施設等の防護、並びに侵入した部隊の捜索、および撃破を行うため、体制を確立するために各種装備品の整備をしていきます。
 大規模特殊災害への対処能力の効果についてですが、十分な部隊を迅速に輸送、展開、および長期間にわたり、持続可能な対処体制を構築するため、航空機等活用した空中から被害情報の収集や迅速な救助を実施出来る体制整備や関係機関・民間部門との密接な連携協力を図っていきます。今年の8月下旬にノーザン・レスキューという、大きな方面隊の演習が釧路で行われます。27連隊が出て、5旅団が出て、方面隊が出るという大きなものです。これには、各自治体等の関係をしていきます。皆さんにも力になっていただきたいと思います。そういったものがノーザン・レスキューとしてあるという事だけ覚えていて下さい。どちらかに言うと、今日の目玉になります。
 国際平和協力活動に関わる能力の強化についてですが、今後の国際社会のニーズに迅速に応え、質の高い活動を実施するとともに、在外邦人輸送等においても、安全、確実に任務を遂行しえる態勢確保をしていきます。北海道については、北部方面隊が国際平和協力活動の一次隊として、迅速かつ質の高い活動を実施出来るよう、3個施設分を補充させるとともに、他の方面隊については蓋然性の高い事態への即応性を継続に維持します。
 情報通信体制の強化についてですが、データリングの強化、野外通信システムの整備、サイバー攻撃対処能力を強化いたします。5旅団は2世代前の通信組織を持っており、2世代前は30年前の装備品ですが、なかなかこれに追いつかないのが現状です。
 北海道の道場化による教育訓練態勢の整備についてですが、北海道全土に広がる広大な演習場を活用して、全国の陸自部隊が訓練を実施しえる態勢を整備していきます。ここが矢臼別です。これは上富良野、ここは鬼志別、これが北海道大演習場です。
 迅速、柔軟な運用のための抜本的な編成装備について説明いたします。戦車を北海道に維持し、西方に戦車部隊を新編します。その他に今ある戦車部隊を機動戦闘車に変えて運用していきます。これは8輪装甲車になっていて、機動性があるというのがここであります。特科部隊についても同様に北海道は維持をしている。その代わりに、他の方面隊については、師団・旅団にあった特科隊を吸収合併し、方面隊で1個の特科隊を整備していきます。
 最後になりましたが、自衛隊に対するご理解、ご協力をよろしくお願いします。以上申し上げて、私の講話とします。何かご質問はあるでしょうか。本当は1時間物で、これを短くしましたので、分かり難らかったかなと思います。また、よろしくお願いします。




ニコニコ献金
 お名前(敬称略)  内        容
    累計 1,338,000円  

言いたい放題