| 2013-2014釧路ロータリークラブ 第36回(通算3306回)例会 |
| 転勤の挨拶 |
丁度、退会をいたしまして1年になります。昨年の3月末に退会をさせていただきまして、私の在職中には釧路ロータリークラブに復帰することが叶いませんでしたが、本日付で移動が公表されまして、4月1日に札幌の関連会社で『北電サービス』へ出向することになりました。改めまして、北海道電力釧路支店の土田でございます。いろいろとお世話になりました。
本日は冒頭に、このような場を設けていただきまして大変恐縮をしているところでございます。釧路へ来て2年9ヶ月になりますが、自分自身としては「3年間位はまっとう出来るのかな」と思っていましたけれども、急な人事異動で釧路を離れるということになりました。在職期間中は、釧路ロータリークラブ・歴史と伝統のあるクラブに在籍させていただいて、いろいろな経験をさせていただきました。その中で、いろいろな方と人間関係を作らせていただきましたので、釧路を離れるのは非常に寂しい思いでいっぱいですけれども、今までの人間関係を札幌へ帰ってからも、引き続き育てて行きたいと思います。また釧路へ来ることもあろうかと思います。是非今後ともご指導ご鞭撻をいただければ幸いと思います。
例会の冒頭、お時間をいただきまして大変恐縮でございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
| 会長の時間 |
皆さん、こんにちは。私の挨拶の前に本日のお客さまをご紹介いたします。
本日、講師をしていただきます、北海道釧路方面釧路警察署・警務課長であります北海道警視の山口実様です。後ほどご講演を賜りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、会長挨拶をさせていただきます。3月21日、春分の日に、釧路地方特有の「彼岸荒れ」がありました。雪はそれほどでもありませんでしたが、30m近い風が吹きましたから、前回の例会でお世話になった「とある会社の屋根はどうか」と心配したのですが何事もなかったようで安心しています。
吹雪が去った日曜日から気温も大分上がって陽気も春めいてきました。それに伴って、桜前線が例年より5日ほど早く、四国を皮切りに現在は本州方面を北上中と報道されています。
知っている方は意外と少ないかと思いますけれど、本日3月27日は『さくらの日』だそうです。これは『日本さくらの会』という組織が1992年(平成4年)に制定しました。何故、「3月27日がさくらの日か」といいますと、これは語呂合わせで「さくら咲く」の『さ』と『く』を『3』と『9』に置き換えて、『3×9=27』ということから3月27日が『さくらの日』となりました。この日の設定に関しては意外ですけれど、記念日の目的は結構しっかりとしていて、「日本の歴史や文化、風土と深く関わってきた桜をとおして日本の自然や文化について関心を深めてもらう」という目的でこの日が設定されています。現在は、学校に桜の苗木を植樹する活動をしています。耳学問として覚えておいていただければ結構です。
ご承知のとおり釧路は、全国一桜の開花が遅い地域です。それを逆手にとって『さくらの見納め祭り』と冠をつけて花見ができる桜の名所を作っていただければ、観光客も来てくれるのではないだろうか、とそのようなことを『さくらの日』にちなんで考えた次第です。
| 本日のプログラム |
| 犯罪等に巻き込まれないために |
皆さん、お腹いっぱいのところに警察の話では眠くなるかも知れませんけれども、出来るだけ眠くならないようにお話しをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。釧路警察署警務課の山口といいます。丁度4月で、人事異動時期に入り釧路警察署では60数名の入れ替えがあることから、てんやわんやしている最中です。
私は警務課長ということで、人事関係や内部で悪さをした者に焼きを入れる仕事を行っています。本来は、これまでの人生の中で、刑事が15年位、防犯関係が10年位で、自分は事務職にあまり向いていない気がしています。本日は、会社の経営をなさっている方、皆さんの前で恐れ多い話ですけれども、犯罪の取り扱いについては、皆さんよりは数多いと思いますので、私の経験などからお話しをさせていただきたいと思います。
話の前に、日ごろから釧路警察署にご協力等をいただきまして本当にありがとうございます。この場をお借りしまして、お礼を申し上げます。
まず、『犯罪』ということで、あまりおもしろい話もありませんが、犯罪の発生状況について少々触れさせていただきます。北海道の昨年の犯罪発生件数・刑法犯の認知件数という言葉で言いますけれども41,066件発生しています。道民550万人と考えて計算をすると、134人に1人が何らかの被害に遭っているという計算になります。
釧路警察署管内(釧路警察署は、釧路市・釧路町・白糠・音別等を持っています)に居住されている方は、22万人がいます。昨年、釧路警察署管内では、1,578件刑法犯の認知があります。これで計算をすると、139名に1人が何かの被害に遭っていることになります。この数が多いか、少ないかを考えるのは、主観でいろいろと違ってくると思いますけれども、決して少ない数字ではないと思います。
ある時期、「犯罪捜査は、警察に任せておけば良い」という時期があったと思います。「安全と水は、タダ」という時代がありました。いま、コンビニで水を普通に買います。「犯罪を防止することもお金を払って」ということになってきています。
年々増加をしていた犯罪を食い止めようということで、それまで警察の力だけでなんとかしようという風潮がありましたけれども、平成10年ころから「地域住民皆さんの力を借りて犯罪を減少させよう。そして、発生をした犯罪は、警察の力を検挙する方に向けるように出来ないだろうか」といろいろ地域住民の皆さんにお願いをしてきました。今では、一般的に聞くようになった『地域防犯活動』が起こってきた時期でもあります。
平成14年までずっと犯罪の発生が多かったのですけれども、これを境に14年以降は、昨年まで右肩下がりで減少しています。釧路も概ね同じような状況で減少をしているということになります。
『社会情勢と犯罪』について、私がこれまで経験をした事件を参考に、簡単にお話しさせていただきます。私、刑事経験の中で、泥棒の取り扱いを専門に行ってきた時期がありました。平成の1桁頃から「暴力団や犯罪グループが、組織的にRV車(ランクル等の高級な車)を摂取して海外へ密輸出している」という事件をニュース等で観たことがあると思います。「ある港に、日本で盗まれた車が大量に保管してある」等のニュースになって皆さんの目や耳で聴いている記憶があるかと思います。この頃の話は、車両のナンバーを基に陸運事務所に照会をすると、所有者の住所氏名を教えてもらえるという時代がありました。いろいろな者がグループになって、ガソリンを給油する高級車のナンバーを控えて担当者に教えて、その担当が陸運事務所に行き照会して、陸運事務所からの情報に基づいて住所の場所まで行き、車のトランクの鍵を失敬して合鍵を作り、車ごと盗むという犯罪が北海道で多発しました。札幌市内では、かなりの数が発生し、それのほとんどが小樽経由で海外へ流れたという時代がありました。今では、陸運事務所にナンバー照会をしてもかなり厳しい審査で、住所等はなかなか教えてもらえない状況です。車についても盗難に遭わないようにということから"イモビライザー"という盗難防止装置が開発され、今では一般的な装備になりましたので、この手の犯罪は減少しています。
500円硬貨、いま少々黄色みがかっていますが、昔の銀色の硬貨からいまの色に変わったころの話ですけれども、当時は「500ウォン硬貨」をドリルで若干削って500円硬貨と同じ重さにすると、自動販売機が「誤作動して、品物とお釣りが出て来る」ということで、その釣り銭を摂取するという犯罪が全国的に発生しました。聞いた話では、「自動販売機のお金を回収に行くと、バケツ一杯の500ウォンが出て来た」という時代があります。そのようなことで、500円硬貨が今の材質に変わってからは、その手の犯罪がなくなりました。
他に、事件によって新しい法律が出来たというものもあります。『ピッキング』をご存じでしょうか。「解錠をする」ということで、手慣れた者が行うと1分もかからずにドアの鍵が開きます。家から預金通帳を盗み、銀行で金を下ろして、またその預金通帳を元に戻す、ということをされると、盗まれた人は、知らぬ間に銀行から預金が無くなっているのです。すると、当然なにが起こるかというと、お母さんが「私の知らないうちにお父さんがお金を下ろして誰かに貢いでいるの?」という話になってしまうかも知れません。いまは普通になりましたけれども『出し子(だしこ)』、味噌汁の出汁を取る訳ではありませんが、預金通帳から金を引き出す事件が発生していまして、それから『マネーロンダリング』(資金洗浄・別の銀行預金に移す)となると金の流れが見えなくなりますので、犯罪で被害に遭った金がどこにどうなっているのか分からないということになります。そして、被害者にお金がなかなか返らないということが発生しました。これにより、少々聞き慣れないと思いますが、『特殊用具の所持の禁止等に関する法律』が出来ました。これは、「ピッキングの工具、ドライバー、バール、等を所持していると警察に捕まるよ」という法律です。
『ストーカー殺人事件』が本州で発生しました。後手・後手に回る警察の捜査のやり方についても非常に批判が多かったと思います。『桶川ストーカー事件』がかなり全国的に報道されて、「犯人は、屈斜路湖で自殺をした」と報道されています。この時期は、「男女間のもめごと」や「家族間の夫婦喧嘩」には、そのときの社会情勢で「警察が立ち入るべきものではない」というような時代でした。このような事件が発生して「警察がしっかりしろよ」という声だったのですけれども、犯罪の発生前に人のものを社会から隔離することが難しいです。日本国憲法で「ひとり一人の人権は守らなければ駄目です」とありますので、法律なしで捕まえることが難しかったのです。今では、「ストーカー行為等の規制等に関する法律」が出来ています。例えば、好きな女性に電話で何回も「飲みに行こうよ」と誘い、女性に「やだ、もう電話をしないで」と言われて、それからまた電話をすると、その女性が警察へ行って「もう止めさせて下さい。捕まえて下さい。告訴します」という話になると、手が後ろへ回るという時代です。
会長さんたちであれば、昔の野口五郎の『私鉄沿線』や石川ひとみの『まちぶせ』の歌詞のように、改札口から出て来るのをそっと待っていてみたり、待ち伏せをして何処に住んでいるか突き止めるという時代もあったと思います。今は、それを行うと一発でアウトです。
『DV』も、昔は「家庭には、権力は入らない」という時代がありましたので、なかなか夫婦喧嘩も警察事案にはなりませんでした。けれども、昨年ではバタバタ逮捕されています。ストーカーも、男の被疑者ばかりではなく、女性の被疑者も多数います。「男の人が好きで別れたくない」ということです。いろいろと捕まって来る人もいます。
次に、『グローバル化』についてお話ししたいと思います。グローバル化ということで、「世界がひとつ」という時代になって来ています。これと犯罪がどのような関係があるのか?ということですが、『爆窃団』という言葉を聞いたことがありますか。貴金属店の壁を破壊して貴金属をゴッソリ盗み、日本から「さよなら」するという手口です。北海道でも発生しています。本州でも発生しています。これは定期的といいますか、忘れたころにまた発生をする事件で、全世界展開をしていると思われます。スリ集団の外国人が来て、「お金の両替をしてください」と頼み、目を盗んで金を盗むという『チェンジ盗』という犯罪がたくさん発生しています。
日本から退去させられて「日本に来たら駄目だよ」と言われているはずの被疑者の指紋が出ることが北海道でありました。「来る訳がないのになぜ指紋が出たのか」というのは、偽造パスポート等を使って再入国をしているということです。「グローバル」「グローバル」と喜んでいますけれども、そのように犯罪もグローバル化していますので、外国で発生をしている犯罪が「対岸の火事」ということにはなりません。日本でも同じようなことが発生するということです。
いろいろと便利になりました。カーナビひとつあれば、知らないところへ行って温泉に入って帰って来る時代です。これも、犯罪者は見逃しません。千歳空港に来て、空港でレンタカーを借り、カーナビ検索で釧路へ来て、一稼ぎしてパッと帰る、ということです。荒稼ぎした後は、もう日本にはいないという犯行も不可能ではないということです。私が、道本部の捜査三課に勤務をしていたときに、犯罪を起こして「出たのが分かった」ということから、「千歳空港から乗った」と、東京の羽田空港の空港警察へ手配をして押さえたこともありました。
今は、スピード化していますので、昔の「ほっかぶりをして、背中に風呂敷を背負って」という泥棒はいません。伝統的な泥棒はほとんど見なくなりました。普段はスーツを着てきれいな格好で歩いています。皆さんも会社の立ち上げや店を出すときには、その地域にはどんな方が住んでいて、どの位の購買力があるのか。収入はどれ位なのか。いろいろなことを気にかけると思いますけれども、泥棒や犯罪を考える者は、いろいろなことを常に勉強しています。
「釧路のどの地域には高齢者が住んでいる。そこは、核家族になってひとり住まいの高齢者がいる」、これを聞いて「100万円の布団を売りに行ったら大儲け出来る」という話です。「100万円の布団、高いと思うでしょ。この布団に玉川温泉のラジウム鉱石が入っているよ。釧路から玉川温泉まで行くのに旅費いくらかかるの。1ヶ月そこに泊まったらいくらかかると思いますか。100万円以上かかるでしょ」。釧路の人はいい人ばかりだから、「本当は100万円だけど50万円で、あと2つ売れば東京へ帰れるから25万円でいいよ」と言われたら買ってしまう。買った後に気が付いて「娘に見られたら大変だ」と、一度も使わず押し入れに隠しているということが多々あります。
そろそろ時間ですので、締めに入りたいと思います。今まで、犯罪の話ばかりしていましたけれども、「どうすれば犯罪に遭わずに済むのか」の本日の主題に入りますけれども、お金がかかります。防犯カメラが一番効きます。「防犯カメラに写って捕まった」いうことをたくさん聞くと思います。「お金をかけずになんとか出来ないだろうか?」ということですけれども、「地域の結びつき」、これしかないと思います。
この赤いバッジ、北海道でいま『安全・安心どさんこ運動』を行っています。「地域の安全を守るために地域で力を合わせよう」ということで、協賛をしていただいている会社がたくさんあります。コカコーラのトラックにこれを同じ大きなものが付いていると思います。「声掛け運動」や「見守り運動」などを実施しています。
コンビニに行ったら、どこに店員がいるか分からないけれど「いらっしゃいませ」と大きな声が聞こえると思います。入って何の応答もないような店をどう思いますか。ポテトチップをひとつ、ふたつ万引きしても分からないと思いませんか。スーパーマーケット等の大きな店舗で、「万引きをされないような店舗では、客が来ない」という話も聞きます。それで「棚卸減耗費として経費で落とせる」ということもありますけれども、私たちの立場からは、「犯罪者を生むようなことは行わないでほしい」ということになります。コンビニで「ピンポン・ピンポン」と鳴っているのに、奥の休憩室で何をしているのか誰も出てこない。「すみません」と言ったら、やっとレジへ来るという店は狙われます。泥棒から見れば「こんな良い所はない」ということになります。コンビニ経営者の方には、「夜間は、1人ではなく2人以上で守って下さい」ということです。
『声掛け運動』ということでは、「子供も、大人の方も、町内会、みんなで声をかけて歩きましょう」とお願いをしています。昔、私が子供のころは、挨拶をしなければ追いかけられて、頭を叩かれたという時代でした。今は、知らん振りをしている人がたくさんいます。私は、札幌の手稲区に住んでいますけれども、仕事へ行くときに何人かと会います。初めのうち「おはようございます」と言っても、あっちを向いていた人にも、2回・3回と声をかけて行くと、そのうち「おはようございます」と向こうから言って来るようになります。そのような町であれば、泥棒をしようと思っている者が近付くと思いますか。犯罪を犯す者は、顔を覚えられることを嫌います。挨拶をするときは下を向いてしません。目と目を合わせて挨拶をすることで顔を覚えられるとなりますから、会う人、会う人から「こんにちは」と声をかけられる所に近付きたいと思う泥棒がいると思いますか。ということが、『お金がかからない防犯活動』であります。
地域・地域の結びつき、縦横の結びつきをしっかり行って、その地域にジュウタンのように覆い被せる。そうすれば犯罪者は、その地域には寄りつきません。先ほどお話ししましたとおり、外国から来る犯罪者も弱い地域はよく知っています。その地域を狙ってカーナビで検索をして来ます。警戒力の弱い地域は、すぐ奴らの耳に入ります。狙われることになります。
先ほどの布団の話ではありませんが、隣近所の人に相談が出来れば、恐らく、その方は高い布団を買わなかったと思います。オレオレ詐欺などが発生していますけれども、相談が出来る人がいれば被害に遭わないと思います。それが地域の結びつきになります。
釧路は、なかなか町内会活動が弱いということですから、これから皆さんのお力をいただいてこの地域から犯罪がなくなるように、お金かかりませんから『笑顔と挨拶で地域から犯罪をなくすように』、とご協力をいただきたいと思います。
時間が少し過ぎましたけれども、これで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
| ニコニコ献金 |
| お名前(敬称略) | 内 容 |
|---|---|
| 天方 智順 | 娘が、中学を卒業し志望校にも合格しました。 |
| 大津 久幸 | 福司酒造さんでの職場訪問夜間例会、多数の御参加ありがとうございました。 |
| 黒田 恒史 | 娘が無事高校入試に合格しました。 |
| 甲賀 伸彦 | 娘が無事中学校を卒業しました。 |
| 杉村 荘平 | 娘が志望校に合格できました。肩の荷が一つずつ無くなっていきますね。 |
| 羽田野貴志 | フィットに載った為、西村社長にそれはニコニコだと言われました。有り難うございます。 |
| 濱谷 美津男 | 釧路冨山県人会の会長となりました。娘が高校合格しました。 |
| 梁瀬 之弘 | 息子が進学致しました。 |
| 吉田 秀俊 | 美味しいお酒をありがとうございます。 |
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| 濱谷 美津男 | ビンゴ当たりました |
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