2009-10年度 第42回(通算3121回)例会報告
2010年5月13日
 
会                長 羽生 武喜
幹                事 田中 正巳
広報・会報委員長 工藤 彦夫
 

会長挨拶  羽生 武喜会長

どうぞお食事を続けて頂いて結構です。先程釧路新聞の方が前もって嵯峨の新しい奨学生の1年生のお二人と写真を撮りたいという事で、1年生の新しい方に手を握って頂いて一緒に写真を撮りました。久しぶりに若い人の手を握って何とも言えない父親と言うかお祖父ちゃんと言うかそういう気持ちになって、新人の方が今日も湖陵高校と武修館高校とお二人来て新しい方が来る。しかし我々、昨日、今日と今月、来月の予定の打合せをしておりまして、我々は新人ではなくそろそろ引退の時期が近づいています。昨日、毎回2ヶ月のスケジュールの打合せをするのですが、ハッと気づいたらもう来月6月ひと月しかないという現実でございます。昨年の7月から始まってあっという間の5月、残りあと1ヶ月とほんのわずかという時期になって来ました。仕事の内容も尾越次年度の方が色々詰まっている様で私達の方は後、淡々と息を抜かないでなるべくポカをやらない様に終わる為の努力をして行くだけでございますけども、何とか5月になったという実感をしております。あと1ヶ月半という事で、もう重要な行事は大体終わっております。我々の年度の最後の締めとして大いに気を抜かないでやりたいと思っています。
今日は特に浜中町から環境問題という事で先程から食事を細越さん、体格が良くいつもはバクバク食べていますけど、今日は緊張をして食欲が無いという事ですが、そんなに緊張せずに大いに環境問題、舟木委員長の宿題でございますけれども、楽しみに聞きたいと思っております。どうぞあと1ヶ月半、尾越年度に引き継ぐ為に頑張ってやりますので、皆さんのご協力を再度お願いしたいと思います。今日はスケジュールが詰まっていますのでこれで終わらせて頂きます。ありがとうございました。
新入会員 挨拶
サントリービア&スピリッツ株式会社 束本 哲郎氏


 只今ご紹介がありました、サントリーの束本?と申します。改めまして宜しくお願い致します。この度は歴史と伝統のある釧路ロータリークラブの会員として入会させて頂く事が出来まして誠にありがとうございます。いま五明社長からもご紹介頂いた形で、私はこの4月に京都の支店から、こちら道東釧路の方に着任致しました。元々生まれも育ちもずっと西日本ばかりでございまして、今回北海道エリア、特に道東エリアも含めまして旅行で3回しか来た事が無い所にこの度商売として札幌での慣れない選択単身をしながら道東エリアに1週間に数回商売に出張という形でお邪魔する事になります。そういう意味ではまだまだこれから42年間続いた先程五明社長から紹介がありました釧路支店、直近道東支店がこの3月に事務所機能を札幌の方に移管しております。色々とハンディキャップも背負いながらやって行かなければいけないという所ですが、是非釧路ロータリークラブの皆様方と色々な形で情報交換をさせて頂いて私共サントリー商品のご案内も含めてやらせて頂きたいと考えています。まだまだ右も左も分からない新参者でございますが、ひとつ皆様方のご指導と温かいお言葉でやって参りたいと思いますので引き続き宜しくお願い致します。本日はどうもありがとうございます。


損保ジャパン釧路支店 橋本 巌会員

 皆さんこんにちは。今ご紹介を頂きました、損保ジャパンの橋本と申します。是非宜しくお願い致します。ご紹介頂きました様に私の生まれは関西なのですが、損保の特性上色々な所へ転勤致しまして、北海道も2回目でございます。12年位前に4年程札幌に勤務していた事がございまして、スキーもそこで大好きになったという事で、今回釧路に辞令を受けて道東エリアを担当させて頂く事になったのですが、家族もスキー大好き人間ばかりでございまして、毎年スキーに行っていた関係もあって、家内は実は釧路へ一緒に行きたいと言っていたのですが息子がいま高校2年という事もございまして「お父さん1人で行くのズルイ」と言われながらこちらにお邪魔した次第でございます。住民票も移しまして釧路住民の1人としてこの地で頑張って行きたいと思いますので、ロータリーに入会をするのも初めてでございますが、是非皆様のお力を借りてこの地でじっくり腰を据えて仕事をして行きたいと思っていますので宜しくお願い致します。以上でございます。
「嵯峨記念育英会奨学生挨拶」
嵯峨記念育英奨学生
釧路湖陵高等学校1年  大塚 詩織さん

皆さんこんにちは。湖陵高校1年生の大塚 詩織です。この度は奨学生に選んで頂きありがとうございました。高校生活の中で勉学、部活動に励み、ボランティア等をして学校生活を頑張って行きたいと思います。将来は看護師になり、地域の人々等困っている人を助けて行きたいと思います。宜しくお願いします。








武修館高校中高一貫コース1年 吉田 若菜さん
 皆さんこんにちは。武修館高校中高一貫コース1年の吉田若菜です。皆さんの期待に応えられる様、夢に向かって様々な面で努力をして行きたいと思います。今回は奨学生に採用して頂き、ありがとうございました。










激励の言葉
釧路ロータリークラブ嵯峨記念育英会 清水 幸彦 委員長

 今日はせっかく浜中からスピーチがいらしています。手短にいたします。嵯峨晃さん、嵯峨記念奨学会、あまりご存じの無い方がいます。少し解説を付け加えさせて下さい。生涯学習センターがありますね。駐車場に沢山車が入っていますけど、横切って前へ出ますと港が見える所があってそこに1つの銅像が建っているのをご存じでしょうか。それが嵯峨久さんという方で『釧路漁業の父』と言われています。その久さんのご長男がこの晃さんでございまして、ロータリークラブのパストガバナーでございます。資産を投げうってと申しますか、この奨学会を造った訳でございます。嵯峨さんを話す前に、ロータリーの地区が北海道は2つに分かれておりますけれど、以前は一緒でした。一緒になる時ガバナーが出たのは札幌・小樽・函館からで、誰も釧路からは出なかった。今では2500地区、そこから初めて出たのが両角克二さんと言う方です。1961年私より20年前の方です。それから5年経ちまして1965年に嵯峨晃さんがここのクラブから初めてのパストガバナーになった訳でございます。その後私、そして前の武修館の理事長をしていた小船井さんがパストガバナーになりました。その嵯峨さんという方は非常に面白い方で、法政大学を出まして漁業の親父の後を継がずに何をしたかというと、演劇をやりました。築地の劇場で俳優さんをしていた訳ですけど、親父の命令で戻って来て漁業をやって、そしてロータリークラブに入ってという訳でございます。こういう方が将来の事を考えてこの奨学金を作った訳です。
ロータリーの今年のテーマがそこにございます様に『ロータリーの将来は皆の手の中にある』私も思いますけど、若い方々今日の奨学生お二人、皆さん方の手の中に日本の将来、世界の将来がある訳です。また同時にこれを育てている学校の先生というのは重要な仕事です。立派な仕事、天職でございます。良い子供を育ててほしいと思う訳です。
奨学金はささやかな物です。月々1万円ですが差しあげます。3年間でございます。決して恩着せがましくあげている訳ではございません。ですからあまり恩に着ずに良い生徒、良い社会人になってほしいと思います。それがロータリークラブや社会に対する恩返しという言葉は変ですがそのような事です。2人とも良い名前ですね。詩織さんと若菜さん、良い名前です。健やかな成長を心から、うちのロータリークラブ全員でお祈り致しまして激励の言葉に、ならない言葉に致します。頑張り過ぎず、程々にやって下さい。終ります。
「浜中町の環境問題の取り組みについて」
講師と浜中町の紹介
環境保全委員会 舟木 博 委員長
 

 環境保全委員会で例会担当をさせて頂きます。本例会は地元の道東でしっかりした環境保全の活動をしている浜中町にスポットを当てて当例会で披露をして頂きたいと企画致しました。環境問題は地方、市町村、行政、特に先進的な取り組みの実績を浜中町役場さんは持っております。直接浜中町役場さんに行ってお願いをしたところ、快諾して頂きました。本当に何のコネもなく行って快諾して頂いたので、本当にありがとうございます。本日の講師は重複になりますが、浜中町役場町民課環境政策係係長の細越様です。遠路わざわざありがとうございます。せっかくですのでここで浜中町のご案内をさせて頂きます。
 人口約7000人、しかし牛の頭数が22,200頭でございます。牛乳生産量が9,9万t、その牛乳は特に品質と豊かな水産資源を誇っております。自然は本当に豊かな物がありまして霧多布湿原の環境保全運動、それから世界最小の哺乳類であるトウキョウトガリネズミの保護観察活動もしております。体長が5㎝、体重が2gという、本当に目に入らない位の小さな動物で、絶滅危惧種になっていますがそれの観察場もございます。また浜中町は日本の里100選にも選ばれ、漫画ルパン三世の作者の故郷でもあります。その美しい海岸線は漫画の中にも描かれております。早くから風力発電の取り組みを行いその風車は浜中町のランドマークにもなっております。またゆうゆという町営の風呂は雄大な景観と牛乳のお風呂が知られております。特に転勤族の皆様には是非1度行って頂きたい所です。それでは浜中町の環境問題についての取り組みを我々ロータリーメンバーに披露して頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。



浜中町役場町民課環境政策係係長 細越さん

 ご紹介頂きました、浜中町の細越といいます。宜しくお願い致します。
今日は浜中町の環境問題の取り組みについてという事で30分程度のお話しとなりますので宜しくお願い致します。今日の説明にしまして8項目設けております。
まず1つ目に全道に先駆けて行いましたレジ袋有料化による削減について。2、浜中町ごみ分別種類について。3、資源物リサイクル活動奨励交付金について。4、住宅用太陽光発電システムに設置費補助金について。5、合併処理浄化槽設置整備事業について。6、浜中町から発生する有機物の有効活用について。7、学校版環境ISOについて。8、自然の番人宣言について、を順に説明させて頂きます。そこで先程も舟木さんの方から紹介して頂きましたが、重複してもう1度、浜中町の紹介をさせて頂きたいと思います。
 人口が6985人という事で世帯数は4448です。基幹産業先程説明して頂きましたが農家が約183戸、牛は22,200頭います。漁業606戸という事で、総生産額については46億2000万となっております。観光としまして天然記念物の泥炭形成植物群落の霧多布湿原が有名となっております。そして以外と有名な浜中町という事で、ハーゲンダッツアイスクリームの生クリームが浜中町のタカナシ乳業という所で生クリームを作成し、東京へ運んでアイスクリームを作成しております。そしてルパン三世の作者モンキーパンチさん、本名は加藤さんといいますが霧多布にご実家があります。
こちらがムツゴロウ動物王国になりますが、今も1人の方がいまして熊と馬が5、6頭います。そして北海道カルピスのミルクも浜中町で作られたミルクを使用しています。そして農村の景観『我が町を美しく』という事で、この看板のデザインがモンキーパンチさんの画になっております。本当はルパン三世の画を入れたかったのですが著作権の関係でそれは無理だという事で新たな作画をして頂いて、1つ1つに農家の看板が設置されています。それで看板を付けるとこの農家さんの名前が分かるという事で、農家さん達が競い合って周辺環境をきれいにするという良い効果が出て来ました。こういう事で以前は臭いがして泥だらけだったのですが、皆さん砂利を敷いて周辺に花を植える様にしています。そして丹頂が遊ぶ自然を味方に高度な酪農を造るという事で、いま農家さん達はこういうかたちで鶴が舞う牛と一緒に、こういう事を皆さんに見て頂く自然豊かで高度な酪農を目指して頑張っております。
そして環境重視の町作りという事で、平成17年4月に環境基本条例を施行しております。そしてこれは行政主体という事ではなく、町民の方に入って頂きまして町民委員会を設立し、産業と環境、生活と環境、教育福祉と環境の3部会に分けて2年に渡って論議しております。平成19年2月に環境基本計画を策定しております。それは平成19年から平成26年までの計画となっております。浜中町は先程も言っておりますが、牛乳、ハーゲンダッツアイスクリーム、カルピス北海道の原料、そして昆布等、保全の取り組みによってクリーンなイメージを考えています。環境保全の取り組みとしてこれから説明致します。
レジ袋の有料化を町内全域で実施し豊かな自然を守る。そして浜中町のイメージアップを目指しました。
この環境基本計画の中に町民委員会の中からお話しがありまして、ごみの排出を抑制する為の事業者からの取り組み、商店等利用するレジ袋の排出抑制の方策を関係機関、団体を交え検討しますという事でこちらの環境基本計画の17年の時にもう作成されていました。そしてレジ袋検討委員会を平成19年度に設置しました。そしてレジ袋削減推進委員会という事で委員長が浜中の消費者協会の会長さん、そして湿原トラストの理事長、その他スーパーの店長や商工会の商業部長の皆さんに参加して頂きました。そしてレジ袋の検討委員会の第1回は平成19年6月29日に設置しまして、第6回まで準備期間を設けまして、20年4月1日からレジ袋の削減をしています。そして20年7月15日に有料化してからの対策として、第8回の平成22年1月25日に検証をしております。そして小売店への有料化要請という事で第1回目には有料化のアンケートを実施しました。第2回目は平成22年2月19日にポスター等を配布しております。第3回目にはレジ袋削減というのぼりを各商店に配布しております。第4回目には3月26日にレジ袋の料金を入れる箱を全店に配布しております。そして町民広報は広報浜中チラシを通して12月から4月まで計10回広報しております。そして防災行政無線で全戸に3月31日に『4月1日から浜中町では全店有料化になります』という事をお知らせしております。そしてプレスリリースというお知らせを19年12月5日に行っております。
 レジ袋について少し説明させて頂きますが、レジ袋は石油の固まりである。レジ袋の原料は石油から、レジ袋の削減は石油節約に繋がります。地球温暖化防止と環境意識の向上を目指しております。レジ袋1枚は石油約20㏄、1年間1人約300枚使用すると言われています。これを全部削減したとすると5,6億Lで日本が輸入する原油の1日分に当たる石油が削減出来るという事になります。そこでまず皆が出来る環境対策はないか?という事を考えました。そしてレジ袋削減が1番実行可能ではないかという事になります。
食生活に限定すると白色トレイや食品のラップ、レジ袋色々ありますが、まず消費生活を考えると弾劾可能なのはレジ袋をマイバックや風呂敷に替える事が1番だと考えました。その事が子供からお年寄りまで、皆さんが出来る環境対策になります。「1人は大変、皆ではなく」という事で「なぜ実施しないの?」とアンケートに書きましたら「やりたいが手法が分からない」「効果が少ない」「効果が見えないのでやらない」「見返りがないのでやらない」「手の打ち様がないのでやらない」というご意見がありました。そこで参加出来そうな事はという事でレジ袋の削減、そして理想は高く地球温暖化対策。『レジ袋1枚から自分が地球温暖化対策をしています』という事と『敷居は低くレジ袋1枚から』そして『裾野は広く、子供からお年寄りまで皆で出来る事』という事で実践しております。その事によって皆が得をする。商店は経費の削減、レジ袋を購入してサービスで出さなくて良くなりますので経費が掛からなくなる。そして町民は地球温暖化に貢献する。役場は環境意識を向上させてもらうのと産業振興という事で、商店の売り上げが若干でも上がるという事を想定しております。
レジ袋有料化、これは1円以上という事で浜中町は決めさせて頂きました。料金を決めてしまうと公正取引委員会の方から通達が来るという事でこちらは任意の「1円以上あなたの環境意識を料金箱へ入れて下さい」という事でお願いをしています。支払先はレジを通さずカウンター前の料金箱に入れる様にしています。活用法はお店の収入にするも良いですし、後は「環境財団等に寄付をして下さい」とお願いをしています。そして共有バックといいまして、皆さんHBCラジオ等から賛同に協力して頂きまして共有バックを作って頂きました。それを町に寄付して頂きまして、それを町民に全部配るのではなく商店に貸し出してレジ袋を忘れた人に貸し出す。それをまた浜中町内のお店で貸して回転率を上げるという事を考えました。レジ袋削減は共同の取り組みによる商店主と消費者の協力が必要、そして行政の後押しがキーポイントとなりました。そしてPR活動の予算として、のぼりとポスターとプレートを作成しました。その値段が56万円で、この有料化を実施しました。そして先程説明をしましたが、料金箱というのは地球環境基金という財団の方から寄付する中古の箱を100個頂きました。経済産業省とHBCラジオからマイバックを頂いております。そして『地球じゃなくて懐を温める』というキャッチフレーズを考えたのですが、3R、皆さん知っていると思いますがリデュース、リユース、リサイクルをしよう。そして無駄な出費をしない、生活をエコ、ごみの排出有料だから出さない、という事になります。そしてエゴでエコをしよう。そしてごみは買わない、ごみは出さない、ごみを出すと浜中町の場合は1枚50円になります。ごみから資源、資源物は浜中町の場合は無料収集しております。この様にレジ袋削減宣言という事で20年4月1日に長谷川町長が宣言しております。出発式を20年4月1日に行う予定だったのですが大雪が降りまして2日に変更となり出発式を行っております。商工会長、自治会長、レジ袋作成推進委員会委員長、町長の4人に署名しまして報道して頂きました。
レジ袋有料化の風景がこちらです。ここがお金を払うカウンターになりましてお金を払うと「ここがレジ袋有料化ですよ」というプレートを置きましてこれが料金箱となります。ここでレジ袋を使う場合は1円以上入れて頂く様にお願いをしております。のぼりがこういう形で商店の前に立っています。これは薬局になりますがお金を払う前に大きいポスターを貼って頂いて、このようなかたちでレジ袋を削減して頂いています。こちらのスーパーもこのようになっております。
全道で初めてという事で報道各社に全部報道して頂きまして『全町で行う』といって葬儀屋さん関係の方も「私もレジ袋出すよ、入れて下さい」と参加して頂き、本当に全町的に行っております。そして北海道新聞が第8回の検討委員会を開いた後に実態調査を行いました。そこでレジ袋辞退率は60%以上という数字が出ております。しかしコンビニエンスストアーやホームセンター等のレジ袋の辞退率は30%と低かったという結果が出ました。
今後の課題としては20年4月から行っていますが、時間の経過と共に町民のレジ袋削減意識が低下してきております。そこで今後の対策としてはPRポスターを再配布して貸し出し、マイバックの補充、防災行政無線によるマイバック持参の周知、商店の皆さんに出して頂くチラシの中に『マイバックを持参して下さい』という旨の文の掲載をお願いしております。
次に浜中町のごみ分別種類についてですが、釧路市さんのごみの分別は何種類位になりますか。なかなか答えられないと思いますが、浜中町は平成21年度現在で17種類に分けています。このごみの分別を行うにあたって役場の職員で話し合った事は、皆さんにごみを分けて頂いてそれを資源物とします。以前は資源ごみといっていました。ごみだと取り扱いが違うのではないかという事で『資源物』と呼び名を変えまして、そこで皆さんに分けてもらった物は普通なら処理するだけと考えるのですが、私達は必ずそれをお金に換えようと考えました。そして必ず全部売り先を見つけまして、すべて売却する様に考えております。浜中町のごみ収集料金の開始年度が昭和48年度から実施しております。ごみにお金が掛かるという事で、私は昭和46年生まれなのですが、物心付いた時にはごみにお金が掛かるとなっていました。昭和49年には農村地区全部しております。そして釧路市さんのごみ有料化に合わせて浜中町も料金の見直しを行いました。そこで指定袋20L50円、40L100円、粗大ごみを1つ出す事に200円、資源物はすべて無料としております。そして最終処分場に搬入する物については100㎏まで100円、20㎏増す毎に20円増となっています。そしてごみの排出量は平成18年から20年まで約2100t。19年から20年に掛けて何とかごみが減って来ている数字になっております。そしてどうすればごみが減らせるのでしょうという事ですが、分別をしっかり行う、分別マークの確認という事なのですが、皆さん色々な物を買ったら必ず商品のどこかにマークがあります。そのマークを確認して分別して頂きたいと思います。それとコーヒー等に入れるスティック砂糖の袋にも『紙』というマークが付いています。これも普通でしたら燃えるごみになってしまいますが、これを資源ごみとしてきちんと分別すると本当に少しになります。そして新たな資源物の発見という事で廃食用油を無料回収しております。それを私達が使っている公用車1台だけですがバイオディーゼルにしまして燃料としております。それと生ごみの資源化。肥料に関する事が出来ないかをいま検討しております。そして物を大切にして無駄遣いをするという事でマイバック持参という事になります。そして『資源物の売却額』といいまして、私達が一生懸命物を売っているという事で、平成18年度から売り始めました。平成20年度は番鉄等が高い時期だった物ですから、7000人で約1300万のお金になりました。平成21年度はオリンピック後の景気の悪化で鉄の値段が下がり、約700万になりました。そしてごみの売上額をリサイクル奨励金として全自治会の方に奨励金を出す事を今年度より開始しております。目的は発生するリサイクル活動を奨励し、ごみの資源化及び減量化をより一層促進する事、交付団体の人は28自治会、奨励交付金の算定方法としては団体割として1自治会に5万円、個数割として300円×個数という事を行っております。自治会が資源を回収して処分場に持ち込むと売却額の1/3を自治会の方に奨励交付金として交付するという事を致します。これは沢山集めても予算が無くなってしまうので上限として20万円となっております。
これを皆さんの自治会の時に出すとこれが自治会の財源になるという事になります。こちらが売却単価になりますが、平成21年度、22年度の売却単価という事で、スチール缶等が2倍3倍、アルミも3倍程度上がって来ています。廃棄物関係は私達が見比べても景気が少し良くなって来ていると考えます。これは1自治会の例として、このようなかたちの単管でごみ置き場をステーション化して、こちらを処分場の方に運んでリサイクル奨励金としております。将来の展望として、資源を増やして更に美しい未来に誇れる町作りをしていこうという事になります。
今年の5月6日より、太陽光発電の補助金も浜中町では行っております。1㎏当たり4万円上限、5㎏で20万円となっております。今の所約4軒位の申し込みを受けております。後は合併浄化槽という事で、排水をきれいにしょうという事を町で取り組んでおります。公共下水道の区域がこの茶色い部分と、こちらが農業集落排水という事業になります。こちらが漁業集落排水、それ以外の赤い部分が合併浄化槽で水をきれいにしょうという取り組みをしています。5人槽の場合が90万円の補助、7人槽以上が95万円となっております。そして生ごみを有効使用出来ないか、という事で浜中町では農家さんに灌漑排水事業といいまして、コンクリートの大きい物を見たことはありませんか?、こういう施設が1つ約1億5000万円位で各農家に1つか2つ国の事業で付いております。これを有効利用して生ごみを堆肥化、そして農家の方も海の物は山へ、山の物は海へという事で、海のミネラル分を土に入れて美味しい草を作ろうという団体と一緒にこういう事業を行っています。これが糞尿をきれいにする施設になります。これがよく国道縁に見えると思うのですが、これがスラリータンクになります。食事が終ったので良いと思うのですが牛の糞尿、これだけで約3000t入ります。その中にウニ殻有機物を発酵させる為に菌体を入れて、アミノ酸で発酵させてカルシウム分のある肥料、液肥を作って散布しようという事で実施しております。ウニ殻について、重金属という物が入っている心配があるという事で、この液肥もきちんと分析を実施しました。全部基準値以下でこの液肥が安全である事が証明されたので、今年から正式稼働しております。
次は学校版環境ISOになりますが、目的としては『きれいな空気、緑の大地、素晴らしい浜中町を未来へ引き継ごう』、学校でも子供達と先生が一緒になって環境について考え、環境保全を実施して環境に優しい学校にしましょうと実施しております。これは認定校になりますが、こういう形で児童がすべて分かる様にしてあります。それで児童が『ぽちぽち作戦』と色々な名前を付けまして『電気をちゃんと消しましょう』と。
すみません。もう時間が来たという事ですので、また浜中町にお越しの際は風力発電やゆうゆもありますので、どうぞ皆さん来て下さい。今日はありがとうございました。


羽生 武喜 会長 お礼の言葉

 時間が無くてごめんなさい。まだまだお話ししたかったと思うのですが、申し訳ありません。
色々一生懸命やっているという事が十分わかりました。私の妻も浜中町の出身ですのでよく悠遊に行きます。ゆうゆに牛乳風呂はありませんよ。委員長、本当にゆうゆは見晴らしが良くて、湿原も6月位になると素晴らしい綿菅が見えると思いますので、皆さん、もしお時間がありましたら是非行ってあげてほしいと思います。どうぞ今後ともきめ細かく、町のエコを実践なさって頂きたいと思います。今後のご活躍をご期待しています。ありがとうございました。
5月20日(木) 18:00~     JR釧路駅

            
「JRバーベキュー列車例会」
 担当:親睦活動委員会
合計・・・1,565,000円
(敬称略)
広報会報委員会 担当:工藤 彦夫