| 2013-2014釧路ロータリークラブ 第3回(通算3273回)例会 |
| 新入会員紹介 |
皆さん、こんにちは。新入会員のご紹介をいたします。スポンサーは、小船井さんと私です。
東京海上日動釧路支社長として、今月着任しました、藤澤力と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
前任の支社長の坂上から、引き継ぎを受けて、7月4日に正式に着任になったのですが、初めての北海道ということで、どのような場所なのだろうと、ものすごく不安と楽しみの両面で来たのですが、このような場で、皆さんにお会い出来て、いま趣味はゴルフとなっていますが、この道東を楽しんで趣味の数を増やして、もちろん仕事でも貢献をしなければいけないと思いますが。私は、転勤族なものですから、また違う地で「釧路の良さ・道東の良さ」を広めて、釧路に貢献していければと思っています。
まだ、若輩者ではありますが、どうぞみなさんと釧路を盛り上げていければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いたします。
皆さん、こんにちは。私、情報委員会の委員長を務めているものですから、先ほど、簡単にレクチャーをしまして、和やかに話をしてきました。今日は、西村君と私がスポンサーということで、西村君がご紹介をする予定だったのですが、仕事の都合がありまして、私から紹介をさせていただきたいと思います。
皆さん、こんにちは。大地みらい信用金庫の辻と申します。大変ご丁寧なご紹介をいただきましたが、長く釧路で仕事をしておりまして、この歴史と伝統のある釧路ロータリークラブにお世話になることが出来まして、大変嬉しく思っております。
ご紹介しますが、大変な多趣味でして、趣味は山歩き、登山を含みます。カヌーやカヤックをやる。熱気球を数人の方でお持ちになり、熱気球もされます。今は、小清水のほうに置いてあるそうなので、機会があれば一度乗ってみたいなと思いますが、私は、高所恐怖症なので少し苦手かなと思いますが。また、タンチョウを見るのが趣味だそうです。何か興味ある方は、これからロータリークラブで一緒にお酒を飲む機会の時に、色んなお話をしていただけられたら、と思っています。
ただいま、ご紹介いただきました吉田と申します。よろしくお願いいたします。
吉田会長とは同じ苗字なのですが、縁戚関係はありませんで、たまたま偶然、吉田会長の下で会員にさせていただきました。| 会長の時間 |
皆さん、改めましてこんにちは。新聞やメールでご存知かと思いますが、当クラブ会員の栗林定コさんの奥様、かつ、定正さんのお母様であります、栗林ミキ子さんが7月15日にご逝去されました。皆さんと共に謹んでお冥福をお祈りしたいと思います。| 本日のプログラム |
| 近年の教育について |
皆さん、こんにちは。本日は、お招きをいただきましてありがとうございます。ご紹介をいただきました『釧路教育活性化会議』の代表を務めております。また『釧路の教育を考える会』の副会長を務めさせていただいております、三木と申します。
話しは変わりますが、子供たちを巡る教育の環境と世の中の有り様は、本当に大きく変わっていると思います。少子化に伴って、いま18歳人口がどんどん減少しています。一方で、大学は増えています。大学の間口がどんどん広まっていて、現実は選ばなければ誰しもが大学へ進学することが可能という状況になっています。それで、大学生の学力が極端なまでに二極化している、これは皆さんご承知の事実だと思います。また、高校生に関しても全く同様で、選ばなければ誰しもが高校に進学することが可能。特に北海道は、この傾向が顕著です。その中でも、釧路・根室に関しては一層顕著であり、ほとんど落ちる子供がいないに等しいような状況になっています。それから、例のゆとり教育の影響で子供たちの基礎学力が本当に大きく下がってしまいました。そこへ持って来て、家庭の力や親の力が劣化を続けていると思います。
私が、とある小学校のPTA会長に伺った話です。その釧路市内の小学校で、子供を学校へ通わせない親がいるそうです。これは「夫婦揃っているにも関わらずに、どうしてですか」と聞くと、夫婦揃って朝からパチンコへ行くらしいです。パチンコ三昧。上の子に、下の子の面倒を見させる。それがために、自分の子供を学校へ通わせない。その学校では、各学年に1組程度はそうした親が存在している。いわいる『育児放棄(ネグレクト)』といわれるものです。
また、家庭の力、親の力が非常に弱まっています。一方では、町内会活動に代表される地域のコミニュニティーがどんどん弱いものになっていると思います。そして、悲しいことですが学校もまた、力が弱まっているのではないか。
一昨年お配りしました学力テストの点数です。見開きの2枚目、3枚目にまたがります。これは、北海道全域で一斉に行われている学力テストの点数です。1教科60点です。5教科で300点満点です。これは私が代表を務めております。釧路教育活性化会議のページで公表して、北海道新聞の全道版の記事にしていただきました。「なんてことをするんだ」とその時に大分バッシングを受けましたが、あえて実名で公表してみたのですけれど、大体300点満点で120位が釧路の平均になっています。4割です。このテストそんなに難しいかというと、私ども学習指導を行っている塾の人間に言わせると、簡単です。計算問題ができれば25点取れます。文章題1問も立式出来て、角度計算が出来れば40点超えるような極々簡単な試験です。数学に関して、釧路は先ほど示したデータでも極端なまでに子供たちは算数・数学的な力が弱い。なかなか改善されないような状況が続いております。
さらに、裏になります。こちらは、北海道新聞の釧路版です。ご覧になった方も多いと思うのですが、『学力危機』と題して、九九が出来ない20代の若い女性の話が出ています。「九九が出来ない社員が今まで1人や2人ではなかった」とそのような状況書かれています。
そして、皆さまのテーブルに載せてある読売新聞ですが、読売新聞の北海道支社が特集しています『学力危機』という小冊子。第1部から第4部まで出ているので、載せておきました。もし、ご興味おありでしたら、私ども、「釧路の教育を考える会」の活動についても、何ヶ所か登場していますので、お持ち帰りいただければと思います。
かれこれ10年以上、子供の基礎学力問題を追い続けてきましたけども、時代のせいでしょうか。それともグローバルスタンダードの影響でしょうか。戦後教育によるものでしょうか。私自身、明確な答を持ち合わせておりません。かつて、日本人がとても大切にしてきたもの、気がつけば、何か失われてしまった。または、実に希薄なものになってしまった。便利になった反面、とても大切な物をどこかに落としてきてしまった。それが、無用な混乱を招くことになってしまったのではないだろうか、そのように思ったりもします。
子供たち自身は、接していて思うのですが、今も昔も何も変わらないと思うのです。ただ、子供を取り巻く環境は、本当に大きく様変わりしてしまいました。先ほど申し上げました、親の力・家庭の力の低下もそうだと思いますけれど、やはり、インターネットの普及というものが非常に大きな原因ではないかと思うのですね。
昔は、大人社会は大人社会、子供も社会は子供社会とある程度線引きがあったと思うのです。ところが、今は何もかもがフルにオープンになってしまい、子供たちに見せたくない部分があったとしても、子供たちはそれをちゃんと知っているのですね。
最後に、『子育て四訓』という二宮尊徳公の言葉をご紹介したいと思います。レジュメの最後に載せています。「子育て四訓、乳児はしっかり肌を離すな、幼児は肌を離せ・心を離すな、少年は手を離せ・目を離すな、成年は目を離せ・心を離すな」。そして、「可愛くば、五つ教えて・三つ褒め、二つ叱って、良き人にせよ」。
戦後、日本人の価値観そのものが変わってしまったのかもしれません。『不易流行』という言葉のとおり、変えてはいけないものは、変えてはいけない。子供の教育についても、正しくそれが当てはまるものではないかと考えています。私も、釧路の教育を考える会も、子供の教育の原点に常に立ち返りながら、地域のためになる、そして日本という国のためになる。何よりも、子供たち自身のためになる教育、その在り方を模索して参りたいと思っております。
丁度良い時間になったかと思います。つたない話で、ありがとうございます。ご静聴ありがとうございました。
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| 前田 秀幸 | お陰様で創業20周年をむかえることが出来ました。 これを機にオリプラ4階でラウンジ「ジュジュ」というお店を新規オープン致しました。 これからも謙虚に頑張ってまいりますのでよろしくお願い致します。 |
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